新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

鳥インフルエンザ・パンデミック!?と海外メディアに称されてる日本の現状

2011-01-28 08:29:02 | マスコミを考える

鳥インフルエンザ・パンデミック!?
そんな単語、誰が宣言したっけ? マーガレットチャン?(また”偽りのパンデミック騒動”起こりそう)? 管さん枝野さん細川さん?(テンぱって口走ったのなら日本マスコミの一面になってるでしょう)。

正解は「海外マスコミ」。

昨今の日本の現状を鳥インフルエンザパンデミックと言うのだそうです。いや、 avian bird flu pandemicとご丁寧に2回重なってるから「鳥トリインフルパンデミック」が正確な訳か。

宮崎・鹿児島・愛知・兵庫伊丹・・・こういうペースで続々という国は、インドネシア・ベトナム・エジプトなどいくつかの国で確かにありましたが、かなり稀有なことであるのは事実です。

ソースは1月26日付新華社↓(豊橋の件)
http://news.xinhuanet.com/english2010/health/2011-01/26/c_13708422.htm
Japan facing avian bird flu pandemic, 5th farm tests positive for virus

1月26日付新華社↓(鹿児島の件)
http://news.xinhuanet.com/english2010/health/2011-01/26/c_13707539.htm
Japan facing avian flu pandemic, 4th farm tests positive for virus

 

 


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島根の鳥インフル、海外への発信状況

2010-12-01 07:52:28 | マスコミを考える

島根の鳥インフルエンザ、海外への発信状況をいくらか紹介。
もちろん、OIEへの報告なんてのはしかるべく行われているでしょうから、一般報道中心に。

 


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記事の意図は?(グルジア)

2010-11-12 20:43:02 | マスコミを考える

メディアリテラシーの練習。

グルジアのあるHPに載ってる記事。

  • WHOがグルジアに対し豚インフルエンザの遺伝子変異に関し警告を送った。
  • グルジアCDCは、現在、何ら危機的なことには直面しておらず、(WHOからの警告も)非公式(private)ルートを通じて送られたにすぎないとしている。
  • この警告の中で、H3N2が2人に見つかったこと、このH3N2は豚インフルから変異したこと、現在流行中の3種のウイルスが含まれることなどが述べられている。最初のケースはペンシルバニアの46歳男性。
  • 昨年H1N1でグルジアでは27人の犠牲者が発生している。
  • フィードバックは当方のジャーナリストcapital@trend.azに送られたし。

swine flu H1N1とH3N2とLow reactorの件ともろもろ混同されてるような妙ちきりんな記事です。でも「単なる妙ちきりん」で片づけるのも、ちょっともったいなくメディアリテラシー練習問題に使えそう。

追記 2010.11.13
その後、事実関係が米CDCにアップされ、ProMEDやRecombinomicsやあちこちから流れてきています。
この記事はそれらのどれよりも早く流れてきており、なかなか早耳ですね。↓はCDC HP
http://www.cdc.gov/media/subtopic/heard.htm#h3n2 
(以上、追記終わり)

  • どんな人が書いてる?
  • どんな意図がある?

と考えながら読んでみると、

  • ここまでごちゃごちゃに混同しているのは、かなり急いで書いたのであろう。なぜ急いだ?
  • WHOがグルジアCDCに情報提供した。グルジアCDCはプライベートチャンネルで伝わっただけと言っている。つまり、誰も否定はしていない。発表もしていない。実際にあった情報の流れを「特ダネだ!」と打ちたかったのか。単純にそれだけ?
  • フィードバックを返してくれと、公開しているメアドに注目。末尾はドットaz。”az”はアゼルバイジャン共和国。グルジアとは別の国。別の国の記者が「グルジア当局の隠ぺい」を言い立ててる構図。
  • おやおやと思ってCISの地図http://www.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/kakuron/H13/MAP03-04-01.htm を見ると、グルジアとアゼルバイジャンは国境を接した隣国。尖閣や北方領土見るまでもなく国境を接した国というのはややこしいこと多し。
  • で、ちょっと検索したら「アゼルバイジャンとグルジアは、運命共同体のような関係で共にロシアとアルメニアに挟まれ、外交の難しい地域である」http://oyajigoro.seesaa.net/article/118459258.html なんて記述が出てきたりする。もっと調べたらもっと色々出てきたりするのだろう。
  • ちょっとややこしい隣国の当局について色々言い立て、あるいは、隣国には”当局に隠されたややこしい病気”があるという印象操作をしたいのか?

こんな事をごにょごにょ考えるのも、インフルウォッチングの楽しみのひとつであります。

ソースは11月11日付Trend↓
http://en.trend.az/capital/business/1780710.html
WHO warns Georgian experts about swine flu mutation

クリックください。写真もずいぶん印象操作的(笑)です。

 


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秋田のインフル集団感染に思う

2010-11-07 09:30:23 | マスコミを考える
秋田のインフルエンザ施設内感染報道。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20101106k
ワクチン接種は先月中に完了しタミフルも遅滞なく投与。隔離の情報は載っていませんが、まあ、施設側の落ち度の香りは感じないですね。(まだワクチン接種やってない施設にしっかりやらねばと思わせる効果さえあり)

これ見て思ったのは「ミネソタで言ってたとおりだ!」と。

今年はH3N2が優勢になるかもしれない。(pH1N1と異なり)若年より高齢者が重症化しやすいから。今シーズンは老人に厳しいシーズンになる(かもしれない)という趣旨でした。ご記憶
の常連さんも多いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/2d1ee42be1c287f43dd0b111d45ddeab

昨年の流行で、「老人はOKなんだよね!」と言ってゆるい事をされている方々を私の身の回りでも結構お会いしました。
今後の報道は、ここらへんへの注意喚起をかなりしつこくやる必要があると思います。
単に「今年は季節性が復活です」みたいな実感わかない表現じゃなくって「まわりのお年寄りをしっかり守りましょう!」と強いメッセージを。生活系・医療系・科学系の皆さんエンジンかけていただく時期ですね。

あとは、Recombinomicsあたりが、これを持ち出してまたraise concern,raise concernと煽ってきそうな予感もちょっとありますが(笑)、どうなりましょうか・・・


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NDM-1が一面トップを飾るにあたり

2010-09-07 12:41:36 | マスコミを考える
NDM-1「新型耐性菌 日本で初検出」の大見出しが各紙一面トップをかざる・・・
予想どおりの展開になってきましたが、この日を迎えてメッセージ。

やはり予想どおり、「インド」の大活字が並んでいる。

でも、これ、インドの街中にあふれているわけじゃない。ニューデリー空港にふわふわ大量に漂っているわけじゃない。インド中の人々がもっているわけじゃない。カレー粉に混ざっているわけじゃない。

インドで発生して、日本は持込み例しかない”現時点”、これは”いじめ”発生高リスク段階。
SARS流行期を北京で過ごした管理人にとって、フラッシュバックする点多々。

以下の文章。[北京]を[ニューデリー]に置き換えたような事が現実にならないことを、[SARS]を[NDM-1]を置き換えたようなことが現実にならにように、日本の人々が2003年より賢くなっていることを願うばかりです。

**************************************
(以下、管理人が2006年におこなった講演が主催者HPにアップされているものからコピペ)
http://www.groupwith.info/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=47
「セミナー」→「第五回」クリックください。

流行もおさまり、[SARS]が新聞紙面を飾らなくなると、日本に一時帰国していた邦人も現地に戻ってきました。
邦人との懇談会などを開きますと、流行期間中に受けたさまざまなトラウマ体験が噴出しました。一時帰国中に[北京]在留邦人が受けた仕打ちは親類葬儀出席拒否から、転校生受け入れ拒否、病院受診拒否、学校でSARS君と言われた、石を投げられた等々、あらゆる部類におよび、日本社会・日本人気質の醜悪さを今更ながら実感させられるものでした。
自主隔離勧告時には会社が住居の確保などのフォローをすることも必要かと思いました。
**************************************

あと、「医療ツーリズムで国内で一気に広まる」(by Y紙)ってのも、ちょっと変ですね。
欧米で問題化しているのは本国からインドへ”行って”美容整形受けて”帰ってきて”という話で、日本がこれから取り組もうとしている、健常成人に”来てもらって”検診+観光とかとは方向が逆と思うのですが。。。まあ、こちらは、知った名前が署名されてるようなので、メールして事情お尋ねしてみましょう(社会部に引っ張られちゃったのかな?)。


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恣意的報道の一例

2010-08-30 22:14:49 | マスコミを考える
”嫌ワクチンムード”を煽り立てる報道・・・は、もちろん昭和のワクチン禍報道だけじゃなくって、海外にも相当なものがあります。

examinarもそのひとつ。
*フィンランドで接種後ナルコレプシーの症例が続いた。
*スウエーデンでも接種後ナルコレプシー症例があった。
*オーストラリアで接種後、けいれんと発熱の症例が多数発生した。
*季節性インフルワクチン接種後、新型インフル感染のリスクが増大した(懐かしい話いまごろ!)

最後のは別として、いずれも特定メーカー製品の話のはずですが、C社もG社も登場せずひたすらワクチンは~と。恣意的報道の造り方のお手本みたいですね。

メディアリテラシー教育の重要さを実感させられる記事でした。

ソースは8月29日付examiner↓
http://www.examiner.com/international-headlines-in-national/health-h1n1-flu-vaccine-suspended-finland-fever-vomiting-seizures-kids-and-teens
HEALTH: H1N1 flu vaccine suspended in Finland; fever, vomiting, seizures in kids and teens
コメント (1)
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ノリピー報道に想う

2009-08-07 20:32:52 | マスコミを考える

ここ最近、いわゆる「あおり報道」と称されるものを客観的に見る機会があったので雑文を。

ここのところ、5月の新型インフルに匹敵する地位をマスコミで占拠しているのは「薬物事件」です。 その登場人物たちを、管理人はよく知りませんでした。「ノリピー」ぐらいは記憶にあれど、「押尾某」だとか「自称プロサーファー」だとかは初耳(大学に臨床にセンターに、通勤距離105.5kmの生活してるとTVにまともに向かい合う時間とれません。さらに先立つ12年間は途上国住まいでしたし仕方ありません)。

でも珍しく、今日休みがとれた管理人はTVをつけてみたら「ノリピー逮捕状」と連呼しています。「逮捕状」の言葉に反応してちゃんと見てみたら、いくつか誤解に気が付きました。

「ノリピー」の事件と「押尾某」の事件は別件なのだと。「ノリピー」のダンナが「押尾某」で先につかまって・・・というのは、ここ数日(PC立上げ最初に現れるYahooトップ記事だとか新幹線車内テロップだとかで)入った断片を混同していたのだと。

つまり、元々関心の無いことについては、メディアで一通り流れてもキチンとした理解にはつながらない。 二通り流れてもつながらない(今日の昼までノリピーと押尾某が夫婦で一緒に吸ってたと思っていた)。 でも、「逮捕状」の単語にえっと振り返ってみたら正しい理解につながった。ついでに、プロサーファーという職業には資格だか登録だかがあって、ある種の基準を満たしていなければ(自称)プロサーファーになるという知識も。

管理人のこのささやかな経験から考察したのは・・・

  •  「新型インフルエンザ」に興味の無い人々に正確な知識を届けるのは容易ではない。 
  • YahooHPのトップだとか、新幹線車内テロップだとか、能動的に求めなくても情報が得られる手段は(関心の無い人に知識を届けるのに)一定の意義あり。
  • しかし、それだけでは、断片知識のモザイクで事実ではないものが出来上がるかもしれない。
  • 繰り返し繰り返し繰り返し流し続けることには一定以上の意義あり。二通り流してもちゃんと聞いていなかった人が十通り目ぐらいに誤解訂正するかもしれない。ただし、(今日管理人が「逮捕状」という単語で画面を振り向いたように)人々の注意をくいっと引くキーワードの工夫が必要。
  • こう考えると、近々日本でも起こるかもしれなくて、現にカナダやUKや豪で起こっていること(合併症のない健常青年がウイルス性肺炎で人工呼吸器1ヵ月!とか一晩で小児科救急に250人押しかけとか)は、今から一通り目、二通り目を流し始める要あるのではないか。

常連皆さまの中には、職場で、ご近所井戸端会議で、伝道師役の方も多いと思います。参考になれば幸いです。 


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大阪のタミフル耐性論文投稿報道に想う

2009-07-05 20:36:52 | マスコミを考える

大阪のタミフル耐性新型インフルエンザ、府立公衆衛生研究所が、一般発表より先に医学誌に投稿した「問題」でマスコミ各社皆さん、張り切りモードです。

時事、朝日あたりが先行して本日5日は産経も追いかけてアップ↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090705-00000520-san-soci

何でわいらより先に医学誌に出すねん と各紙 社会部の皆さんの気持ちはよくわかるのですが、ここで提言。

医学誌より先、あるいは同時に情報が来るようなモチベーションつくりの仕組みを考えてはと思うのです。

公衆衛生研の皆さんが先に医学誌に出そうと考えたのは、それなりのモチベーションが働く仕組みがあるのです。 雑誌により「インパクトファクター」なる点数評価制度、その雑誌の論文がどれだけ他の論文に引用されたかを元にしたものなんですが、研究者の評価のひとつ。 だから、「○○に論文が載った!」の○○にNEJMだのLancetだのという文字が入るとそれはそれは強力なモチベーションに。
 
 だから、日本のマスメディアに載ることが名誉、モチベーションになる仕組みをつくる。

たとえば、誰もが唸る記事を書いた記者は「新聞協会賞」というものがもらえるかもしれない。「新聞労連賞」なるものもある。
 で、書いた人に贈る賞と並んで、すぐれたネタを提供した人に贈る賞をつくる。

世界で2例目のタミフル耐性新型インフルエンザ発見! を先にこちらに出したら新聞協会の表彰台に乗せてあげる。 限界あれどなんぼか状況は変わるかもしれません。

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犠牲者発生を受けて燃えるスコットランドの報道(新型インフルエンザ)

2009-06-17 23:12:07 | マスコミを考える

今日は講義3コマ分のロングラン取材(fluとは無関係。学生君達が主役)も無事終わりほっと・・・

夜はじめてflu情報眺めてみたら・・・スコットランドの報道が盛り上がっていました。

スコットランド感染者数が大幅増、また、米大陸以外で初の犠牲者というのは既に報じられているところですが、それを受けた現地報道は・・・

  • 今後、遺伝子変化により、世界中で4000万人犠牲者を出したスペインインフルエンザのような経過をたどる可能性もある。スペインインフルエンザでは、夏には中等度、冬以降に深刻度を増し、第一次大戦上回る被害を出した。
  • 最悪のシナリオでは、スケートリンクや冷凍トラックを遺体安置所にすることも盛り込まれている。集団埋葬や軍隊が食糧医薬品配給警備にまわることも・・・
  • スコットランド政府の計画案には、ウイルスの病原性・人口の感受性・対策有効性によるが、最大人口の半分が感染可能性ありと記されている。
  • パンデミック終了までにスコットランドで5100~63700名の犠牲者発生可能性もある。
  • 深刻なシナリオでは医療機関マヒ、予定された手術のキャンセルも。
  • NHSスタッフ(=国営医療関係者)と小児がまず最初にワクチン接種を受ける。 残りの国民も年末までにワクチン接種を受けるべきである(NHS staff and children will be vaccinated first under a £150million programme by Holyrood Ministers. And everyone should have a jab by the end of the year) 。
  • 美術館などの閉鎖、また、激増する死亡者(の登録)に(戸籍係が)対応するため結婚式の延期。
  • グラスゴーには既に、一時的遺体仮安置所が用意されている。しかし、それはあっという間にあふれ返る可能性あり。
  • 昨晩スコットランド当局はパニックにならぬよう冷静な対応呼びかけ。

この記事から2つの考察。

  1. かの国では、ワクチン接種優先順位がはっきりしている模様。日本国も議論急がねば!
  2. 第一号の犠牲者が出た時点で、マスコミが「ワーストシナリオ」をがんがん報道し5100~63700名犠牲”かも(could have occurred)”といって雰囲気盛り上げている。 これは「他山の石」とせねばなりません。 将来、日本で新型インフルエンザ第一号犠牲者が発生したとき「犠牲者発生! パンデミック終息までに犠牲者64万人発生”も”」とか「発生”へ”」なんて見出しを躍らせたりしないことを、各社編集局・週刊誌編集部・報道局・・・しっかり刻み込んでいただきたいのです

ソースは6月17日付SUN scottland↓
http://www.thesun.co.uk/scotsol/homepage/news/2485345/Pandemic-stations-over-flu-virus.html
WORRIED Scots health chiefs are preparing for a swine flu DOOMSDAY amid fears the virus could mutate into a mass killer this winter.


 


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診療拒否問題報道は多面的に

2009-05-08 21:00:50 | マスコミを考える

ここのところマスコミを賑わせている「診療拒否問題」、渡航歴もないけれど診てもらえなかった・・・という声をとりあげるものです。

最初から見ていると、毎日がスクープを飛ばし、翌日から各紙があわてて追いかけているという構造。皆んなで単線の線路を順番に走っているみたいです。 

ただ、こういう単線線路突っ走り型だと、ほどなく飽きられます。
違う切り口を提案。

あるサイトに、こんな現場の声が載っていました。
今回の報道で泡食った厚労省が出したおふれは
医療機関には抗がん剤を使ったり、白血病の治療中であるなど、免疫機能が低下した患者が多数いる。にもかかわらず、今回の事務連絡はこうした患者がいても、新型インフルエンザの疑いのある患者を断るな、という内容」だと。

つまり、免疫能低下、通常の人間なら何でもない病原体でも感染してしまう抵抗力の落ちた患者のいる場所における、受診受入れのあり方は如何に?と。

今回先行している毎日は、昨年から医療記事充実方針にて各科医師との人脈豊富なはずですので、色々尋ねて声集めてはと思います。 他紙・TVも、ただ"追いかけ”だけじゃ読者に飽きられるので、たとえば、「あなたが癌末期で入院しているとします。そこに発熱者がどっと押し寄せてきたら、自分の主治医にはどう行動してもらいたいですか」など街頭インタビューとかネット投票とか行って世論を調べてみてはと思います。

マスコミの皆さんの多面的な頭の回転を拝見したいと期待する次第です。

 

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