「 タティングレース は シャトルを使って 糸を結ぶ手芸 ・・・ 」 これは 当たり前に事ですけど、本来は 「 指とシャトル を使って 結ぶもの ・・・ 」 なんですよね・・・・ 「 何バカな事 言ってのかしら 」 と 悪口を言われそうですけど、最近 ふと この 「 指 」 について 考えたりします・・・ 指の長い方、短い方、 細い方 太い方・・人それぞれ 顔が違うように 指にも表情があって、先程の 長さ太さの問題でなく、指の動かし方は 本当に人様々・・・僭越ながら 大勢の生徒さんと接していると 本当にそんな風に感じます・・・ 左利きの方には 左利きで出来るように ご指導させて頂いておりますが、ある生徒さんで タティングの事は何も仰らない初めての方と接していて・・どうも 勝手が違う・・・( アッと・・ダジャレじゃありません・・真面目なお話・・・ ) 私が 説明した通りに 指が動かない・・・ 不器用だと言っているのではありません・・ご本人は 何も仰らないというか、それが当たり前だから 言うということすら思いつかないのかもしれませんけど、指がご不自由というか、骨が変形しているような・・・まあ ご本人が 仰る前に 私が気がつきましたので、あえてその事は 申し上げませんでしたけれど、どうしようもない事はどうしようもない訳ですが、じゃあどうすればいいのか・・と言う事が 大切な事・・ 多分 こうすれば 出来るんじゃないかと思った方法が とっさに思いつきましたので、その方の場合には 指に掛ける糸の掛け方を少し変え、手の動かし方を変えてご説明させていただきました・・・ 初心者特有の スムーズにシャトルが動かせないという事は 同じですが、この指使いでしたら、その方にも タティングレースを楽しんで頂ける事が 出来ると思います・・・本さえ見れば出来る・・と言うものとは次元の違う事なんですよね・・ かなり前に まだ私が 人様にお教えするほどの力量も無かった頃、 小学生の少女が やってみたいと申し出て下さって、ちょっとお教えしようとしたんですが、手が小さく 上手く糸を指にかける事が難しそうで、当時の私もどうすればいいのか 良く解らずにいたので、もう少し大きくなったら・・と シャトルをプレゼントしたわけですけど・・・最近 ある生徒さんの手を観て 一瞬唖然・・ 上手にシャトルを動かしているその手は 本当に 少女の手の様に 小さいんです・・・手の大きさが問題ではないんですよね・・・ 少女に判るように説明が出来なかっただけの事・・ 昔 学習塾の講師として 小学生を教えていた頃を 思い出せばすぐに解ったものの・・・ あの少女には本当に申し訳ない事をしてしまったかもしれません・・指が ご不自由だとしても 「 楽しみ方 」 は いろいろあるはず・・・ ちょっと 大変かもしれませんけど あきらめずに 頑張って頂きたいと 声に出さず 応援しています・・・