そろそろ室堂へ行こうと、朝、6時半に立山駅に並んだ。
室堂往復を、アルペン倶楽部5割引の2100円で購入して、改札口へ行ったら背中をただくひとがいる。
金沢のMさんだ。
Mさんは剱山荘に新しいデザインのTシャツを買いに行くそうだ。
そこで、剱御前小屋まで一緒に登ることにした。
8時、室堂ターミナルを出発。
この頃は、空気は澄んで、雄山がきれいに見えた。
ミクリガ池の周囲は、まだ厚い雪で埋まっている。
地獄谷の階段が通れたので、簡易アイゼンを付けて下りたら、雪はほんの一部で、しかも踏み跡がしっかりしていて、アイゼンの必要はなし。
地獄谷をぬけ、テント場の手前から、ゆるい雪渓を下りて、雷鳥沢の橋を渡って雷鳥坂へ。
雷鳥坂は、とりつきから300メートルくらいゆるい雪渓があった。
念のため簡易アイゼンを付けてみたが、なくても大丈夫のようだ。
雪渓の先に3人グループが歩いている。
始発のバスで登った人は、Mさんとじじが先頭を切っているので、あの3人は泊まりの人じゃないかと思われた。
雪渓から夏道に入るところで、室堂を振り返った。
そのあと、ガスがわいて視界がきかなくなった。
幸い剱御前小屋までは雪渓は無し。
先週の土曜日に、雷鳥坂上部の雪渓で滑落があって大けがをした登山者がいたようだが、その雪渓は溶けたようだ。
剱御前小屋に着くと、先行していた3人グループが休んでいた。なんと全員若い女性。
どこから来たのか?、と聞いたら、室堂で働いている人だそうだ。
Mさんと別れて、別山に向かった。
別山に着いてみると、剱沢から雪渓が盛り上がって、平坦な山頂にも厚い雪があった。
↓別山の祠から見た。別山の山頂。
たまにガスが晴れて室堂が見える。
風が強くて、寒い。冷蔵庫にいるみたいだ。
真砂の手前で、ガスがあがった。このまま晴れてくれ!
しかし、またすぐにガスがわいてくる。。別山を振り返る。
この頃から、雄山を越えて縦走してくる人と、何人もすれ違った。
結局、真砂岳は、ずっとガスの中をくぐった。
富士の折立の登り返しが見えてきた。
この坂がきつくて、何度も足が止まった。。
このころから、雲ゆきが怪しくなってきた。
富士の折立も、大汝もパスして雄山へ急いだ。
太鼓の音が聞こえる。
雄山山頂が見えてきた。
雄山神社もパスして、一の越へ下りる途中、若い女の子たちの人だかりがあった。
何かと思えば、雷鳥君。
このあと、室堂から、高い雲の壁が動いてきた。
入道雲だ。
あっという間に、大粒の雨がバタバタと落ちてきた。
幸い雷の音はしない。
カッパを着て、傘をさして、一の越もパスして室堂へ。
この雨の雪渓に、ズックを履いた家族4人連れがいた。
小学生の子供2人が、おもしろがって、ズックで滑ってわざと転んでいる。
もう一人、サンダルを履いて上がって来た若者がいた。
7月の室堂は、すっかり観光地となっていた。
しばらくしたら、雨が上がって、視界が開けた。
太陽が熱い。近くを歩いていた人が、いっせいにカッパを脱ぎ始めた。
室堂荘手前に来たところで、パトライトをまわした山岳警備隊の車がきて、隊員二人が、一の越に向かって走り出した。
さっきの家族が気にかかる。。
雪渓の上を安定した走りで。みるみるうちに姿が遠ざかった。
あのスピードだと、一の越まで20分で着きそうだ。
3時。室堂ターミナルに到着。
振り返ると、雄山が雲に隠れていた。
室堂ターミナルでバスを待っていたら、Mさんから電話が入った。
剱沢で雨に降られて、買ったばかりのTシャツに着替えたそうだ。
先に帰ると伝えた。
帰り道、芦峅寺の集落付近を走っていたら、救急車が山に向かっていった。
Mさんからのメールでは、パトライトをまわした警備隊の車が、高原バス道を下りたそうだ。
あの家族ではないことを祈った。
夏バージョンですね^^
今思えば立山縦断ようできたなぁ~って
雄山から下って余りにも疲れたので
ターミナルレストランで晩飯をで済まそうと
寄ってはみたけど、終わりましたって
土産屋も何もなし(涙)トホホ
それからの雷鳥沢までが長いのなんのって(笑)でもまた行きたいなぁ~w
立山縦走されたんだ~~!!
気持ち良さそうですね。
お身体の方は、もう大丈夫ですか?
これから夏本番ですから、どんどん山に行きましょう・・・!!
このまえ来られてから、もう1年近くになりますね。
雷鳥はあちこちに出てきていて、目の保養になりますよ。
鳴き声だけで、姿が見えないのもいました。
ぜひ、いらしてくださいね。
今年はたくさん雪が残っていますね。
大汝休憩所あたりは雪がこんもりと盛り上がっていましたよ。
体調のほうはよくなりました。
しかし、足がなまっていて、富士の折立の登り返しではとても難儀しました。
gappaさん♪の体力が欲しいです。