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畳職人(松浦畳店3代目のブログ)

和室は家族の一体感を高めます。

機嫌指数、上昇中

2006-11-16 22:00:32 | 畳工事
お寺の仕事は結構きつかった。紋縁だけで90畳以上。
同時に賃貸や個人の仕事も入ってきたので。

親父も私も疲労困憊していた。
70歳の親父は身体の不調を押して仕事をしてくれていたようだ。

当然、イライラしていたし機嫌も悪かった。
でも疲れたそぶりを見せず頑張って仕事をしてくれていたので
親父から少々悪口を浴びても私は我慢していた。

しかし最近お寺の仕事が一段落ついたので
親父の機嫌が良くなってきた。
少し安心。

仕事だけが生き甲斐の親父。
正月でも作業服を着て作業帽をかぶっている親父。

先日親父に「お父さんはたいしたもんじゃのう!」
「こうしてお父さんにひかれて仕事が次々くるんじゃからのお~」と
誉めてあげたらまんざらでもない顔をしていた。

「そんなことはねぇー」と否定していたが。
なんだかんだと言っても親父は偉大だ

畳職人

2006-11-15 21:34:45 | 生活
このブログを立ち上げた動機は畳や畳屋さんについて広く一般の方たちに知っていただけたらというものだったので随時これらの事を紹介していきます。

畳屋さんは技能向上のため畳技能検定なるものを受ける方が多い。
これは全て手で畳を縫いつけ仕上げるというもの。

わら床に畳表と畳縁を縫い付け場合によっては板もいれたりする。
板入れ畳は上級者の検定となる。

2級検定で2時間、1級検定で5時間の時間内で
畳を完成させる。結構これがきつい。(体力的に精神的に)

でも検定を通して基本をしっかり学べるし日頃の仕事にかなり生かせる。
普通の畳屋さんは仕事の能率アップのため畳逢着機械を導入している所が多い。
しかし肝心な所は手での技術が必要不可欠なのだ。

山口のある畳屋さんの若奥様は手縫いでの畳技能検定受験に向け
日夜練習している。そのひたむきさに心を打たれる。

匠の世界は深~い!
下の写真は検定に向けて練習中の時のものです。



今年畳1級技能士の資格を取得しました。



有職畳

2006-11-14 19:05:58 | 畳工事


有職畳(ゆうそくたたみ)とは
古くからの朝廷や武家などの儀式、作法の定法に基づいて作られた畳。
現在では神社寺院などで伝統的な調度具として使われる。

その中の一つに厚畳(あつじょう)がある。
寺院では住職さんがこの上に座って読経する。

畳屋さんはこんな畳も製作するのです。
でもうちの場合、創作畳といったほうがいいのかも?



2枚目の写真では畳表が実物よりかなり青く写っているのはなぜ?
畳縁が赤いからかな?
この畳は住職の希望で厚み2寸仕上がりだ。

これらの写真、手前の隅が写っていなくて
ごめんなさい。再度写真を撮ろうとしたら父がお寺に持って行っちゃった。



2006-11-13 18:21:26 | 生活


昨日吉備路のお店で竹細工の商品が
販売されていた。

ぱっと目に入った瞬間いいな~と
感じ購入した。

これを見て子供達3人も夢を持って頑張って欲しいなと
思い床の間に飾った。

かく言う私も夢を持って生きなければ!!

自然の中で

2006-11-12 17:42:30 | 生活
今日は備中国分寺に家族で行ってきました。
吉備路の散策コースの一つです。
下の写真は五重塔です。



いやあ~。
ゆっくりできました。
妻や子供達はどんぐりを面白がって拾っていたり
バッタを捕まえたりして(すぐ逃がしてあげましたが)
休日をしっかり満喫しました。

竹林もあったりして。


奥さんもよく仕事してくれます

2006-11-08 21:32:13 | 畳工事


うちの奥さんも仕事を進んで?手伝ってくれます。
今日は朝から親父は同級生とゴルフ
私と奥さんとでお客さんのお宅に行き畳をあげ
施工する。

奥さんは畳を運べないのでお客さんのお宅では
もっぱらお客さんとの会話役(大切!)
工場では平刺しをしてもらう。

仕事をしている時はついつい奥さんに
手厳しく言ってしまう。

その分、家にいる時にはサービスしていますが。
畳表はまだ昨年のいぐさの表を使ってま~す。


親父

2006-11-06 22:47:22 | 畳工事
親父はたたきあげの職人。
10代の頃から東京の下町の畳店で修行していたみたい。
なんだかんだといっても親父は偉大だ。

「おまえの親父は人柄が面白い」と他人から言われる。
口下手で話し振りもずけずけというのでお客さんに
失礼ではないかと私は冷や冷やする。でも
お客さんから見ると話しやすくてひとなつっこい感じがするみたい。

今でも親父と仕事をしていると衝突する事がしょっちゅうある。
自営業だと技術もさることながら
もっと大切なのは接客、そしてにじみでるような人柄かなあ~と
最近よく感じる。

まだまだ私は親父から見ると幼いのだろう。
以前、親父が言っていた。
「商売人はちいと阿呆な方がかわいげがあっていいんじゃあ~」


日が暮れるのが早~い

2006-11-04 22:03:41 | 畳工事
岡山では5時半頃になるともう真っ暗。
マンションのしき込みは時間との勝負となる。
マンションからマンションへ急いで車を走らせる。

手早く敷きこみしないと全く見えなくなる。
携帯の懐中電灯が必要だ。

昼間に敷きこみすればいい話なのだが。
仕事の段取りの都合で。

今日のお仕事

2006-11-01 20:50:26 | 畳工事


今日は手前の畳表替え10畳と向こう側新畳7.5畳の施工と
敷きこみをした。

もともとこの二部屋は敷居で続いていたらしい。
向こう側はフローリングだったけど畳にして
集会場にしたかったようだ。

畳の敷き方は施主の希望通りにした。