人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

闘病後の穏やかな一日

2017年06月20日 | 日々の出来事

ようこそ

平成29年4月28日に、7回目の抗がん剤治療を最後に、検診以外の治療は受けていません。

最近、テレビの報道で、よくアスベスト被害の報道があり、私も食い入るように見ていますが、当時の鉄骨住宅のほとんどに、このアスベストが使われているようです。

発病までに40年位の時間がかかると言われています。 私の場合は、当時を思い出してもアスベストの環境に居た事はありませんが、アスベストが原因で無い患者さんも、数は少ないものの中皮腫と認められる患者さんは居るようです。

中皮腫は、大きな症状が現れる頃には、すでに末期の状況と聞きます。私の場合は、膀胱がんの術後の半年目の検査で、腫瘍が見つかりました初期だった為に中皮腫と断定できずに、何度も何度も検査を受けました。それでも特定出来ずに、生体検査で肺の一部を取り出し特定する事になり、3度目の手術を受けた結果が、悪性中皮腫と言う発症例の極めて少ないガンと診断されました。

早期の発見だった為に大きな手術でしたが、無事に治療が完了しました。

昨年の今頃は、生きる事さえ諦めた私ですが、中皮腫の大手術から、今月で半年が経ちました。

上半身の右側半分が、大きくしびれて感覚が麻痺していて薬を飲んでいますが、それ以外は元気になり通常の日常生活では、特別の事が無い限り困る事はありません。

車の運転も自分で出来ますし、検診の為の病院にも一人で行けるまでに回復しました。

私は、アスベストが原因の悪性中皮腫ではありませんが、同じ病でアスベストが原因の患者さんは、「環境

再生保全機構」と言う独立行政法人が、神奈川県川崎市にありますので、ご相談をされましたら、場合により救済が受けられるかも知れませんので、ご連絡をされてはどうでしょう。

私は平成27年3月に膀胱がんの最初の告知を受け、翌月4月には前立腺がんの告知も受けました。

従って、2年3か月の間に、3箇所のガンの告知を受け、手術4回抗がん剤7回、入退院10数回受けましたが、今日も元気いっぱいに 邪魔をしながら会社に出勤しています。

人生何が起きるか分かりません。 正に「晴れたり曇ったり」です。 悪い事ばかりではありません。

こんな私でも、今日も元気に頑張っています。同じ苦悩で過ごされている患者さんも、きっと明日は良い事が訪れますように願っています。

では、次回に


最後の戦い

2017年06月19日 | 日々闘病日記

ようこそここえ

約2年間に渡るガン連合軍との戦いも最終章を迎えました。

約2年前に膀胱ガン君が、修ちゃんの体に住み着いている事が分かりましたが、その半月後には前立腺ガン君も同じように仲良く住み着いていました。 が、手術によって

その後の検査で肺にもガン君が見つかり、 翌年の6月の生体検査の手術の結果、アスベストで有名な悪性中皮腫ガン君と判明しました。 一時は、生きる事さえ諦めた時期もありましたが、生き延びています

さて、修ちゃんは、最後の治療として、抗がん剤治療を3回受けましたが、連続だった為に腎臓の数値が悪化して、4回目以降が先延ばしになってしまいました。

結局は、予定の6回を4回に変更し無事に治療を終えることが出来ました。 その後、ガン君連合軍は、大人しくなり修ちゃんの体内で、仲良く過ごしています。 が、又、何時暴れだすか分かりませんので、今後も油断せずに検診を受けて、仲良く共存して行くつもりです。

修ちゃんは、最後にガン君達に言いました「もし今後も暴れて、私が死んでしまったら、ガン君達も同じ運命を辿るぞ分かったか」と 

面白半分に書き、同じ病で苦悩されている方には、大変失礼をいたしました」ガンを美化して居る訳ではありません。私自身も2年3か月の間に、4回合計26時間に及ぶ手術と7回の抗がん剤治療と10数回の入退院を繰り返し、身体障害者にも認定されました。健常者の皆様も「早期発見、早期治療」を心がけて、私と同じ苦悩の闘病生活にならないように精進してほしいと思います。

ありがとうございました。

次回からは、元気に回復した日常生活を書きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 

では又ね

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新しい手術方法

2017年06月18日 | 日々闘病日記

ようこそ

これまでの悪性中皮腫の手術の標準治療は、「胸膜肺全摘出手術」と言う、患部の肺を全部取り除く手術でしたが、合併症も伴い術後に寝たきりになる確率も50%~60%とあると言われる手術でしたので、最初は手術を諦めて、生活の質が大きく変化しない緩和治療を決断し、生きることを諦めました。

その後の受診で、3年前より新たな手術方法として「胸膜切除、肺剥ぐ皮手術」と言う、ガンの患部である肺を覆っている胸膜を剥ぎ取り切除する手術がある事を知らされました。

しかし、この手術は実績も少なく現存するデーターも少なく、延命効果や転移、再発などの確実なデーターは無いとの事。しかし、一度は生きる事を諦めた修ちゃんは、この手術に賭けてみることにしました。

いずれの手術も10時間を超える大手術です。しかし、ここで思い直し、ガン君連合軍との戦いを決意したのです。 今に見ていろ 絶対に負けないぞ こちらも最強の中皮腫の治療実績のある先生君で迎え撃つ覚悟です。 絶対に勝って、膀胱ガン君と前立腺ガン君を見返してやらねば

それでは、いざ出陣 約10時間を超える手術は無事に終了し、悪性で強敵の中皮腫ガン君を、ほぼ退治することに成功しましたが、中皮腫連合軍の最大級の抵抗に合い、 先生君の連合軍も悪戦苦闘です。

完全に退治する事が出来ず中皮腫連合軍の中に、一部の残骸の隠れていたガン君を退治する事は出来ませんでしたが、ほぼ勝利宣言です。 ざまーみろ

隠れていた残骸の中皮腫ガン君は、後日に抗がん剤で退治する事になりました。

最大級の戦いは、先生君の連合軍お陰で、見事に退治する事が出来ました。が、今回の事がありますので、いつ何時にまた反撃を企むか分かりませんので、今後はガン君達を信用しません。

まずは、めでたし、めでたし

残りは、術後の予後の為の抗がん剤治療を6回受けて、再起不能になるまで叩きのめす事です。

このシリーズは、明日を以て終了です。次回の最終回も宜しくお願いします。

 

では又ね

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生きる事をあきらめた瞬間

2017年06月17日 | 日々闘病日記

ありがとうございます

いよいよ修ちゃんの手術の打ち合わせが始まりました。この悪性中皮腫君は、アスベストを吸う環境で生活して居た人が多くなる最悪最強のガン君です。

膀胱ガン君と前立腺ガン君は、それを見越してガン仲間でも最強のもっとも恐れられている中皮腫君を味方に付けた訳です。これには修ちゃんも一時は、うつ病を患う程落ち込み元気を無くしていました。精神科にも受診したりしましたが、家に閉じこもりがちになってしまいました。

先生君の説明では、標準治療は患部の肺を全部摘出すると言う10時間もかかる大手術です。

「数年の延命効果はあるが、術後に後遺症で寝たきりになる人も半分ぐらいあります。また、手術中の死亡例も僅かですがあり、場合によっては酸素のタンクを常時付ける必要がある」と言うものでした。

手術をしない場合は、「徐々に死に向かいますが、生活の質が大きく変化する事はありません」と言う説明で最後に「手術をしますか しませんか」との問いでありました。

家内と相談した結果、修ちゃんは手術をしない決断をして、中皮腫君とこれ以上戦う事をあきらめました。

修ちゃんのこの決断は生きる事を諦めた瞬間でした。悪性中皮腫君に負けたと言う事です。

これまでは、膀胱ガン君も前立腺ガン君も喧嘩して勝ち、仲直りをして仲良く生活してきましたが、半年間で裏切られ最悪の中皮腫ガン君を密かに仲間に誘い込み反撃攻勢をかけてきたのです。 コノヤロー

しかし、世の中は弱い者を見捨てません。その死を覚悟した数日後に、先生君から新しい治療方法を進められたのです。3年前より始まった治療方法で、現存するデーターは数少ないと言う事でした。

さて、その悪性中皮腫ガン君の撃退治療法とは・・・・・・・・・

続きは、また明日

 

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抗がん剤 対 中皮腫君

2017年06月16日 | 日々闘病日記

ようこそ

兵庫医科大学病院は、大学に併設された大学の付属病院です。日々、ガン君達との対決を研究しています。

悪性中皮腫は、肺ガンと違い肺を覆っている外側の粘膜に出来るガンで、部分切除は出来ません。

流石の兵庫医科大病院でも、肺を全摘出するのが標準治療らしいのです。

その位に恐ろしい強敵ですが、とりあえず、抗がん剤治療を3回して対決し、中皮腫君が弱った隙に手術でやっつける事になりました。

抗がん剤 対 中皮腫の戦いが始まりました。修ちゃんも初めての抗がん剤治療です。副作用にも耐えて修ちゃんは頑張りました。2回目、3回目と頑張りました。負ける訳にはいきません。

しかし、強者の中皮腫君は、抗がん剤位では、ギブアップしません。 コノヤロー

3回の抗がん剤対決で、結局少しは弱ってきた中皮腫君ですが、常に反撃の機会を狙っています。

今回の抗がん剤治療で修ちゃんは、髪の毛が少し抜けましたが、最初から散髪屋さんで丸坊主にしていましたので、大きな変化はありませんでした一番苦しんだのは、味覚障害です。

何を食べても苦く感じて、食べる事が苦痛になりました。食べる楽しみって凄いですね

そして、いよいよ兵庫医科大学病院での手術 対 中皮腫君の戦いが始まりました。

果たして、強者の中皮腫君は、どんな武器を持って手術に対抗してくるのか

続きは、また明日お会いしましょう

 

では又ね

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