胴上げ！！

宙を舞った。あの視界はひとりで見ることはできない。絶叫の単振動に乗り、景色を噛みしめる。それが胴上げである。

というわけで、今日はグラウンドで胴上げされてきました。ラグビー部入部のお祝いに。入学当初はこんな展開全く想定していなかったけれども（笑）。医大生・たきいです。

けだし、胴上げとは双方の信頼関係があってこその行為であると思う。下から持ち上げる人たちは、こころから歓迎しなければ胴上げなんてやる気には毛頭ならないであろうし、宙に舞う人も胴上げしてくれる人に全幅の信頼を置かなければ身を委ねられはしない。極端な話、中に舞わされたあとに、そのまま手を離されれば下手すりゃ死んでしまうのである。少なくともあまりに得体の知れない団体に胴上げを要求されても拒否するのが普通であろう。故に胴上げとは信頼関係の具現化であると考える。なかなか素敵な文化ではないか。

そういえば、最後に胴上げをされたのは高校入試の合格発表の時であった。あのときの喜悦っぷりは今でも思い出すとわくわくする。応援団の和太鼓の音に耳を澄ませばなんだかすごいことが始まるぞと思い、やたらにテンションの高い上級生達を見ればなんだかすごいところに来てしまったぞ、と心に激震が走った記憶がある。今年の春の喜びも格別であったが、あのときの春もまた格別であったのだ。

高校入試のときの胴上げは確か人生初であったかも知れない。人間の身体がこんなにも持ち上がるのかと変なところに感心した気がする。喜びそのものよりも胴上げ自体が不思議と心に残っている。その胴上げしてくれた集団が何者かを必死に思い出していたのだが、今思い出した。




ラグビー部である（笑）。




こうなると、ラグビー部に入部したのも前世からの因縁であるかのように思えてきてしまった。笑




（昨日のコメントくれた人を別の人だと勘違いしてた人（笑））




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