洋ネコのウリは仰向け寝がクセだけど、近頃進化している。仰向けなのだけど、アルマジロみたいに丸くなっている。慌てて写真を撮ろうとしたら、徐々に伸びてきてしまった。おしいっ!ウリはあまり二階に上がってこない。手足が短いから、階段の上り下りが面倒なのか、お腹をするからイヤなのかも。だから、いつも階段の下で降りてくるのを待っている。ウリの変なところは、まだある。冷蔵庫を開けると、中に入りたがる。食べ物がこの中に入っていることを覚えてしまったようだ。筋金入りの食いしん坊なのは確かだ。ご飯はあげればあげるだけ食べてしまう。目をはなすとキュウの分まで食べてしまう。オヤジ似か?
夕飯を食べ終えテレビを見ていて、ふと私が座っている後ろを見たらキュウが爆睡。両手を投げ出し、なんだか行き倒れのネコみたいな、情けなーい寝姿。ほぼ黒ネコに近いので、写真を撮るのが難しい。撮ってもナマコみたいに黒いかたまりに写ることが多くて、トホホです。今日は暑さバテなのか、寝てばかりで静かだった。うちの和室にはふすまタイプの押して開閉する扉があるのだけど、キュウが一番最初に扉の開け方を覚えたのはコレ。先日、キュウがその扉を部屋の外から押して開け、部屋に入ったら自分で閉めた。賢すぎる。
ほぼ黒ネコのキュウは、短毛の日本ネコでおとなしく可愛いし、驚くほど賢い。が、洋ネコのウリは、いまだに理解できないことが多い。もの凄く臆病なわりに、網戸ごしのおとなしい外ネコに向かって「フー」と怒って威嚇する。寝ていると人の頭を爪とぎのようにし、噛みついて髪の毛を抜こうとする。ドライフードは一粒ずつ器から出して食べる。途中で落としてお皿の影に入っても、その一粒をとことん追いかける。キュウを舐めて仲良くしているなと思ったら、突然噛みつく。そして、ウリは御膳の上に箸を出しておくとボロボロに噛んでしまう。金属のスプーンとフォークでも、御膳から落として噛みついてはなさない。仕方がないので、使っていないスプーンをウリ用にしてあげた。私たちが食事をするときは、ウリにはマイスプーンを渡してあげる。ウリが悪いことをしたときは「ウリちゃんのスプーン、ポイしちゃうからね。いいの?どうするの」と言って聞かせるとおとなしくなる。賢いのか、アホなのか理解不能なヤンキーネコだ。
お腹の贅肉というのは、自分とは違う生き物が体に寄生しているようだ。強力ガードルと腰用コルセット、シェイプソックスを身につけていたが、わずか3時間でひっぺがす。ゆったりと過ごしてした贅肉たちは、いきなり締めつけられ、行き場を失うと反撃してくる。贅肉の一部は、コルセットの隙間から顔を出していたが、行き場のない贅肉は体の内部へ押し込められた。内臓も血管もお腹の贅肉に押しつぶされたせいか、最初は目がチカチカ、次ぎに耳鳴り、そして気持ち悪くなってしまった。これは、いけないと思って一気に全部はずしたら止まっていた血液が流れ出したからか心臓がバクバク状態。せっかく運動したのに絶不調だ。これは、絶対にお腹に寄生している贅肉が居心地が悪いので反撃してきたに違いない。しかも、参ったことに五十肩の左肩が悪化。動かした方がいいと思って、腕をブンブン回してしまった(遠心力で血行が良くなって、治るかと錯覚)。肩、ひじ、手首、指先の関節までもがズキズキ痛む。鎮痛剤を飲んだが効かない。左腕の肩から指先までくまなくバンテリンを塗るはめになった。とーちゃんは薄ら笑いを浮かべ「あきれてものも言えない」というので「じゃあ、いうなよー」と言い返す。私のお腹の贅肉に告ぐ「お願いだから、金曜日一日でいいから、どっかに消えて~」。健康診断になんで体重測定があるんだよ~。過酷な一週間になってしまう。
うちの二階のベランダは、外ネコたちの格好の昼寝場所のようだ。この写真のネコは、はす向かいの家の飼い猫でチビちゃんというらしい。うちの娘たちと同じくらいだから、チビちゃんというのも変だけど。この子はオスネコで手を出すと、ひっかかれる。しかも、人慣れしているからちょっとでも隙間だあれば、うちの中に入ってきてしまう。このネコの兄弟のオスネコと、うちのネコは仲がいいのだが、この子は嫌いみたい。網戸ごしでもウリは、怒って威嚇する。キュウは、見向きもしない。だから、家の中でかちあうと大変なことになりそうなので、すぐに外に追いやる。家ネコなんだから、うちじゃなくて自分のうちで我慢しろよ。と、思うのだけど、なぜかいつもこうやって、うちのベランダでくつろいでいる。
この季節は、起きてから布団をすぐに押し入れにしまわず、洋間のテーブルの上で干しておく。今日、外はどしゃぶりの雨で半袖だと肌寒い。雨のせいだか珍しく今日は娘二匹共、家中を走り回らず静かだ。仕事をしていてもあまりに静かなので気になって見に行ってみた。なんだあ~この姿。と思わず笑ってしまう。シーツパッドを掛け布団のようにして、実に気持ちよさそーに爆睡。しかも、二匹共一緒に。睡魔のビビビ光線が二匹から出ているのか、見ていたら私まで眠くなって目が回ってくる。いいなあ~、寝て、食って、遊んで、暴れて、好き放題で。私もネコ科動物なのか、雨の日は眠くてだるい。一緒に昼寝しようかと思ったけど、やっぱ仕事しよっと。
ずっと前に書いたと思うけど、洋ネコハーフのウリは、ネコ1ダースを飼っている友人からもらってきました。もらってきたというより、ビール2ケースと交換した。という方が正しいかも。ウリの産まれて間もない頃の写真が手に入りました。右がその写真。仰向けに寝て、口開けて、なんて可愛いんだ~。といいたいが、なんて間抜けなんだあ。仰向けに寝るクセは、いまも変わらない。左の写真のように、爆睡しているときは部屋のどこかで、こうやって仰向けの寝姿。まるで、タヌキみたいに見えてしまう。こうやって寝ているときに「ウリ!」と呼んで驚かすと、最初に目がパチッと開き次ぎの瞬間に腹筋で起きようとするができなくて、ジタバタする。起こしておきながら知らん顔すると、ウリは耳が後ろ向きになってムッとしている。「ウリちゃん、子ブタのように太っているんだしネコなんだから、腹筋で起きようなんてムリでしょ~。かーちゃん、だってできないんだから」と言い聞かす。