称名じじは緑内障で大日岳を下りました

いつかまた山に登ります

2016/07/08(金) 立山の弘法平に伝わる話

2016-07-08 14:58:55 | 山登り

称名滝から八郎坂を1時間半ほど登ると、弘法平に出る。



弘法平には、こんな言い伝えを聞いたことがある。

 広びろとした弥陀ヶ原は、行けども行けども一滴の飲み水もなく、
 立山に登る人たちは苦しい思いをしていました。
 これを見てかわいそうに思った弘法大師が、
 持っていた錫杖をトンと大地に突きさしました。
 するとそのとたん、錫杖を突きさしたところから、
 水がこんこんとわき出てきたのです。
 それからのち、人々はこのわき水を弘法清水と呼ぶようになったのです。

とても有りがたい言い伝えです。
でも、どうして弘法大師だとわかったのだろう?。
「わしは弘法大師じゃ」と、ご自分で言ったのでしょうか?。

本当に弘法太師は立山に来ていたのか?、ネットで調べてみました。
その結果・・なんと、

 弘法水伝説はこれまでの調査で1489編を確認している。

え!、同じような言い伝えは、全国に1500もあるって(驚)。
そして標準的な言い伝えには、お婆さんが出てきます。

 ある村で喉が渇いた弘法大師が、老婆に水を所望する。
 老婆は遠方から水を運び快く水を提供したので、
 大師は水に不自由なこの土地に同情し、
 御礼に錫杖で地を突いて清水を出した。

ああ、この話は聞いたことがあります。
やっぱり後世になってから作った話なのでしょうね。

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