修成建設専門学校 ガーデンデザイン学科 (造園)のブログ

関西の専門学校でエクステリア・ガーデニング・造園・園芸・園芸療法・外構・ガーデンデザイナーを目指す若者達へ

Aの庭から~不思議なクリスマスローズ(ヒデコートダブル)~

2011-03-02 00:30:00 | 日記
 3月1日 火曜日。本日

今年も早いもので もう3月になってしまいました
もうすぐ卒業式だね~
また、来年度(23年度)はどんな年になるのでしょうか?
寂しいような楽しみなような…そんなシーズンです



 さて今日はAの庭から珍しいクリスマスローズを
ご紹介いたします


こちら、一見SS(シングル)のような、でもやっぱりDD(ダブル)の
ようなお花です。
一重でなく八重でもなく二重くらい
株があまり充実してないので非常に判り難いのですが、
これは八重咲きに属します。
このコ、名前を[ヒデコートダブル]というんですが、
よく知られている普通の八重咲きとはちょっと違うんです。

この写真を見て、
「これはSSだ!」もしくは「珍しい八重咲きだ!!」と気付いた君は
なかなか、いやとっても素晴らしい


SD(セミダブル)の写真を使って花の造りをご説明しましょう。

クリスマスローズは花弁に見える(一番外側の)部分が実は萼片で、
その内側にあるモコモコっとしたピンクの部分が蜜腺といって
花弁にあたる部分なのです。
萼片の内側にある蜜腺が花弁化して多弁になった花のことを
八重咲き(DD)と呼ぶのです。
つまり八重咲きのお花には蜜腺がないはずなのです。

ちなみにSSの蜜腺はこんな感じ。
  
左:最もオーソドックスな蜜腺。色はグリーンが多い。
右:ダークネクタリーの赤系SS(蜜腺はネクタリーと呼ばれ、
  その色がグリーンでなければ色やトーンで名称分けされます)


ところがこの[ヒデコートダブル]には驚くことにこの通り…

しっかりグリーンの蜜腺があるのです

八重で蜜腺があるのはこの品種のみ。

不思議なクリスマスローズでしょ

基本的に[ヒデコートダブル]は渋赤系が多く、稀に?
渋ピンク系があるくらいでとっても地味な花色の品種です。
Aのヒデコは八重加減がちょっと寂しいですが、個体や株の
充実度合いによっては超多弁のボンボリ咲きヒデコもあったりで
これまた欲しくなってしまうのですが、とりあえず今居るコ達を
もっと充実させるべく頑張っていきたいと思っておりますぅ~

以上、変わり八重咲きクリスマスローズの[ヒデコートダブル]を
ご紹介致しました。

P.S クリスマスローズはちょうど今頃ホームセンターや専門店で
    店頭に並びます。みんなも是非いろんな咲き方をチェックして
    みて下さいね。
    注)ヒデコは専門店でないと出会えないかも…。

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1 コメント

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Unknown (N)
2011-03-02 21:02:16
勉強になります・・・・でも クリスマスローズは品種が多すぎてなかなか頭に入りませんでも頑張って覚えたいと
思います。
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