薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

天草芋郎・天草放浪記.Fin

2024-05-25 | Weblog
眼下に拙者が棲むタワマン住み慣れた
福岡の街並みが見えてきた。
次は何処へ、、
旅もそうなんだけど、この頃人と会う時
「今日が最期」の心持ちで向き合っている。
年を重ね一層その想いが強くなってきた。

さて、それはそうとカミさんからのミッション、
家事が溜まりに溜まっているんだろうなぁ、
拙宅ではカミ様は神様なのでござるのよ。

それでは、さよーならまたいつか!
ご清覧あいがとさげもした。
今日から再び薩摩芋郎に戻るでごわす。


#GRⅢx

天草芋郎・天草放浪記.124

2024-05-25 | Weblog
🎵もしもわたしに翼があれば
  願う度に悲しみに暮れた
  さよなら100年先でまた会いましょう
  心配しないで

♪天草よ、さよーならまたいつか、、

朝ドラ「虎に翼」の主題歌、米津玄師さんの
「さよーならまたいつか!」を
こころで口遊んだ。


#GRⅢx

天草芋郎・天草放浪記.123

2024-05-25 | Weblog
「お酒のボトル入れてますか?」
手荷物検査で呼び止められた。
「あ、はい、、焼酎の五合瓶です、、」
「恐れ入りますが、確認しますので出して
 ください」
「ぎょ、御意」

昨夜荷物整理のとき、リュックに割れない
ようにと、ヨレヨレのステテコに包んでいた
米ニどんからの大切なお土産を恥じらい
ながら取り出した。
「あ、開けていないですね、OKです」
「ぎょ、御意」
酒を呑んでもいないのに真っ赤になりながら
再びボトルをステテコに包んでリュックに
入れ直した。
眼下の天草を眺めながら
「米ニどん、お主が福岡に来た折には
 一升瓶を手土産にお渡しするでござる」
と、固く誓った。

#X100Ⅵ

天草芋郎・天草放浪記.121

2024-05-25 | Weblog
それにしても喉が渇いた。腹もへった。
「ケッ、コンビニもねえのかよ、、」
祈りの後、舌の根も乾かぬうちに悪態を
つく清らかな心に程遠い煩悩おじさんは
「ま、空港には売店もあるし、もう少し
 我慢しよう、、」
と独り言を呟き、再び急な坂道を恨めし
げに視つめながら黙々とペダルを漕ぎ、
空港へと向かった。

#X100Ⅵ