修成建設専門学校 ガーデンデザイン学科 (造園)のブログ

関西の専門学校でエクステリア・ガーデニング・造園・園芸・園芸療法・外構・ガーデンデザイナーを目指す若者達へ

今更レポート 2014夏 Ⅴ

2014-08-22 17:30:00 | 日記
 8月1日金曜日、当日この日は、5年前に実習で造った
新大阪のマンション中庭をリニューアルして来ました

3か月半に及ぶ大規模なマンション改修工事で中庭の植物が
弱ってしまい、再度、理事会からの要請を受けて今回リニューアル工事を行うこととなりました

ではその様子を早速ご覧いただきましょう

2班に分かれて作業開始

まずはN先生指導の元、すっかり消滅してしまったタマリュウ島
の復旧工事。先生が説明しながら植えていく様子をみんな真剣
に見てますね~


その後、N先生のお手本に倣ってみんなで植え付けていき
ました。



こちらはタマリュウ以外の植物を植え付ける植栽班。
まずはみんなで相談しながらベストな配置を決めていきます。


イイかな?と思う場所に植物を仮置きしては…


みんなで確認作業。それを何度か繰り返し、全て決定した
ところで、


植え付け作業に移ります。

以前から植えられていた植物を見て「これなんだろう?」と
団地さん。それは日照不足で色が抜けてしまったコクリュウ
です3か月半もシートの下にあった植物は本来の姿とは
随分違うね

尺鉢に入った斑入りのヤツデを鉢から抜くのに悪戦苦闘の
HさんとMさん。
大きな鉢を率先して担いでくれました

頼もしいゾエジョ(造園系女子)です

でも、休憩時間には「写真撮ってください」とSさんにMさん。

ゾエジョは逞しいだけじゃなく、こんなに可愛らしいのです

この日は中庭での作業ということで直射日光下ではなかった
ものの、風もなく蒸し暑い一日。熱中症になる子も居ましたが、
少しの休憩だけで「お昼休憩は要りません」と午後になっても
作業続行


H姉さんも頑張ってますね


N先生も頑張ってますね…おや?

「俺がやる、オレがやる」と和風庭園にはこだわりのあるN先生
なのでありました

さぁいよいよ出来上がりが見えてきました


N先生、盛り上がった砂利を均して最終仕上げ



こうして出来上がった中庭がこちら↓

正面からみるとこんな感じに。
左側の大陸と右側の島を挟んで中央に海が見えます。


フォーカルポイントの一つ、岸辺には船に見立てた手水鉢が
停泊。

上から全体を見るとこんな感じ。

植物のグリーンが全体を引き締めすっきりとした中庭に
仕上がりました


作業を終えたみんなも満足のこの表情
疲れ知らずのみんなには全くもって脱帽です

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広島出身の海ガメ達へ

2014-08-21 08:45:29 | 日記
 広島で昨日起こった大規模土砂災害の様子がTVでずっと

流れています。

広島出身の海ガメ達、被害はありませんか?

これを見たら、コメント下さい!
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今更レポート 2014夏 Ⅳ

2014-08-17 22:30:00 | 日記
 7月16日水曜日 当日この日は能勢のH様邸にて剪定
実習を行いました能勢は大阪市内よりは2~3℃低く、大阪の
シベリアと呼ばれています。とは言え、この日の最高気温33℃
厳しい酷暑の中、みんな一日よく頑張りました

以前このブログでご紹介した、今更レポート2014夏Ⅱの修成裏
植マス剪定実習は、実はこちらのH様邸実習の練習
本番では上手く剪定できます事やら…

では早速ご覧下さい

AちゃんとYさんがN先生指導の下、サツキの剪定

ブルーシートも有効的に使ってね

こちらではNとTくんが脚立と高枝切狭を使って柚子とツバキを
剪定中

Nの手と足の裏は柚子の棘で傷だらけ
剪定した枝を踏んで靴底を貫通し、上がった悲鳴が能勢の野山
に響き渡っておりました

前栽ではMくん、Kやん、レゲエが仲良く刈込作業。

作業姿はなかなか様になってますが、鋏さばきがイマヒトツ

その反対側で一人ツバキの剪定を任されていた“師匠”こと
BくんにKやん弟子入りと相成りました

Bくんは実家の仕事を手伝っているだけあって、以前の剪定
実習でもクラスの中ではなかなかの腕前クラスメイトにも
一目置かれる存在となり、この日もみんなの指導に当たって
くれました

H様邸庭園の中で最も高い五葉松の木の上には、クラスで最も
背の高いYくんの姿が…

太陽に一番近く暑さも半端ないこの場所で、作業開始から最後
まで一人でよく頑張ってくれました

こちらではツバキの剪定を終えたTくんがカイヅカイブキへ
移動

脚立が傾いてないかい?これはとっても危険です
良い子のみんなはマネしないでね

そして主庭では、B弟がモミジの剪定に挑戦

始めは「どの枝を切ったらイイか全然分からん」と
言っていましたが、作業が進むに連れてコツを掴んだ様子。
良い経験になりました

お昼休憩を挿んで午後からはより一層強い日差しが照り付け
予報を上回る気温となりました
熱中症を気にしつつ、水分補給を促しながら作業は続きます。

メンズはまぁイイとして、頑張り屋さんの多い女子は特に頑張り
過ぎて水分補給を忘れがちにならないよう、特に気を付けて
目を配ります

Yさんも腕まくりして頑張ってますね~
毎回のことながら、この日も皆の為に沢山の飲み物や、手作り
の水菓子をご用意下さったH様の奥様が大好きになったYさん。
「奥さんの為に午後からも頑張ります」と張り切って作業
してくれました
そういう気持ちを持って仕事ができるって素敵です

剪定指導をしつつ、1日お庭をぐるぐる回って写真を撮っていま
したが、どんどん質問が飛んできました
剪定のコツをマスターしようと、この日の暑さもどこ吹く風。
みんな一生懸命に頑張っていました




最後はしっかりお掃除をしてこの日の作業は終了

お庭もすっかりキレイになって、H様の「ありがとう」の言葉と
その出来にみんなも大満足の剪定実習となりました
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今更レポート 2014夏 Ⅲ

2014-08-15 00:00:30 | 日記
 6月28日土曜日、当日
この日は西淀川区役所主催の園芸セミナーに参加しました

テーマは“エコ ハンギング”
西淀川区の花と緑のサポーターさんたちが種から育てられた
ペチュニアの苗とペットボトルを使って、西淀川区民の方々に
ハンギングバスケットを造っていただくというイベントです。

会場の準備や受付、案内などを済ませ、いよいよセミナーが
始まりました
開会式ではN科長がご挨拶。緑の大切さやこれまでのガーデン
の取り組みなど様々なお話しをなさいました。


みんなは会場の一番後ろでスタンバイ。


開会式の後、エコ ハンギングバスケット造りの説明が終われば
さぁみんなの出番です


テーブル毎に分かれ、参加された皆さんのバスケット造りの
お手伝い


初めてのセミナー参加だけにいつになく緊張気味でしたが、
返ってそれが良かったみたい   


参加された方の動作や質問をしっかり見聞きして、自分が何を
してあげればいいのかを考え、真剣に‘人の役に立とう’という
姿勢が痛い程に見て取れました 


また、作業のことだけでなくいろんなお話しができた様子
笑顔も見え、コミュニケーション能力もです。


そういうことが何よりも一番大事
このような経験が、これから社会に出るみんなを
“必要とされる人材”へと変えていくのです。

後日、セミナーに参加された方々へのアンケート結果をお知らせ
いただきました。
「学生さんがとても丁寧に対応してくれた」
「学生さん達が手伝ってくれて嬉しかった」
「学生さんと話せてとても楽しかった」
「学生さんが丁寧に教えてくれたので、上手に
 できました。また参加したい」…などなど。
みんなが頑張ってくれたこと、そしてみんなの行動が参加
された多くの方に喜ばれ、評価されたことがたまらなく嬉しい
園芸セミナーとなったのでありました



コメント (3)
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修成はリフォームラッシュ vol.2-6完成‼

2014-08-12 09:00:00 | 日記
 学生の、学生による、学生の為のリフォームプロジェクト
第二弾、完成作品を全てドド~ッンとお見せします

 まずは、やっぱり施工前風景から

修成裏口の隅の隅に位置するこの1畳ほどの狭いスペースを…

ものづくりの楽しさ、みんなで協力し合って造り上げる大切さ、
そこから生まれた仲間意識や信頼感を身に染みて感じながら、
学生たちが丹精込めて造り替えた空間がこちら↓

タイトルは“THE 坪庭 ~一畳に大自然~”
都心では敷地いっぱいに住宅が建てられ、庭を広く取れず、
玄関前のわずか一畳ほどのスペースでしか緑を楽しむことが
できない。そんな住宅街をよく見かけます。その場所を何とか
有効利用できないかと考えに考え抜いてできたのがこの作品
遠近法をふんだんに取り入れ、奥行きと広がりを感じさせられる
大自然を凝縮した和モダンの坪庭をご提案致します

狭いスペースを敢えてR壁で区切り、そこに2つの窓を設置。

視線を固定することで、その先に配置したフォーカルポイントを
よりいっそう強調。視線をずっと奥まで引きつけ、見えない部分
に広がりのある風景を連想させる“額縁効果”を取り入れました。

大きな窓からは1つ目のフォーカルポイントとなる、手造りのあの
灯篭が。グランドラインは奥へ行くほど高くし、寒水で山から海へ
の水の流れを曲線で表現しました。


奥へ目線を誘導し、川幅を変えることで より奥行感が出るよう
工夫。

海にはコケ島も浮かんでいます

小さな窓からは2つ目のフォーカルポイント、獅子頭モミジが。

秋には美しい紅葉を楽しませてくれます

植栽は和モダンを意識してセレクトしました
まずは、R壁の右内側に この空間の引き立て役としてライム
グリーンが一際美しいホスタ“サム オブ サブスタンス”を。


そしてR壁の外左側には、ホスタとはまた異なった雰囲気を持つ
サラサラと涼しげなライムグリーンの風知草と、シルバーリーフ
のアサギリソウを。


その他、R壁の外右側から斑入りのシラサギカヤツリや黄色斑のヒトツバ、コクリュウにニシキシダ“ウルスラレッド”、獅子葉ツワブキにヒューケラなどを植え、コケやタマリュウの丘に、見た目にも鮮やかなカラーリーフプランツが品のある華やかさをプラスしています。



また背面のウッドフェンスには、風船カズラを誘引し、


風鈴やすだれの小物で夏らしさを加え、どこか懐か新しい和と
モダンの空間を演出しました。


そして夜には…

奥に設置した灯篭が壁の中を明るく照らし、窓から漏れた淡い光
が昼間とは違った風情ある雰囲気を演出してくれます。



第一弾とは趣向を変えて、全くテイストの異なった作品に仕上がりました
参加した学生達が、修成で確かな知識と技術を学び得た証です
一人ひとりのこれまでが、これほどの作品を造り上げたのです

2か月半という時間を掛けて、このリフォーム計画に必死に取り
組んできた学生達、そしてこの2つのリフォーム計画は私達
教職員の誇りです 君たちは素晴らしい
これからも自信とファイトを持って進んでいって欲しい
みんな、頑張れ~


…ということで、リフォームプロジェクトのご報告とさせていただき
ますありがとうございました


~最後のおまけ~
実は今 修成では、また新たなリフォームプロジェクトが進められています。今度は修成の1F食堂を新しくリニュ-アル
この新たなリフォームプロジェクトは学生達からあがった声に
よって実現し、今回のプロジェクトで意気投合した建築とガーデンの1、2年生3人組が計画した案が見事グランプリを受賞するという栄誉に輝きました なんと嬉しいことでしょう
そして8月末頃から施工開始ですできるだけ多くの学生に
ものづくりの楽しさを知って欲しい
だから、みんな、是非こぞって参加して下さい
みんなで最高の作品を造ろう


コメント (6)
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