ネコはほとんどにおいがしません。
待ち伏せ型ハンターとして、獲物を待ち伏せしているときに匂ったら獲物に逃げられてしまいます。
なぜ匂いが無いのだろうか?と不思議に思います。
それは、ネコは汗をかかないからです。
汗には、いろいろな匂い成分アポクリンや尿の成分が入っています。
このため汗かきの人は臭いですし、汗をよくかく動物(イヌもそうです)も臭くなります。
ところが、ネコの汗腺は顎の下やシッポのつけねの限られた所しかありません。
そこからもほんのわずかの汗(におい物質)しか出ないのです。
ですから、鼻の良くない人間にとっては、ネコはまったく匂いのしない動物なのです。
また、ネコはきれい好きで、食べて汚れた口の周りなどは、食後にていねいになめて掃除します。
お尻なども足を上げて丁寧になめてきれいにします。
そして、ひなたぼっこも好きなので、残ったわずかな汚れも日光消毒され、紫外線によって分解されます。
とにかくネコは生まれつき、体が匂わないうえ、さらに匂わないように努力しているのです。