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フェンダースクワイヤーのストラトです。かなり古いもので、ボディートップにメープルが貼ってある珍しいストラトです。元々は3シングルだったのをHSHに改造してます。ミニスイッチで、タップ出来3Sとしても使えます。
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弦高は12フレットの弦との隙間を測ります。今日弾いたら高い様な気がしたので測ってみると、12フレットで2mm位あるので調整したほうが良さそうです。
この辺は、個人の好みですね。低い方が抑えやすいですが、弦の振動幅は狭くなります。
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このストラトはブリッジが珍しくシンクロナイズドの形で、ナイフエッジでフローティングになっています。通常はベタ付けで緩める方向のみのアーム操作ですが、これは±両方にアーミング出来ます。フロイトローズと同様の機能で、運用は簡単になっています。
フロイトローズはアイバニーズとかで使われていますが、弦を張るのにブリッジ側で弦のリングを切ってビス留めする必要がありめんどくさいです。ヘッド側もネジで固定してアーミング時の音の狂いを抑えていますが、調弦はその固定を緩めないとペグを回せません。慣れないと、固定のままペグを回して弦を切ったりします。
話は戻りますが、ブリッジがヘッド側に浮いているので弦高が高くなっている様です。調整は、裏側のアーミング用のばねのテンションを強くして引っ張ってあげます。それでもたりないときは、ナイフエッジのスタッドを下げるかブリッジの駒を下げます。
違いは全体で下げるかか、弦単独で調整かの違いです。
⚾️調整結果
今回は裏のバネの張力調整でブリッジを平行にして弦高を少し下げました。結果として弾きやすくなったのと、響も良くなったように感じます。ギターは本当にちょっとの違いで音が変わります。
トラスロッドの無いギターは響きが良いと言いますが、たまにロッドを触ってみると緩みきっていて少し締めると音が良くなったりします。ちょっとの事で振動の感じが変わるんでしょうね。
鳴りが気に入らないと弾かなくなってしまいますが、諦めずに触ってみると良いですね。
親指をネックの後ろに置いて弾いてみて、振動しない場合は調整の余地、音が良くなる可能性が有ると思います😋。