TAZUKO多鶴子

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倉敷中央画廊『TAZUKO多鶴子展』に展示した鑑賞の言葉…NO.2

2007-06-26 | 個展
今日も昨日に続き、
倉敷中央画廊で展示した
残り全ての言葉をご紹介します。

  <青山二郎の言葉>

『精神があるならば、
       形に表れない筈はない』

『私の場合、それは
    眼を頭から切り離すことだと思う。
 評論家に借りた眼鏡を捨てて…
    自分の裸の眼を使うこと。
     考えずにみることに徹すること。』

『茶碗には六相というものがあり、
  品格・詫び・寂びの三趣、
        量感・力感・浄感の三感、
  この三趣三感が一つになって
         茶碗の姿を造っている。
  その姿とは
 「単なる形態ではなく、
      物の本質が
       外面に表れた象としての形」
             のことである。
「何かが何かを補って
      えも云われぬながめとなり
                姿となる」』

『宗教や芸術があると思ふのが、
            間違ひである。
 殊に様々な宗教や
       数々の神学があると
               思ふ教養。
 音楽や芸術や文学が、
       芸術にも色々あることを
              教へる病気。』