神戸高と兵庫高、15日ぶりに再開 新型インフル
2009年5月30日11時25分
写真:登校する神戸高校の生徒たち=30日午前7時56分、神戸市灘区、西畑志朗撮影
新型の豚インフルエンザ感染者が多数確認された兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)と同兵庫高校(同市長田区)が30日、15日ぶりに学校を再開し、生徒が元気に登校した。
両校は最初の感染者が確認された16日から休校していた。県内の一斉休校は18~22日だったが、神戸高で17人、兵庫高で43人と感染者が多く、休校が長引いていた。全員が回復しているという。
国内初の感染が確認された神戸高では、生徒全員がマスク姿で登校し、「久しぶり」「元気」と声を掛け合っていた。各教室では、週明けからの授業再開に向けての説明があり、その後、会見した岡野幸弘校長は「生徒の笑い声や、部活のかけ声が響く学校こそがあるべき姿だなと思った」と語った。
同校は中間テストを中止し、授業の遅れは夏休みの短縮などで対応する。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の恐れがある生徒もいるため、臨床心理士の指導を受け、教師らがケアにあたるという。
兵庫高ではホームルームで台湾から贈られたマスクが1人4枚ずつ配られた。会見で江本博明校長は「にぎわいが戻って良かった」と顔をほころばせた。同校は6月9日から中間テストを実施し、授業の遅れは、夏休みを5日間短縮するなどして取り戻すという。
出典:http://www.asahi.com/national/update/0530/OSK200905300040.html
洗足学園、1週間ぶりに授業再開 新型インフル
2009年5月28日10時51分
写真1週間ぶりに授業が再開し、登校する洗足学園の生徒たち=28日午前9時34分、川崎市高津区、豊間根功智撮影
ニューヨークから帰国した高校2年の女子生徒2人が首都圏初の新型の豚インフルエンザ感染者と確認され、休校していた洗足学園(川崎市高津区)が28日、1週間ぶりに授業を再開した。
ラッシュアワーを避けるため、登校時間を1時間以上遅くして午前9時45分にした。生徒らは明るい様子で、マスク姿は少なかった。全校集会で経緯を説明した後、3時限目から授業を始めた。
学園によると、生徒からは「再開してうれしい」「友達とたくさん話したい」「崩れた勉強のリズムを取り戻したい」などの声が出たという。前田隆芳校長は「心ない中傷に不安を抱えている生徒もいる。生徒たちの笑顔があふれる学園にしたい」という談話を出した。
感染した生徒2人はほぼ平熱に戻ったが、27日の検査でも陽性反応が出たため、東京都八王子市と川崎市で入院が続く。2人に同行した高校3年の女子生徒4人と米国人女性教諭に感染の兆候はなく、28日から登校したという。
感染した生徒は19日の帰国後登校していないが、学園は近隣住民に配慮し、幼稚園から大学院まで21日から臨時休校にしていた。学園によると、当初はメールなどで渡航に対して約200件の批判があったが、その後は千件を超す激励が届いたという。
出典:http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905280090.html
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