5月の連休は、2年間準備してきた徹夜仕事があって、とても忙しかった。
それでも、5日と6日なら時間を取れるだろうと、下呂に近い温泉宿を予約していた。
嫁はんが、ちょっとした山を登ってから宿に行きたいと言うので、「岐阜の山」を読んで、高飛騨古川にある「安峰山」に登った。
飛騨古川の共同墓地の駐車場に車を停める。
ここには立派な墓石が並んでいる。
この墓地の横をとおる舗装された林道を15分ほど歩くと、これまた立派な石碑がある。
ここから登山道を上がっていく。
登山道はよく整備されていて、とても歩きやすい。
昨夜はこちらも雨が降っていると思うのだが、乾いていた。
先をいく7人ほどの団体さんに追いついた。
すごく重装備だなと思い聞いてみると、白木峰を登るつもりでいたが、道が倒木でふさがっていたので、こちらの山に来たそうだ。
先にどうぞと、道を譲っていただいた。
五合目、六合目、八合目、には標識がある。
うっかりして見落としたのだが、八合目の標識は分岐ポイントで、標識の後ろから、山頂に直登する急な登山道が始まっている。
気付かずに通り過ぎてしまうと、ゆるい「シニア道」を歩いて、トイレと舗装した林道に出る。その林道を上れば山頂に着く。
標高差で500メートルほど登り、山頂に到着。
眼下には、飛騨古川の町並みが広がる。
白山も見える、
10分ほどしたら、先ほど道を譲っていただいた団体さんが到着した。
見晴らしの良さに歓声が上がった。
帰りは直登の道をおりて、8合目からは登って来た登山道を30分ほどで下りた。
車に乗って再び41号線を南下し、小坂から御岳山へいく林道を走る。
木曽御岳山を望む太平展望台に到着。
天気は良いが、風は寒い。
昨年9月に噴火した木曽御岳山の様子を見た。
噴煙は高々と立ち上っていて、まだまだ登れるようにはなりそうもない。
写真左側の一番高いところが、山頂の剣が峰だ。
今夜の宿、下島温泉 仙游館 に到着。
渓流沿いに建っている。
宿から道を歩いていく、川沿いの露天風呂。
普段は男女混浴で、毎日1時間だけ女性専用になる。
とはいっても、女性が入ってくることはないだろう。
中はちょっとレトロで、落ちついた雰囲気なのが良い。
仲居さんも家族的で、暖かな感じがする。
枕もレトロで、100%そば殻だったが、ちょっと高すぎた。
座布団にバスタオルを巻いて枕にした。
翌日、6日は、宿の近くにある「がんだて公園」へ行った。
正面の溶岩が固まった岩壁をよく見ると、溶岩の下には普通の土砂が見えている。
土砂の上に、流れ出した溶岩が乗っかっている構造になっていた。
54000年前に流れ出した溶岩が作った、深い谷と、台形状の溶岩の山を整備した公園だ。
入場料は、協力金として一人200円。
200円なら大したことはないだろうと、登山靴に履き替えず、ズックのまま歩き始めた。
溶岩が切り立った谷にそって、鉄の遊歩道が整備されている。
滝がある所には、階段もある。
4歳くらいの子供でも登ることができるほど、歩きやすい。
綺麗だね~、すごいわね~、と感心する嫁はん。
鉄の遊歩道が終わった所から、地面の坂を100メートルほど登る。
ちゃんと山登りのリュックをかついだ小学生のグループがいた。
坂は、新緑がとても綺麗だ。
原始の森を歩くような気になる。
登山靴を履いてきたら良かった、と、嫁はんが言う。
坂を登り切ったところは、平坦な溶岩台地で、針葉樹と広葉樹がいっしょに見られた。
道は平坦で、石が出ているところはなく、とても歩きやすい。
3キロほど歩いたところで、登山道は谷の反対側へ渡り、林道を下って、駐車場へ戻る。
谷底に下りられる所があったので、下りてみた。
とても透明度の高い水で、上高地の龍神池を思いだした。
ちょっと寄ってみただけだったが、予想外に素晴らしい景色だった、
駐車場へ戻って係の方に聞いたら、11月上旬の紅葉は大変に美しく、一番たくさんの人が来るそうだ。
他に行くところを予定していたが、ここだけでお腹がいっぱいになったので、そのまま富山へ帰った。
次は、ぜひ、秋に行くことにしよう。
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