薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

天草芋郎・天草放浪記.47

2024-05-15 | Weblog
「まあまあ一献!LINEのナビでワザと
 迷わしなさったのでしょ?
 米ニの旦那、お主もワルよのう」
「グフフフ、いえいえ、芋郎さんほど
 では御座いませぬ」
グヒヒヒ
グハハハ〜
地元の酒と肴の愉しい宴がしばし続き、
お約束ではあるが拙者の記憶が次第に
遠のくのであった。

天草芋郎・天草放浪記.46

2024-05-15 | Weblog
「またまたご冗談を、私の結婚式に来て
 くれたじゃないですか!」
・・・
すっかり失念していたでござる。
時代が時代なら切腹ものでござる、、、
「あ〜あれはドアツードアで、福岡から
 貸切バスで会場まで往復しただけで、、」
必死に言い訳する焼酎で海馬が崩壊し
シナプスが完全に消滅した哀しき半アル中
爺さんでござった。
「乾杯!さ、さ、ここは拙者が払うので
 ガンガン呑みましょ!」
「いえいえ、何をおっしゃる芋郎先輩!
 せっかく天草に来ていただいたのに
 私が払いますよ」

広告業界時代から変わらぬ優しくって
繊細な心配りをする天草米二氏に甘える
薩摩の田舎侍崩れのクズ郎でごわす。

天草芋郎・天草放浪記.45

2024-05-15 | Weblog
「芋郎さ〜ん、お久しぶりです〜」
「お〜米ニちゃ〜ん!達者そうで何より」
暮れ六つ時なのにアーケードはひっそり
静まり返っていた。
「ここ夢咲通りって言うんですけど、
 すっかり夢なき通りになったんですよ」
米ニ氏が力なく言った。
「なんとかしたいと頑張っているんです
 けど・・」
「まあ、呑もうぜ、確か修学旅行以来の
 天草なんだよなぁ」
「ええー!」
米ニ氏のシャウトがアーケードに響き
渡った。