もう一回ＧＷやりたいと思ってしまうくらいには怠惰な気持ちの今日この頃でございます。日がな一日パソコンに向かって仕事しておりましたが一向に終わらず青色吐息でございます。というのも睡眠欲には勝てません。医大生・たきいです。
先月、県人会ということで、大学の宮城県出身者が揃った飲み会があった。そこで、みんなで「定期戦」行っちゃうかという話が酔った勢いで出てきたのだけれど残念ながら結局予定が合わず決行されず。「定期戦」とは何かというと、宮城県仙台第一高等学校と宮城県仙台第二高等学校が野球で争うという伝統の一戦。野球の実力では甲子園常連の仙台育英、東北といった私立高に敵わない両校だが、明治33年から続く伝統の一戦は、県内一の盛り上がりを見せることで宮城県民では有名だ。因みに我が大学でもこの話をよくしているので知っている同級生は多いはず。したがってその盛り上がりは宮城県に留まらず全国に広がっていくことは確定的である。
今年の定期戦は見事一高の大勝利。戦後の勝敗は、仙台一高の31勝30敗9分を数えたのだという。「杜の都の早慶戦」という異名も取るが、その歴史は早慶戦より古く、早慶戦が「東京の一高二高定期戦」であるというのが宮城県での定説となっている。
会場は東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地。毎年、定期戦の時期には楽天がアウェー戦を戦いに仙台を出てくれるというのだと、４番を打っていた高校の同級生がツイッターで言っていたけど本当なのかどうか。笑
野球の戦いはともかく、目玉は伝統の応援合戦である。応援歌にエールを送るだけでなく、野次合戦が名物。本気である。その話を他県の人に聞かせてあげると、宮城県汚いとか言われがちであるが、何もわかっていない。野次の裏には愛情があるのだ。一高も二高も凄まじい浪人率を記録していると思うが、所謂高校４年目に河合塾なり駿台なりで出会って仲良くなるのも隠れた伝統だ。かくいう筆者も浪人中に仲を深めた二高出身の男とふたりで大学に入ってからロンドン旅行してきたくらいである。笑
野次の上ではけちょんけちょんに貶しあっても、その裏には信頼があるに違いない。
因みに。医学部業界で「仙台出身っす」と自己紹介すると、「二高？」と聞かれるケースが多発していて困っている(笑)。是非仙台一高の後輩諸君には医学部にじゃんじゃん合格してもらって、二高を凌駕してもらいたいものである。ガンガン一高！
うーん、大学在学中に一回くらい定期戦行きたい…！
（県外の人から「たきいは一なんだっけ二なんだっけ」とよく聞かれてなんかごめんと思う人(笑)）
はじめまして。
今年1年の後輩母です。
定期戦の観戦に行ってまいりました。
父兄も楽しむ一高行事ですね。
野次の裏の「信頼」というところで、息子の言葉と重なり嬉しくてコメントしました。
母は野次なんて言うようにならなくていいと思っておりましたが、
「一高と二高は、お互いの学校のことも好きで本当は仲がいいんだ。愛情があるんだ。だから楽しんで野次を言い合えるんだ。」とのことでした。
その言葉を聞いて、入学1ヶ月で代々受け継がれるものの意味をちゃんと受け取っているとは、素晴らしいと感動しています。安心しました。
先輩方が、大切なものをしっかり伝えてくださっているということですね。
両親は県外出身で高校のことはよくわかっておりませんでしたが、良い高校に入学できたと喜んでいます。
是非、ガンガン一高！！で医学部じゃんじゃん合格してほしいですね。
ご子息の壱高ご入学おめでとうございます。
大運動祭、アピール行進、定期戦にかけての一高の盛り上がりは凄まじいものです。今でも思い出すとワクワクします。
二高というライバル校を意識することで、母校への愛校心が芽生える。そんな時間なのでしょう。
私は３年間本当に楽しい一高生活を過ごせました。
一高のことを気に入ってくれた息子さんならば、充実した３年間を送れるであろうと確信します。
ご子息の一高生活が実り多きものになりますようお祈り申し上げます。
コメントありがとうございます。
学区制施行前となると、一高の天下だった時代ですね…。そういえばキンキンさん世代の一高出身の先生がおられました。
このブログに辿り着いてくださったということは、遠くアメリカから仙台を懐かしくお思いになったということでしょう。わたしは一高を卒業してからまだ5年ほどしか経っていませんが、一高も、仙台という街もいつまでも心の拠り所であるようです。