正しい歩き方ってどんな歩き方ですか?
とたまに聞かれます。
これはとても難しい質問です。
やってはいけない歩き方は割と簡単に説明できます。
まずはそれから行きましょう。
1つ目は背筋を伸ばしての歩行です。
ただ背筋が疲れるだけです。
2つ目は腕を90度にしてよく振る。
これも肩まわり、腕まわりが疲れるだけです。
3つ目は急ぎ足、早歩き。
これは大腿部前面部、下腿前面部などが疲れます。
背部、肩まわり、腕まわり、下肢の筋肉、筋膜が硬くなってしまいます。
筋膜が硬くなると身体が歪み、結果的に痛みが出ます。
患部の筋膜が硬くなり、筋膜に痛みが出るならまだ治療もしやすいですが
離れたトコロにでることもあります。
例えば
胸周りの筋膜硬くなる事で反り腰になり坐骨神経痛に似た症状が出だりします。
(祖母への脊柱管狭窄アプローチブログ)
歩行で面白いのは
普通の歩行では大脳皮質(意識して何かする)は目的に向かっての歩き出しのみで
後はほぼ働きません。
無意識で歩いています。
意識をして姿勢を良くしようとすると全て無駄に力が入ってしまいます。
人間には中脳歩行誘発野と呼ばれる歩行中枢が脳幹にあります。
その部位を刺激するとそれまで座っていた動物が立ち上がり、歩き出す事が分かっています。
また人では微小な脳梗塞で中脳歩行誘発野が損傷すると起立、歩行ができなくなりす。
人間は誰にも教えられる事なく歩けるようになります。
それなのに中年以降になるとあちこち意識して歩こうとします。
意識すればするほど筋膜などの結合組織は硬くなります。
ではどの様に歩いたら良いか?
歩いている最中は何も意識をしない事。
ゆったり、リラックスしている事。
脳幹に任せ『歩かされる』事が大切です。
(もちろん身体の構造に問題がない、痛みがない事が条件です)
無駄がなくポンポン足が前に出る感覚があればとても良いですね^_^
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院でオススメするスーパーフィートインソールを靴に入れるとその感覚がとても分かりやすいです。
「良い歩き」から得られる身体の影響は
筋肉だけではなく、脳幹や自律神経など
とても大切なモノばかり。
ぜひ実践してほしいです。
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