今日は 一説によると 「 小野小町 ( おの の こまち ) 」 の 命日だというそうで ・・
生没年不詳の はずなのに どこからどうして 今日が命日になったのか 知りませんけど ・・ 言わずとしれた 平安時代の 女流歌人 で 絶世の美女 として お能 や 浄瑠璃、 歌舞伎 とかの 題材として使われていますけど、 描かれた 絵は 後ろ姿がほとんどだと言う事で、素顔が描かれていなくて、本当は 美女であったかどうか 解っていないそうですけど、 まあ 後ろ姿が 美しいと言う事は 美女に違いありません ・・・・
名前に 「 町 」 と付いて いるのは 宮仕えをしている女人 を指していて、 「 小 」 というのは 「 若い方の女人 」 という意味からすると 「 宮仕えを している 若い方の 小野 さん 」 という 事のようですけど ・・・・ って事は 「 宮仕えしてる 年上の方の 小野さん 」 は 「 小野大町 ( おの の おおまち ) 」 って事ですね ・・・ ( どうでもいいけど ・・ )
「 古今集 」 で 有名な 小野小町 ですけど、 裁縫道具の 「 待ち針 」 の 語源 が 「 小野小町 」 という説 があるのは ご存じでしょうか ・・・
言い寄ってくる 大勢の男達に 決して なびく事の無かった 小野小町 ・・ その為に 穴 ( 膣 ) の無い女 と 噂された伝説から、 穴の無い針 の事を 「 小町針 」 と 呼んでいたから 「 小町針 ( こまちばり → まちばり → 待ち針 ) 」 と 変化して行ったとか ・・・・
そう言えば 横溝正史 の 推理小説 「 悪魔の手毬唄 」 の 手毬唄 には 「 穴の無い女性 」 と言う意味で 「 小町 」 と 使われていたんでしたね ・・・・
何気なく 使っている 裁縫道具 「 待ち針 」 が 絶世 の美女と言われている 平安時代の 「 小野小町 」 から 来ているなんて 考えると、 裁縫道具も 「 雅 の 世界 」 なのかも しれません ・・・・ ( 雅というより 噂の伝説 からってことは かなり 俗 っぽいかな ・・・ )
これから 「 待ち針 」 の事は 「 小野小町 」 と 呼びましょうか ・・・・ 誰にも 解らないかもしれませんけど ・・・ 「 ねェ~ 小野小町 ( おの の こまち ) 貸してね ・・ 」 って言っても 意味わかんね~ か ・・・・