TAZUKO多鶴子

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倉敷中央画廊『TAZUKO多鶴子展』8日目です…

2007-06-19 | 個展
倉敷中央画廊、個展の8日目です。
今日は、
注文制作の期限が間近に迫っている作品がある為、
会場は画廊の方に全てお任せしております。
「さて~今日は制作するぞ~!」
と思っていた所に…
今朝、古美術商『美観』の西山松生社長から
私の携帯にお電話がありました。
「大原美術館の無料券があるのでしっかり観ておいで!」
とご親切なご連絡。
「今日は制作するので会場まで行けない…」
とお話しするとまたまた励ましのお言葉を一杯頂きました。
「先生の絵には宇宙がある。
あんな絵は世界の何処にも無い。
そのうち凄い事になる。
これから何時か必ず、目利きの優れた金持ちに眼が止まる。
そこから必ず火がつく。
代表作の大作を描く、凄い絵を一杯描いて描いて描き続ける。
そうしたら必ず目利きの凄い人物に必ず巡り会える。
それは日本じゃ無いかもしれない…
ひょっとすると○○国だとわかる人物がいるかもしれない…
目の利か無い、観え無い人間は相手にしない事だ!
いや!相手にする必要は無い!
古美術の世界では、
陶器の作家よりも優れていいるのは絵描きだ。
絵描きの方が上なんだ。
絵の方が値打ちがある。
今のような凄い絵を
描いて描いて描き続け…しかも、けっして焦らず!…頑張りなさい!」
強い励ましのお言葉でした。
今回の個展でも
辛い言葉を言われる観光客が色々といらっしゃいました。
「あんた何かの宗教に入っているだろう…」
「何の宗教に気触れてる…」
「色は奇麗だけど宗教画だね~…」
今回の個展もこんな言葉で沢山傷ついていました。
「私はごく普通の日本人で、宗教観は皆様と同じですよ…
何かの宗教団体に入ってなどいませんよ!」
私のその言葉に
「嘘ばっかり言うんじゃない!」
そこまで言われて嫌う方もいらっしゃいました。
その中で
西山社長の言葉は泣ける程嬉しいものでした。
今回のお電話も
励ますだけで無く、
私を大きな作家に育てる為のヒントを
幾つも与えて下さろうとしているようです。
本当に有り難いことです。
『青山二郎』を思わせるような
目利きの人物『西山社長』に出会えて
今回の個展は何よりも意味があったと痛感しています。
皆様に鑑賞のご参考までに…
西山社長の陶器等の鑑賞をお聞きしてビックリしたのですよ。
「名品を観ていると、
名品の時は必ず!器の中に自分の心も体も、全身全てが入っていく感じだ。
自分を含めた宇宙全てが中に入り込んでいく…吸い込まれていく…。
先生の絵を観た時もそうだった。」
この鑑賞の感じは、
どうも『青山二郎』と同じなような気がします。
本当に凄い人物に出会いました。
出会いに感謝です!!