「ヘルタースケルター」
ユナイテッドシネマ・豊島園にて。
観てまいりました(^^♪
ヘルタースケルター:「乱雑に」「でたらめに」「あわてふためくこと」
劇中では大森南朋演ずる検事、麻田が「しっちゃかめっちゃか」と表現している。
私は普段、テレビをあまり見ません(ニュースと天気予報くらい)
おまけにバチ当たりなことに、「パッチギ」未見。
なので、沢尻エリカという女優さんは(グラビア等で見たことはあったかも知れませんが)実質上、本作で初めて見ることになりました。
ネタバレあります。
沢尻演ずる主人公りりこは、その美貌とスタイルで、ファッションモデル、映画、テレビ、雑誌、あらゆるメディアでトップに君臨する、若者の「カリスマ」的存在。
しかしその美貌やスタイルは、実は「造られた」物だった。
りりこは「全身整形美人」だったのである。その整形の後遺症が、後にりりこを苦しめるのだが・・・。
りりこの事務所の社長・多田(桃井かおり)は言う
あの子が元のままなのは、目と爪と耳とアソコくらい・・。
しかし、それを演じられる沢尻エリカの美しさに圧倒されました。
まぁ、こういうのは、好みによるのだと思いますが、私的にはちょっとオイオイこんな子いたのって感じです。
そんな沢尻演ずるりりこは、自己中心的、傍若無人≒ヘルタースケルター。
楽屋で彼氏とセックスくらいからはじまって、プロデューサーとは腕時計で時間を計りながらの寝技・・・。
りりこのためなら何でも・・という感じの、マネージャー羽田ちゃん(寺島しのぶ)の彼氏を横取りした上に、犯罪の実行犯として利用したり・・・。
さらには、りりこの人気を凌ぐ勢いで人気急上昇してきた天然育ちの若いモデル・こずえ(水原希子)に腹を立て、羽田ちゃんに「こずえの顔面切り裂き」命令まで・・・。もうめちゃくちゃ・・・。
しかしこの沢尻エリカの演技は、見ていて爽快でした。
バストショットもその一つなのですが、沢尻氏の気合が感じられました。
そして、そのめちゃくちゃに付き合わされている羽田ちゃん役の寺島しのぶはやはり上手いっす。
なんでこの役を引き受けたかは判らないが、りりこに心酔するマネージャー役を良い塩梅で演じています。
もう一人気になる女優さんは、問題の美容整形外科の院長を演じた原田美枝子さんです。
私的に原田さんは「日本の女優さんの中で五本の指に入る」好きな女優さんなのですが、本作の役は、悪役で、ノリはポップな感じ(ホンマかいな)
「雨あがる」や「愛を乞うひと」、若しくは「半落ち」などとはかなりカラーが違います。
「ここに原田美枝子とは、贅沢なキャスティングぢゃ」と思った次第です。
男優さんでは、りりこのメイクさんで、ちょっとオネエっぽい錦二を演じた新井浩文が、これまでのシリアス路線だけではないぞ!という感じでイイ味出してましたな。コワイイメージの人がこういう役をすると、何か不思議な感覚がします・・。
そしてもう一人、件の美容整形外科の悪行を暴き、捕えようとする検事・麻田を演じた大森南朋ですが、演技そのものはいざ知らず、脚本(というか原作がこういうキャラクターなのかな??)が“独り言のように、格言のようなポエムのような哲学のようなセリフをつぶやく”なので、私的にはちょっとキビシかったかなと・・・。
ラスト渋谷の交差点で麻田が、現代日本の若者像を看破したっぽいガンチクのあるセリフを言うのですが、そこまでの、りりこのエピソードの数々があまりにもカッとんでいるのと、沢尻氏がとても魅力的であるせいか、ガンチクセリフはちょっと影が薄くなっちゃったかな~・・・といった感じでした・・。
作品前編を通して、「赤」のイメージが強い映画でした。「赤」という色は、人間を何となくエロティックなモードにする効果がありやなしやと・・・。
ひきばっち的満足度★★★☆
つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分
ユナイテッドシネマ・豊島園にて。
観てまいりました(^^♪
ヘルタースケルター:「乱雑に」「でたらめに」「あわてふためくこと」
劇中では大森南朋演ずる検事、麻田が「しっちゃかめっちゃか」と表現している。
私は普段、テレビをあまり見ません(ニュースと天気予報くらい)
おまけにバチ当たりなことに、「パッチギ」未見。
なので、沢尻エリカという女優さんは(グラビア等で見たことはあったかも知れませんが)実質上、本作で初めて見ることになりました。
ネタバレあります。
沢尻演ずる主人公りりこは、その美貌とスタイルで、ファッションモデル、映画、テレビ、雑誌、あらゆるメディアでトップに君臨する、若者の「カリスマ」的存在。
しかしその美貌やスタイルは、実は「造られた」物だった。
りりこは「全身整形美人」だったのである。その整形の後遺症が、後にりりこを苦しめるのだが・・・。
りりこの事務所の社長・多田(桃井かおり)は言う
あの子が元のままなのは、目と爪と耳とアソコくらい・・。
しかし、それを演じられる沢尻エリカの美しさに圧倒されました。
まぁ、こういうのは、好みによるのだと思いますが、私的にはちょっとオイオイこんな子いたのって感じです。
そんな沢尻演ずるりりこは、自己中心的、傍若無人≒ヘルタースケルター。
楽屋で彼氏とセックスくらいからはじまって、プロデューサーとは腕時計で時間を計りながらの寝技・・・。
りりこのためなら何でも・・という感じの、マネージャー羽田ちゃん(寺島しのぶ)の彼氏を横取りした上に、犯罪の実行犯として利用したり・・・。
さらには、りりこの人気を凌ぐ勢いで人気急上昇してきた天然育ちの若いモデル・こずえ(水原希子)に腹を立て、羽田ちゃんに「こずえの顔面切り裂き」命令まで・・・。もうめちゃくちゃ・・・。
しかしこの沢尻エリカの演技は、見ていて爽快でした。
バストショットもその一つなのですが、沢尻氏の気合が感じられました。
そして、そのめちゃくちゃに付き合わされている羽田ちゃん役の寺島しのぶはやはり上手いっす。
なんでこの役を引き受けたかは判らないが、りりこに心酔するマネージャー役を良い塩梅で演じています。
もう一人気になる女優さんは、問題の美容整形外科の院長を演じた原田美枝子さんです。
私的に原田さんは「日本の女優さんの中で五本の指に入る」好きな女優さんなのですが、本作の役は、悪役で、ノリはポップな感じ(ホンマかいな)
「雨あがる」や「愛を乞うひと」、若しくは「半落ち」などとはかなりカラーが違います。
「ここに原田美枝子とは、贅沢なキャスティングぢゃ」と思った次第です。
男優さんでは、りりこのメイクさんで、ちょっとオネエっぽい錦二を演じた新井浩文が、これまでのシリアス路線だけではないぞ!という感じでイイ味出してましたな。コワイイメージの人がこういう役をすると、何か不思議な感覚がします・・。
そしてもう一人、件の美容整形外科の悪行を暴き、捕えようとする検事・麻田を演じた大森南朋ですが、演技そのものはいざ知らず、脚本(というか原作がこういうキャラクターなのかな??)が“独り言のように、格言のようなポエムのような哲学のようなセリフをつぶやく”なので、私的にはちょっとキビシかったかなと・・・。
ラスト渋谷の交差点で麻田が、現代日本の若者像を看破したっぽいガンチクのあるセリフを言うのですが、そこまでの、りりこのエピソードの数々があまりにもカッとんでいるのと、沢尻氏がとても魅力的であるせいか、ガンチクセリフはちょっと影が薄くなっちゃったかな~・・・といった感じでした・・。
作品前編を通して、「赤」のイメージが強い映画でした。「赤」という色は、人間を何となくエロティックなモードにする効果がありやなしやと・・・。
ひきばっち的満足度★★★☆
つらい腰痛・肩こり・頭痛など、スタッフが全力でサポートします。
癒しの森整体院
丸ノ内線 新中野駅 徒歩3分
確かに、沼尻エリカは、思い切りの良い演技で、自分が熱望していた役どころですから、良くも悪くもはまり役(!)ではなかったのですか。
脇を固めていた役者陣、とりわけ寺島しのぶは好演でした。
まあ、それにしても、色彩のけばけばしさなど、あまり見慣れない日本映画のマンガティックが目立ちました。
女ばかりか、男たちもそろって、観客の多いのにも驚きでしたが・・・。
沢尻氏はハマってはいましたね。好き嫌いは別として。
私はあのネイティブ(?)な高飛車な態度が妙に新鮮でした。
色彩のけばけばしさは、監督の好みなんでしょうかね~。
この作品に関しては妙にマッチしていたような気も致しますが・・。
沢尻氏のお名前が、誤っていました。
おわび申しあげます。汗顔の至りです。
失礼いたしました。
ノー・プロブレムですよ