最後の旅を始めよう

-黒の英雄譚・零-

講習について

2006年10月24日 | ツレズレ日記
この一週間ばかりで、
【NPO法人JAVCOMセミナー】と、【日本IBM公開講座】の
二つの講習会に参加してきました。

《紀尾井町キャンパス》《幕張メッセ》と立て続けに二回も遠征したため、

我が家計は火の車ですよ…(泣
昼食に、学生食堂でリンゴ(実家から送ってきた)をカジル日々ですよ…(豪泣
             まあ、そんなコトは置いといて…

この二つの講習会と、
昨日の『メディア産業論』授業を通して

 “ 広 告 の 変 化 ”を感じました。



『では、そのプロセスを見てみよう!!』
(注意:オメェの長文なんか読んでらんねーヨ!!…という方は、読むとストレスが溜まる危険性があります。)



 エピソード1 ――― 『NPO法人JAVCOMセミナー』

今回、テーマが
『IPが変える映像コンテンツ配信ビジネスの現状と未来』
という事で、GyaOの[(株)USEN]や[(株)電通]等を始め、
全四社から講師が招かれました。

この講習は業界のカタ向けという事もあり、
私なんぞが聞いても、
チンプンカンプンなところは、“ 多 少 ” 有りましたが…

全体の簡単な考察(…というか“わかった”こと?)と
いたしましては、
インターネットを使用した“映像の配信”は、
これから更に増え、広告費が、
これまでの4マス(新聞・雑誌・ラジオ・TV)から、
Web関係に流れているというものです。
(アフィリフェイトとか?)


 エピソード2 ――― 『日本IBM公開講座』

さてコチラの講習は、
「全15回の講座を受けてレポートを書くだけで単位がもらえる!!」
という、“ 多 少 ” 不順な動機もあったりしたりしなかったりなのですが…
(三年次編入は単位が無くて大変なのですよ!!)
。゜(゜´Д`゜)゜。


IBMのエグゼクティブ・テクニカル・アドバイザーという凄い人が
講師として招かれました。


第一回目の今回は、

『新しい時代を迎えるITインフラ技術』
-Web2.0を中心として-

をテーマとして、お話していただきました。

“Web2.0”とは、簡単に言いますと、
次世代的なWebのコードネーム(?)的なもので、
『ウィキペディア(Wikipedia)』や
『YouTube』のような、
参加者がURLに“タグ”という、
特徴や分野などを表すカテゴリーを付けていき、
情報の分類化を出来るようにしたモノらしい…

たとえば『特撮』というタグを付けたデータは、
『特撮』で、検索した場合や、
別の『特撮』タグのデータのついたデータから簡単に簡単に検索できる等(?)

(詳しくはコチラ→http://e-words.jp/w/Web2022E0.html)


講習のおおまかな内容は、
Webの世界が、これから一人一人のユーザーの力が大切になり、
プラットフォームと成っていくというものでした。
(あと、ユビキタスがどうだ、SOAがどうだ、みたいな話も有りましたが…
…よく覚えておりません。_| ̄|○)

中でも、“放送と通信の融合”という話が出て来たのですが、
前回の講習でも、似たような話が出てきたのを思い出しました。

前回の講習は、民報や電通といった放送関係の企業のものであったので、
「放送と通信の融合では無く、共存を目指したい」という意見がありました。
(フジサンケイグループとホリエモンのイザコザでも見られたアレです。)
しかし、
今回のIBMのエグゼクティブ・テクニカル・アドバイザーさんの見解では、ほぼ確実に、放送と通信の融合はやってくるというのです。

これは、放送局と技術社の見解の相違でしょうが、
コレだけ、役職によって未来に求めるものの違いが感じられました。

また、同時に“電球とロウソク”のアレじゃありませんが、
確実に過去のものとなりつつある、現在のメディアに対して、
放送業界が「焦り」を感じ始めているのは、
私にも何となく伝わりました。

少なくとも、
Webの存在はコレまでのメディアに、大きな変化をもたらし、
メディア全体が変革期にあるコトは確かだと言えるでしょう。



 エピソード3 ――― 『今日のメディア産業論講義』

さて、
ここまで、退屈な話に付き合ってくれた貴方には本当に感謝いたします。
 m(_ _)m カシコミカシコミ


だが…、ココからが“本番”だぁぁぁァァァァあああーー!!
(>△<)/


ここまで、
肌で(?)Webによるメディアの変革を知らされた私は、
「Webを制する者は、メディアを制す」
…みたいなゴリの格言っぽいモノが
私の頭の中にあった訳なのですが、

昨日の講義で、
それだけでは無いと言う事を思い知らされました。

『メディア産業論』講義は、
報道の現場に現役で働いている方が講師なのですが、
毎回、メディアの抱える問題点や業界の仕組みなどの
面白い内容の講義です。
…で、
昨日の講義テーマは【メディアの価値】でした。
まあ、
全体的には、テレビ番組の再利用的な話だったのですが…、
そんな中“広告の話”が出てきたのです。

TV業界の新しい広告ソースの開拓の話で、
その中に“結婚相談所”の解禁が挙げられているというのです。

昨今、“サラ金”や“パチスロ”のCMに
疑問の声があがっているなか、
ココへ来て結婚相談所とは…

(なぜ結婚相談所がダメかといいますと…この手の類のものは、世に言う“出会い系”のような形式をとったものも中にはあるという事で、けして全ての結婚相談所がいけない訳では有りません。アシカラズ;)


しかし、それもTV広告の伸び悩みに有るのです。
TVだけではなく、新聞やラジオも同じく伸び悩んでいるとか、

最初、私も、やはりWebの影響かと思いましたが、
…どうやら、違うらしいのです。

Web広告を含め、広告全体が伸び悩んでいるらしいとの事で、
CM考査という流れがあり、
大手企業などが、メディアを使った広告をやめて、
別の手段を模索しだしたのだそうです。
 例えを挙げるなら…、
えーっと…、忘れましたね……(==;)


(^^ゞま、まあ…
というわけで、メディアに広告費が入らなく成っているのだそうです。


「それが、どうしたの?」
と思われたアナタは… モ グ リ です!!
実は、広告費はメディアを大きく支えている出資なのです。

たとえば、TV等は、広告費が主な収入ですし、
最近、流行(ハヤリ)のフリーペーパーも、完全に広告費で作られています。



そう、広告費が無くなると…


メディアに収入が無くなる。

メディア全般の値上がり+TVの有料化

ユーザーは、ウィニーorユーチューブに走る!!
(無料コンテンツの使用や、もしくはメディアから離れる…)

メディアに金が入らない…

メディアに収入が無くなる。
(デフレスパイラル?)

大手企業は手を引き、中小の企業は店をタタム…

メディアの絶滅


…という恐怖の未来も、
考えられなくは無いのです……
(ちょい大げさですかね…;)

つまり、メディア業界は、広告の活性化を計ったり、
早急に新しいカネヅルを、見つける等をしなくてはならないのです…


以上が、
私の“ 広 告 の 変 化 ”を感じた、近況報告でした。


Web2.0の時代は、ユーザーが考えて行動する世界です。
もし、メディアの最先端で働いている方でいらしたら、
貴方が、もしそうなのでしたら(多分、結構多いと思われ…)
是非この問題にも、頭をかたむけで頂けたら幸いかと存じます。



 さて…、ココに書いた内容をレポートにまとめないとナ…
(日本IBM公開講座はレポートを書かないと単位がもらえないのです…)
レポートなんて、キライダーーーー!!!。゜(゜´⊿`゜)゜。



*** * * * *** * * * *** * * * *** * * * 

先日、YouTubeがGoogleに買収されましたが、
Googleのエリック・シュミット氏は、
YouTube買収の狙いについてインタビューに、

「金銭面については簡単な話です。グーグルには世界最高と思われる広告システムがあるので、それを利用し、いずれユーザーがユーチューブで行っていることのすべてからかなりの事業を築けるからです。しかし、本当の理由は金ではなく、広告ですらありません。……」
(nikkei BPnet:http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz06q4/516087/)

と、語っています。

私には、彼が何を考えているのかは、解りません。
しかし、この考えがメディアの活性化に繋がる事を願います。


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