呑ん兵みたいに今日も咲け(酒)、咲け、明日も咲けとばかりに言っていたがついに咲いた。狭い庭は正に百花繚乱咲き乱れ四季のうちで一番美しい時を迎えた。花に水を遣ったり、支柱を立てたりすると、そんなに花が好きだったの?と怪訝な顔をされる。無頼漢にとても似つかわしくないという事か。
優しい気持ちが無いではなかった、格闘技をやった精神を永くひきづり、男とはそうした女々しさは恥と教えられそうして過ごしてきた我半生。以前はそんなに花が好きではなかった、しかし歳を経るにしたがって周りの自然が見えるようになり好ましく思えて来た。すこしだけ気持ちのゆとりが出てきたという事か。
とにかくきれいなモノを見ることは気持ちに潤いを与えてもらうような気がすると言うと気障に聞こえるかもしれない。
玄関で3輪咲いたアマリリス
娘が好きだと言うシャクヤクの花、ボタンよりも私も好きだ