上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2023.9.16(日) 環境問題報道から 炭素貯蔵

2023-09-16 18:56:09 | 保健環境
2023.9.16(日) 環境問題報道から 炭素貯蔵

<樹木超える地域も> サバンナ 草原の炭素貯蔵能力
・土壌中に炭素を貯蔵するのに、
熱帯の草原が従来考えられているよりも大きな役割を果たしている
ことがわかったと、
米ユタ州立大学が6日、発表。
二酸化炭素の貯蔵を目的として、
このような場所に植林することに疑問を投げかけるものだとしている。

・アフリカなどの熱帯域には、
大きく広がる草原とまばらに生える樹木によって特徴づけられる
サバンナと呼ばれる場所がある。
雨期と乾期がある半乾燥地域に分布している。

・樹木も草も、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成をおこない、
その産物の炭素化合物を土壌中に貯蔵する。
従来、そうした働きは、
樹木の方が草よりも大きいと考えられていた。

・同大などの国際研究グループは、
南アフリカ共和国北東部にあるクルーガー国立公園のサバンナで、
樹木と草が土壌中の炭素貯蔵に
それぞれどのような役割を果たしているか調査した。
その結果、
調査した地域の土壌の炭素貯蔵量の半分以上が草によるもの
であることがわかったという。

・植林で樹木を増やしても、
土壌中の炭素貯蔵量が増えたところと、
減るところがあった。

・研究グループは「平均して、サバンナで樹木を増やしても、
土壌中の炭素貯蔵量の増加はごくわずかだ」と指摘。
サバンナの生態系を保存することの重要性が明らかになったとしている。
以上
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2023.9.10(日) 環境問題報道から 国連報告書

2023-09-10 20:26:45 | 環境保護
2023.9.10(日) 環境問題報道から 国連報告書

<1.5度目標 達成困難>
温暖化の防止へシステム変革を

国連報告書
・国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局は8日、
地球の気温上昇を1・5度未満に抑えるための温室効果ガス排出削減の取り組みが不十分であり、
「あらゆる方面でさらなる行動が求められている」とする報告書を発表。

・報告書は、世界の温暖化ガス排出量が「1・5度目標」を達成できる水準に達しておらず、
各国があらゆる分野で目標を引き上げ、
「システム変革」に取り組むべきだと指摘した。

・また、「排出削減対策なしの石炭火力発電」を、30年までに19年比67~92%削減し、
50年までにほぼ全廃する必要があると指摘。

低・ゼロ排出の電力が、50年までに99%を占めるようになるべきだとしている。

・気候災害軽減のための「適応」措置の強化や、気候対策への資金の増額の必要性も強調。

・報告書は、アラブ首長国連邦(UAE)で開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で行われる
「グローバル・ストックテイク」(GST)のたたき台となるもの。
GSTとは、気候変動対策の世界的枠組みを定めたパリ協定で定められたプロセスで、
国際社会の取り組みを5年ごとに評価し、
新たな方向を打ち出した。
COP28で第1回GSTが実施される。
以上
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