新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

パンデミックになりそうな豚インフルエンザの報告Eurasian avian-like H1N1 (EAH1N1) swine flu (SIVs)

2015-12-31 11:05:35 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

人間界に入りパンデミックを起こす(かもしれない)可能性の豚インフルエンザの報告。

  • 問題のウイルスはEurasian avian-like H1N1 (EAH1N1) swine influenza viruses (SIVs)
  • 2種類あり
    A/swine/Guangxi/18/2011
    A/swine/Guangdong/104/2013
  • 中国24地方の豚34000匹以上を調査。結果、10地方の226匹から検出。
  • 交叉免疫なし。ヒト159人の血液サンプル中、A/swine/Guangdong/104/2013に対する抗体はゼロ、まったく見つからなかった。
  • US Centers for Disease Control and Prevention risk assessment tool で評価をおこなったところ、H5N1, H9N2, variant H3N2, H7N9, and avian H1N1と比べてももっともパンデミック起こす可能性が高いことがわかった。
  • これは警告に値するとOsterholm氏コメント。

人間の誰も抵抗力をまったく持たないウイルスが、もう既に広範囲に豚に拡がっているよという報告です。新年2016年にヒール(悪役)デビューしないことを願いながら年を越しましょう。

ソースはCIDRAP
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2015/12/study-flu-virus-pigs-shows-worrisome-pandemic-profile

Study: Flu virus in pigs shows worrisome pandemic profile


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鳥インフルエンザH7N9の院内ヒトヒト感染報告が騒動に

2015-11-20 08:59:50 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

鳥インフルエンザH7N9のヒトーヒト感染(@院内感染)がBMJに報告され一般報道含め騒動になりつつあります。

  •  中国浙江省の病院.
  • 第一例は49歳男性。2月24日、H7N9感染確認され専門病院へ移送。4月20日に多臓器不全で死亡。鳥市場にて2羽の鶏購入歴確認。
  • 第二例は57歳男性。2慢性肺疾患(COPD)合併。2月18日から23日まで、(第一例がH7N9と診断され移送される前のタイミングにて、地方病院にて)第一例と同じ病室に入院 。こちらは発症前15日間、鶏接触歴はなく、近所の養鶏農家・家庭内ふくめて一切H7N9は検出されていない。

両者に共通する暴露歴はなく、5日間同じ病室ですごすあいだにヒトヒト感染したことが強く示唆されるケースです。H7N9のヒトヒト感染自体はこれまでも家族内感染が少数報告されてきていて初めてではありませんが、入院同室患者のヒトヒト感染となると、MERS並みのことになるのかならぬのか、固唾をのんで、一般報道も盛り上がっているところです。

H7N9は例年、これから春節にかけて盛り上がってゆくパターンを繰り返しており、さらに、鳥のフォローも出来ていない(どこから来るのか不明状態)、鳥市場を閉鎖すれば済んでいた2013年の状況から変わってきているので、日本流入の可能性も2013年の状況よりは増えてきているのが実際のところです。

ソースはHealthday, ANI
http://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/bird-flu-news-724/person-to-person-bird-flu-transmission-likely-happened-at-chinese-hospital-705367.html 

http://www.aninews.in/newsdetail10/story241311/person-to-person-bird-flu-transmission-scare.html

http://afludiary.blogspot.jp/2015/11/study-probable-nosocomial-transmission.html

Person-to-Person Bird Flu Transmission Likely Happened at Chinese Hospital

Previously, the spread has been limited to within families, researchers say

 


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米国の鳥インフルエンザの怪、なぜ裏庭農家がOKで大規模養鶏場がやられるのか

2015-05-21 09:15:28 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

鳥インフルエンザH5N2の猛威が依然出口が見えない米国、不思議なことが起こっています。バイオセキュリティを完璧に対策とった大規模養鶏場が軒並みやられた一方で、零細裏庭農家が無事なことが多いと。

  • 今回の鳥インフルエンザ騒動で、零細裏庭農家が比較的無事な一方で、バッチリ裏庭農家対策をとっているはずの大規模養鶏場での発生がとまらないことだ。大規模養鶏場では、他所からの動物と鶏が絶対に接触することが無いようにバイオセキュリティを徹底、従業員は衣服の消毒に靴カバー、シャワーさえ徹底しているというのに。
  • この状況は、従来の常識が通用しない。その理由は誰にもわからない。
  • ひとつの説として、バイオセキュリティに穴があるのではと。たとえば、池の水を鶏に与えたりシャワーに使ったりする農家がある。しかし池には野鳥が来たりもするので、水を介した感染の可能性も推測しうる。

アイオワ州の産卵鶏の40%がすでにやられてしまい、卵価格の上昇という形ではねかえっています。
従来の常識でやれることは何でも、金に糸目をつけずやってもおさまらない(気温の上昇とともにペースは鈍ってきているけれど、秋になったら再興といわれている)。大自然の復讐なんて言葉が思い浮かぶ状況です。またぞろ陰謀論がにょききょきと出てきそうですね。

ソースはmotherjones
http://www.motherjones.com/tom-philpott/2015/05/ongoing-bird-flu-crisis-stumps-experts

Bird Flu Is Slamming Factory Farms But Sparing Backyard Flocks. Why?

| Wed May 20, 2015 6:00 AM EDT

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次に人間界に近づいているのは鳥インフルエンザH6か

2015-05-07 19:43:40 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

いまだヒト感染は1例だけれど、ウイルス自体のヒトへの親和性が相当あるらしい・・・H6のそんなプロフィールが明らかに。

  • H6は1965年に米国の七面鳥で見つかって以来、世界中の鳥で見つかっていたが、特にここ数年急速に増加しており、中国ではH5N1,H9N2,と並んで3大メジャーの一角をしめている。
  • 現時点でヒト感染は1例だが、哺乳類に感染しやすい特徴が見つかってきている。中国では34%がヒト受容体α-2.6に親和性。ラット、ギニアピッグにも。
  • 中国22省から15689サンプル採取して血清学的調査。A/chicken/Y94/Guangdong/2011 (H6N2)使用。
  •  Hemagglutination inhibition (HI) assay とmicroneutralization (MN) assay
  • 15689サンプル中298サンプルでHI陽性(20倍以上)、さらにその中で63例でMN陽性。
  • 陽性率は職業的属性により異なり、鳥市場従業員、小規模農家、大規模農家、野鳥園従業員で高かった。χ2 検定で鳥市場従業員では大規模農家より有意に高かった

まだヒト感染の数は1例だけだけど、鳥のあいだでは(特に隣国で)メジャーになっていて、ヒト感染も(理論上)しやすくなってきていて・・・とイエローカード状態です。なんかやだな。
http://wwwnc.cdc.gov/eid/article/21/7/15-0135_article

Volume 21, Number 7—July 2015

Letter

Seropositivity for Avian Influenza H6 Virus among Humans, China

 


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パンデミックは迫っているのかもしれないby nature

2015-03-13 17:19:41 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

H7N9のゲノム分析ペーパー@nature
パンデミック可能性にも言及。

  • 5省15都市の活鳥市場でスワブ採取、分析。7都市において3%のサンプルで陽性。
  • 438サンプルの遺伝子分析。
  • 流行が南へ拡大するにつれ、大きく3つの系統に分化していった。これらにより、流行に寄与するルートや市場が明らかになった。中国東部がレザボアになり、拡大の中心地で有りつづけている。
  • ウイルスが多様性を増すにつれて遺伝子変化、毒性や感染性が変化することが考えられる。それゆえ遺伝子分析は、哺乳類への感染性をみる上で欠かせない。H7N9は、H5N1より、よりヒト感染の親和性が高い。
  • これまでのデータ蓄積が少ないことはネックになっている。GenBankに登録されているのは2014年がわずか8種、2013のも258種しかない。マッピングは困難。
  • 過去15年間に登録されたゲノムを分析すると、実際にサンプル採取されてから何か月何年も経ってから分析されていた。これをViral lagという。サーベイランスと遺伝子分析にはコストがかさみ、動物についてルーチンにおこなうのは困難である。さらにH7N9についていえば、BSL4施設が必要となってくる。
  • 実際にパンデミックの脅威が差し迫っているというわけではない。警告されているのは「H7N9も、H5N1やH9N2のごとく、中国を越えて他の国に発生があるのが時間の問題だ」というところまでである。ただ、H7N9がヒトに感染してゆけるようになればパンデミックの有力候補になる可能性が高い(“should be considered as a major candidate to emerge as a pandemic strain”. )。
  • 何がパンデミックになるのかはわからない。昨年、「次のパンデミックになるのは、いまヒト感染しているものとは限らない」という議論が展開されたばかりであるが、しかし、ワクチン開発などの優先順位をつけねばならぬとしたら、H7N9に優先順位が与えられるべきである。
  • 潜在的脅威には事欠かない。WHOは先月、「インフルエンザの多様性の地域的拡大は未曽有のものである」と言っている。H10N8, H5N2, H5N3, H5N6 and H5N8。これがサーベイランスの進歩によるものなのか、本当に増えているのかはわからない。しかし、この、多様性の増加がパンデミックを起こすウイルスの脅威が高まっていると言えるのかどうか断言するのは困難(It is “practically impossible” to assess whether this increased diversity represents a heightened threat of a pandemic virus emerging, says Guan.)

まあ、これはいわゆる”煽り報道”ではないので、「結局どっちやねん!」と言いたくなる人も出てきそうな文章になりますが、ここ最近のH7N9、H5N1、そしてミズーリ州の鳥フル報道などが同時並行で流れてくることに、感覚として不気味さを感じる人は多いと思います。ある日突然、我々(常連さん)リスコミに駆り出されるということは、いつも可能性があるのだと意識してゆく必要があるでしょう。

 

 

ソースはnatureニュース
http://www.nature.com/news/flu-genomes-trace-h7n9-s-evolution-and-spread-in-china-1.17077

Flu genomes trace H7N9's evolution and spread in China

But surveillance of avian influenza viruses is patchy and slow.

11 March 2015
 
Dissemination, divergence and establishment of
H7N9 influenza viruses in China
Tommy Tsan-Yuk Lam
1,2,3
*, Boping Zhou
1
*, Jia Wang
2,3
*, Yujuan Chai
2,3
*, Yongyi Shen
2,3
*, Xinchun Chen
1
*, Chi Ma
2,3
,
Wenshan Hong
2
, Yin Chen
4
, Yanjun Zhang
4
, Lian Duan
1,2,3
, Peiwen Chen
1,2
, Junfei Jiang
1,3
, Yu Zhang
2,3
, Lifeng Li
2,3
,
Leo Lit Man Poon
1,3
, Richard J. Webby
5
, David K. Smith
2,3
, Gabriel M. Leung
3
, Joseph S. M. Peiris
1,3
, Edward C. Holmes
6
,
Yi Guan
1,2,3
& Huachen Zhu
1,2,3

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鳥インフルエンザのカギはG57。パンデニックに一歩近づいてるか(H9N2)

2015-01-03 21:09:56 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

鳥インフルエンザH9N2のスタディ。

  • H7N9の前身とされるH9N2のスタディ。
  • 2009年から、遺伝子多様性が減少する傾向に。遺伝子多様性が減少するということは、ある1種類の優勢なものにまとまる傾向があるということで、(ウイルスとして)有能で感染性の高いものの完成に向かってゆくことになる。2010年から2013年までのあいだにH9N2遺伝子多様性が減少し、共通してG57クレードにある。また、H7N9ウイルスにもこのG57クレード。
  • 鶏への適合性が増している。ワクチンの効果減弱し、感染性が増加。
  • H9N2とH5N1との遺伝子交雑も最近目立ってきており、H5N1のヒトに対する脅威も増してきている。

H9N2が段々完成系に近づいてきていて、H7N9やH5N1にも影響を与えそうだとの報告です。したがって世界じゅうの保健当局はN9N2の動向に注意すべしと呼びかけられています。

インフルエンザのパンデミック、最近は報道にもあまり載ってきておりませんが、そういう事に一歩一歩近づいているかもしれないという気味の悪い報告です。 

ソースはdesign trend
http://www.designntrend.com/articles/33285/20150102/new-h7n9-bird-flu-virus-pandemic-potential.htm

H7N9 Bird Flu Virus Has Pandemic Potential


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豚の放し飼いが最大の危険因子(カメルーン)

2014-03-23 08:18:27 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

pH1N1がふたたび豚に感染拡大した・・・という報告はかなり以前に紹介した覚えがありますが、では、そういう事が起こるリスクファクターは? となると、ようやく今回の報告@カメルーン@カルフォルニア大チーム。

  • pH1N1がヒトから豚に感染は20か国で報告。そのリスクファクターを明らかにするのは、将来のアウトブレイクを予見し予防するのに重要。
  • 中央アフリカのカメルーンで検討。鶏・家禽・野鳥サンプルをカメルーン国内12か所で採取するとともに、接触率などを評価。
  • Random forest analysesでは、以下の3点がもっとも感染拡大に寄与と判明。
    1)放牧した豚⇔家禽の鴨 
    2)放牧した豚⇔野生のハト
    3)ヒトと鴨
  • 豚が放牧され自由に歩き回れる環境ではリスク高いことが判明。

研究サイトはカメルーンですが、豚が自由に歩き回って飼われている国々は世界各地に多々あります。↓の写真は、管理人がミャンマーで列車の窓から撮った写真(すなわち、駅のすぐそば)です。こんなの取り締まりようがありません。リスクはリスクと認識ということでしょう。

ソースはThe pig site
http://www.thepigsite.com/articles/4665/spillover-of-ph1n1-to-swine-in-cameroon-investigation-of-risk-factors

Spillover of pH1N1 to Swine in Cameroon: Investigation of Risk Factors

Tuesday, March 18, 2014

 


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侵入性インフルエンザ桿菌と妊娠

2014-03-20 08:07:57 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

インフルエンザ、ウイルスではなくて細菌の方のお話。
妊婦の感染でこんな事が起こるとUKの報告。

  • H influenzae 感染確認された女性n=171.感染時に妊娠していたのが75例(43.9%)
  • 妊婦ではincidence rate 17.2倍。
  • 妊娠24週までの妊娠期間中では胎児死亡と早産に関連( (44/47; 93.6% [95% CI, 82.5%-98.7%]) (3/47; 6.4% [95% CI, 1.3%-17.5%]).
  • 妊娠後期では未熟児出産、胎児仮死と関連((28.6%; 95% CI, 13.2%-48.7%)(7.1%; 95% CI, 0.9%-23.5%)

いろいろあります。
こちらはヒブワクチンの話になります。余談ですが、管理人のパリ在勤中(95〜2000年)、すでにかの国では定期接種に入っておりました。

ソースはJAMA
http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1841966&utm_campaign=social_031914&utm_medium=twitter&utm_source=@jama_current

Original Investigation |

Risk of Invasive Haemophilus influenzae Infection During Pregnancy and Association With Adverse Fetal Outcomes

Sarah Collins, MPH1; Mary Ramsay, FFPHM1; Mary P. E. Slack, FRCPath2; Helen Campbell, MSc1; Sally Flynn, FIBMS2; David Litt, PhD2; Shamez N. Ladhani, MRCPCH, PhD1,3
[+] Author Affiliations
1Immunisation, Hepatitis, and Blood Safety Department, Public Health England, London, England
2Respiratory and Vaccine Preventable Bacterial Reference Unit, Public Health England, London, England
3Paediatric Infectious Diseases Research Group, St George’s University of London, London, England
JAMA. 2014;311(11):1125-1132. doi:10.1001/jama.2014.1878.
 

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次にH7N9が拡大するのはベトナム北部であると報告

2014-03-19 08:48:20 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

H7N9の次のホットスポットはどこか。マッピングで研修したらベトナム北部が危ないということになったとの報告。

  • マッピングは、H7N9発生地および、陰性だけどインフル様症状発生地をプロットし、物流を加味しgeographic information systems (GIS)を使って分析。
  • この方法で、江西省のH7N9をズバリ予想した実績あり。
  • この方法で導かれた、次のH7N9リスク地はベトナム北部と。
  • ベトナム北部では、中国から鶏輸入も盛ん。
  • ベトナムのほかには、ラオス北部やミャンマー東部も指摘されているが、これらは鶏の物流が盛んではない。

べトナム北部といえば直観でも十分”次”として危なさそうな場所ですが、それが科学的に証明されたということでしょう。チャイナ・プラス・ワンの流れのなかで日本人の駐在もますます増えているこの国、発生⇒邦人社会の社会不安が懸念されるところです。

ソースはCIDRAP
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2014/03/study-says-vietnam-h7n9-risk-two-new-cases-noted

Study says Vietnam at H7N9 risk as two new cases noted


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やっぱりアブナイH9N2(鳥インフルエンザ)

2014-03-13 07:51:28 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

鳥インフルエンザH9N2。2008年以前から単独でもちょくちょく、H7N9にもその一要素だとか、まあ色々悪戯しかけてくるわけですが、遺伝子のここが変化したらヤバイという話がさらに報告。

  • H9N2ウイルスの遺伝子マッピング。
  • H9抗原上の5か所の部位。164, 167, 168, 196, and 207。これらは初報告。
  • これらがH9N2の抗原変異を追いかけてゆくうえで新たなマーカーとなる。

変異したらヤバイよという場所がさらに5か所見つかったという報告です。
そういう事が起こらないことを願うばかりです。

ソースはJournal of Virology
http://jvi.asm.org/content/88/7/3898.abstract?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

Antigenic Mapping of the Hemagglutinin of an H9N2 Avian Influenza Virus Reveals Novel Critical Amino Acid Positions in Antigenic Sites

  1. Zhimin Wan,
  2. Jianqiang Ye,
  3. Liangliang Xu,
  4. Hongxia Shao,
  5. Wenjie Jin,
  6. Kun Qian,
  7. Hongquan Wan and
  8. Aijian Qin
  1. College of Veterinary Medicine, Yangzhou University, Yangzhou, China, and Jiangsu Co-innovation Center for Prevention and Control of Important Animal Infectious Diseases and Zoonoses, Yangzhou, China
  1. D. S. Lyles, Editor

 


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