ラン科、Orchidaceae、オフリス属、地中海沿岸地域原産、
学名:Ophrys fusca、
和名:ソンバー・ビー・オーキッド、オフリス・フスカ、
英名:Sombre Bee-orchid、Dark Bee-orchid、葡名:Noscardo-maior、
2009年3月、2014年3月29日、2016年2月16日、29日、2020年2月21日、2021年2月14日、3月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
オフリス・フスカ Ophrys fusca の花。草丈は30~50cm。
草むらの中に群生するオフリス・フスカ。花弁、舌弁ともに色柄の多少変化がある。
潮風を受けて、平原に堂々と立つ群花。
岩の割れ目にひっそりと咲く。
光沢のある黒い舌弁は草むらでよく目立つ。早春の朝陽を受けて。オフリス・フスカ Ophrys fusca でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の ophris(=眉毛)を語源としている。種小名は「暗赤褐色の」の意。
オフリス・フスカはラン科の多年草である。本種の属する Ophrys 属は地中海沿岸地方に約20種(変種が多いと言われている)分布し、英名ではその花姿から Spider orchid とか Bee orchid と呼ばれている。当然のことながら、学名でも、同様の命名となっている。本種は、概して標高1500m以下の牧草地等の草原に自生し、地下に肉質根を2個持ち、根際に4~6個の楕円状の葉をつける。草丈は30~50㎝程度。3~5月頃、長さ30㎝程度の花茎を直立させ、径3㎝程度の花を1~10個つける。花弁は緑色で、唇弁はビロード状に光沢のある暗赤褐色で、中央部は白色の模様が入る。本種は、オスの蜂を誘引するために蜂の姿に擬態化している。(GKZ植物事典より)
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