From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

関東CY(U-15)選手権大会3回戦 浦和レッズJr.ユースvs横須賀シーガルズFCJr.ユース

2010-07-07 | 横須賀シーガルズ(観戦記)
第16回関東クラブユース(U-15)選手権大会3回戦
2010.07.04(Sun) 11:00KO(40分ハーフ)
会場:埼玉スタジアム2002第2グラウンド
観衆:200人(目測)
浦和レッズJr.ユース93-00横須賀シーガルズFC Jr.ユース
6-0
得点者
11番
11番
11番
17番
18番
15番
18番
15番
12番 
時間
3分
18分
19分
47分
55分
64分
78分
79分
80+1分
得点者


浦和レッズJr.ユース・スタメン 4-2-3-1

       9

  17  11  18

    13   8

2   5    4   7

       1

浦和レッズJr.ユース・選手交代
34分  9 → 12 (18が9のポジションへ)
41分 13 → 14
59分  2 →  3
62分 11 → 15
62分 17 → 19


横須賀シーガルズJr.ユース・スタメン 4-2-3-1

      10

  11  17  19

     7   6

8    4   3   2

       1

横須賀シーガルズJr.ユース・選手交代
41分 17 → 22
49分 10 → 13
62分  6 → 15
70分  7 → 18

(*各記録はオイラの独自集計なので間違っていたらスミマセン)

この試合、勝てば全国が見えた試合であったが男子も女子同様
J下部組織の厚い壁に阻まれてしまう結果に。
試合をした選手関係者の落胆は相当のものがあったと推察されますが
見ていたこちらも、どう書き出していいものか悩みました。

相手のレッズは、ほぼ1年おきに日本CY選手権でベスト4以上の結果を収めている強豪。
仮に敗れたとしても善戦健闘すれば悔しくても、「まだやれる」という空気を残しつつ
第9代表決定戦に臨めるかもと、戦前は見込んで観戦したのですが
まさか、ここまで点差が開くとは・・・。

シーガルズ、レッズも共にFWを1枚とした4―3―2―1のフォーメーション。
開始早々2分、シーガルズは試合に入り切る前に
レッズ中盤選手11番に中央からドリブル突破を許しDFが堪らずファウル。
PKを献上し先制点を与えてしまう。
ただし、これはゲーム序盤のアクシデントと見て
気落ちは無かったように見えたが、ショッキングな展開になるのはこれからだった。

とにかく開始からずっとレッズペースのまま時間が進む。
レッズは左MF17番の突破がよく目立ち、シーガルズの右サイドはてんてこ舞い。
17番はミスもたまにあるけどリスクを厭わない運動量、そして1対1の強さが
素晴らしかったですね。
そして序盤にPKを取った11番は恐らくチームで1番技術、スピード、判断力の
ある選手。ドリブル突破だけでなく、クロスが上がると2列目から飛び出しで
相手のマークを振り切って抜け出せる反応が見事。
レッズの選手は精神的にも殆ど動じないというか常に確実なプレーを選択していきますね。
左右への長短織り交ぜたパスの展開やマークを外す駆け引きなど、シーガルズよりも
1手どころか2手先位、先読みしたプレーを実行出来るというか…。

シーガルズでも判断力を速くすることは監督さんが練習試合、公式戦を問わず常に
口酸っぱく指導してるけど、レッズはもうコーチに言われなくても、ほぼ完璧に
こなせてしまいますね…。

立ち上がりから終始レッズの圧倒的ペースの試合であったが得点経過は
やはり書いて置かねばならない。辛い作業ではあるけども。
18分、浦和の左へのワイドな展開から17番がサイドを突破。
17番の上げたクロスを中央で受けた11番がシーガルズDFを1人交わして2点目。

その1分後の19分にはシーガルズDFライン裏を通す浮き球パスに反応した浦和11番が
飛び出したGKを難なく交わして3点目。11番は早くもハットトリック達成。

30分、シーガルズ初のCKからシーガルズ4番がヘッドも枠の外。
シーガルズはこれがこの試合のファーストシュート。

34分、浦和は1トップ9番から12番に交代。
9番のコンディションは悪く無さそうに見えたけど謎の交代。戦術的なものなのだろうか?
1トップには18番が入り右MFは12番が務める。

前半はこのまま3-0浦和リードで折り返し。

浦和はボランチ13番と14番が交代。
後半はシーガルズは17番から22番へ交代。
22番はDFラインに入りCB4番は2列目セントラルMFの位置へシフト。
シーガルズ後半立ち上がりの布陣は4-1-4-1の日本代表っぽくなる。

      10

11   7   4  19

       6

 8  22   3   2

       1

布陣をいじるのはシーガルズでは何時ものことなのでオイラは驚かないが
相手はマークの確認で少々受身になったのが功を奏したのかも知れない。
前半は元気のなかったシーガルズ攻撃陣もリズムが出てくるようになった。
なお、4番と7番は状況に応じて盛んにポジションチェンジを行うため
固定したものではない。

43分頃には左に流れた4番のパス出しから7番が浦和DF裏へ走りこんだがGKが
飛び出してセーブ。これがシーガルズで一番良かった攻めの形だったかも知れない。

劣勢のなか何とか光明を見出したかに見えたシーガルズだったが良かった時間は
すぐに破られる。47分、右サイドにポジションチェンジした浦和17番が
右サイドから1対1を振り切って角度のないシュートを蹴りこみ4点目。
個人的にはこの失点が一番堪えた。前半から目立っていた17番だったけど
何なんだコイツはとしか言えぬパフォーマンスには脱帽。

49分、シーガルズは小柄な1トップ10番に代え13番を投入。
13番は右サイドバックに入り再び陣形が大きく変わる。
13番投入後のシーガルズ布陣はこんな感じ。

      19

11   4   7   2

       6

 8  22   3  13

       1

しかし浦和はその後もそんなシーガルズの事情はお構いなく加点し続ける。
55分、浦和左サイドバックのオーバーラップの突破からのクロスを
18番がニアでワンタッチゴール。5点目。
57分、浦和2番から3番に交代。

62分、シーガルズは6番が負傷交代。代わった選手は15番。
同じ時間に浦和は2選手を余裕の交代。

64分、浦和は左からのクロスを15番が右から左へ飛ぶ横ダイブのヘッドで
合わせ6点目。15番は62分に投入されていきなりのゴール。

68分には得点にはならなかったが浦和19番にシーガルズDFが
グラウンダーの裏へのパスから屈辱の1人ワンツー。
とにかくプロ以上に情け容赦ない浦和・・・勘弁してくれ・・・。

70分、シーガルズは7番から18番に交代。
シーガルズ最終布陣は多分こんな感じ。


      19

11   4  15   2

      18

 8  22   3  13

       1

さらにシーガルズは3番も前線に上げ意地の1点を取りに行こうとする。
しかしレッズはそんな前がかりになったシーガルズからカウンターで
3分間に3点加点。この過程の模様はもう悲惨すぎて筆舌に尽くしがたい。
これらの得点経過は浦和ジュニアユースの観戦記を書かれているブログ諸氏様に
詳しく書いてあると思うので、そちらを見てください。

勝負は非情だ。

南アフリカW杯でアルゼンチンを4タテにしたドイツも容赦ないサッカーを披露するが
この日の浦和はそれをさらに上回る非情さだった。
もっとも交代出場した選手は結果を出すためにアピールするのだから当然といえば当然だけど。


今大会は1発勝負のトーナメントなので0-1にしろ0-9にしろ負ければ同じだ。
しかし、この敗戦は結果以上に堪えるものになった。
今週末には群馬県で第9代表決定トーナメント戦が控えている。全国への枠は残り1枠で
その座を巡って3回戦敗退チームが凌ぎを削ることになるが、シーガルズは果たして
気持ちを切り替えることが出来るのだろうか・・・。

対戦相手はジェフ千葉U-15習志野。ここも強敵である。
11日は遠い上にTOPの試合の応援に行くため群馬へは行けないが
気持ちを切り替えたシーガルズの健闘を願うほかにない・・・。
試合後の選手スタッフの憔悴し切った姿を見ているだけに
色々と心配であるけれど・・・。

(画像はまとめて掲載)













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