コツコツ 石畳をあるくワタシの靴音だけ 何時も通いなれた道だった でも、視線のうんと先に黒っぽい入口が あれはなに ん 気のせい 気のせい 構わず歩き、ワタシは入口を通り過ぎた。そして、ずんずん歩く。いつもの所へ、当たり前の気持ちで到着。そして、毎日とおんなじことをして、戻る。
あの入口のこちらは物質界 だから、ダイエットしなきゃ体が重くなってしかたない 油断も隙もありゃしない。 入口をはいったら、どっか別の世界 ん、歩いてるのも軽いような
それは合わせ鏡みたいな アリスの不思議な世界かも
種あかしします。それは光線の加減みたい。もう、半月以上もこんな調子です。あるとき、突然黒い枠ができたのです。いえ、そう見えるのです。