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老朽原発うごかすな!ニュース (第7号)2020.07.31

2020-08-02 11:11:36 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
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■■コロナ禍での避難は無理■■
■ 高浜・大飯・美浜原発 差し止め仮処分 ■

  第1回審尋 7.21

新型コロナ仮処分第1回審尋が7月21日に大阪地方裁判所で開かれた。


申立人らによる入廷行進

審尋に先立ち地裁前で申立人や弁護団、支援者らによる集会がおこなわれた。

今回の仮処分はコロナ禍で原発事故が起きたら避難することが出来ず、
人格権が侵害されることを申し立てたものである。
申立人は福井県、京都府、大阪府、兵庫県に住む6人で、
弁護団は、河合、井戸、海渡、加納、大河弁護士である。

集会で河合弁護団長は、「わかりやすい裁判で、裁判所がどう判断するか
注目している。国より先にコロナ禍での原発事故について取り上げた。
国は慌ててコロナ感染症下の原子力災害時での防護措置の考え方について示した。」
と語り、

申立人の一人は、「福島原発事故のストレスでものが言えなかった子どもが
やっと言えるようになってきている。これ以上子どもにストレスをかけさせたくない。」と申立人になった理由を述べ、

もう一人の申立人は、「関電の答弁書は、事故は起こらないから避難する必要は
ないという安全神話の復活と原子力災害対策特別措置法を軽視する、傲慢で
謙虚さのかけらもないひどい答弁」と訴えた。

審尋の最初に、裁判長から申立人に裁判の争点について質問があり、
河合代理人は、従来の原発裁判と違い、コロナ禍では事故時避難できず
放射能被害による人格権侵害であると答えた。

申立人から申立書の補充を出すことと、答弁書の反論を8月末までにしたい、
また福島事故で避難している申立人の陳述をしたいと要望したところ、
債務者(関電)から避難者の陳述は必要ないと拒否の意見が述べられた。

裁判所は対応について協議し、申立人の5分間の陳述を認めた。
そして、次回審尋日を9月14日、11時からと述べて終了した。
(申立人 石地 優)


■■第4回 反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック 第4回総会■■
 ■ コロナ禍の中で、熱気ある講演と討論  ■


大阪府高槻市現代劇場文化ホールにて反原発自治体議員・市民連盟関西ブロックの
第四回総会と記念講演が開かれ、昨年を上回る73名の方が参加され盛会となりました。

新型コロナウイルスの感染予防のため、広い会場を借りて椅子と椅子の間隔を
空けるなどの対策をしての総会開催でした。また、各地からの報告は
動画メッセージも多く、コロナ時代の新しい集会の在り方が垣間見えました。

井戸謙一弁護士の記念講演は「原発を巡るせめぎあいの現段階」という演題で、
日本の原発の現状、訴訟の動き、被ばくをめぐる問題についてわかりやすく
解説されました。「コロナではマスクをしないと非難されるが、
被ばく問題ではマスクをすると風評被害をあおると攻撃された。
この違いは何に由来するか」という問題提起は、放射能(原発)に対する
この国の考え方がよく表れていると思いました。


講演する井戸謙一さん(20.07.23)

木原壮林さんの講演「危険すぎる老朽原発」も、長期間運転した原発の
危険性を具体的な例を挙げながらわかりやすく説明されました。

講演後の質疑応答で「老朽原発を止めていれば2049年には原発が
すべて止まる」という表現に対して、1日でも早く原発を
止めなければならないのに、そんな悠長な表現はいかがなものか、
など参加者からの厳しい指摘もあり、原発に対する市民の不信と怒りを
感じました。また、自治体での関電からPPS(新電力会社)への
乗り換えについては、市民から「新電力会社の内情を調査して、
環境に配慮した電気なのかをよく調べる必要がある」という指摘もあり、
地球規模の環境汚染や、気候変動に対する危機感の大きさを感じました。

原発を止めるという意味は、単に原発を止めれば済むという問題ではなく、
私たちが健康で安心して暮らせるための必要条件であり、未来を私たちの
手の中に戻すための重要な手段なのだ、とあらためて感じた総会でした。
(滋賀県 高島市議 是永 宙)


■■ 「原発やめよ」の大運動を ■■
■ 再度しっかり手を繋ぎ がんばろう■


4機メルトダウンという東電福島原発事故から間もなく10年が経つ。
ふるさと・住まい・職業・くらしが壊され、家族ばらばらで避難の方々が
まだ約4万人おられる。コロナ禍もあるが原発事故による惨状は殆ど
報道されなくなった。だがこの間再稼働された原発が9基、その上
40年経過・老朽原発の稼働準備まで進む。

そのため「原発なくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」は、
毎月11日をイレブンアクションとして設定、事故の惨状を風化させない行動を
続け、神戸と姫路の関電前金曜行動へも参加している。

訴えの例は、再稼働が集中する狭湾で福島事故規模が発生するとどうなるか、
関電はなぜ原発にしがみつくのか、フクシマ現地の現状、そして
原発依存をなくすための野党共同提案「原発ゼロ基本法案」実現など。

神戸大丸前では、原発問題の宣伝は珍しいのか関心は大きく宣伝物を読む人は多い。
ただ専門的な分野でもあり弁士や語り部を増やす必要があり、そのため
「恒常講座」を開き勉強を広げている。

小中校に経産省が「放射線副読本」を無償配布した問題、
伊方原発稼働停止判決の意義、篠山市による安定ヨウ素剤の全市民配布、
地産地消エネ発電の発展状況などである。
これらの内容は「原発情報通信」として広めている。

フクシマ事故直後に高揚した「原発やめよ」の大きな運動を、事故10年の今日、
再度様々な運動体がしっかり手をつなぎ頑張る必要があり、当面
「9・6老朽原発うごかすな!集会」成功へ全力つくす。
(原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会  速水二郎)


■大阪地検前で、関電原発マネー不正還流告発を直ちに受理せよと抗議(7.27)■



★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第7号』
 ダウンロードは → コチラ

「9.6大集会」チラシは→ コチラ

facebookイベントページは
https://www.facebook.com/events/772341449839659/
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