TAZUKO多鶴子

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『ドストエフスキー』の言葉

2008-10-19 | TAZUKO多鶴子からの伝言
 『ドストエフスキーは、
  どんな思想家が与えてくれるものよりも
  多くのものを私に与えてくれる。
  ガウスよりも多くのものを与えてくれる』

天才物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉である。
ドストエフスキーは文学以外の分野の著名人からも、
高く評価されてきたロシアの作家である。
今日は『ドストエフスキー』の言葉をご紹介します。



   こうしたしくみのいっさいを秘めている蒸留器のなかを、
 
    わたしはのぞいてみたわけではないが、

    しかし
 
   一定の法則は必ず存在するし、

   存在するはずだ。

   そこには偶然性などありえない

    …… ドストエフスキー 「罪と罰」 …



   そうだ、

   僕のまわりには

   小鳥だの、木々だの、草原だの、大空だのと、

    こんなにも神の栄光があふれていたのに、

    僕だけが恥辱の中で暮らし、

   一人であらゆるものを汚し、

    美にも栄光にも

   全く気づかずにいたのだ

    …… ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」 ……



   すべて真実で美しいものには、

    つねに、

   いっさいをゆるすという、

    大らかなものがあふれている

    …… ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄妹」 ……




*ドストエフスキー*
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(ロシア語: Фёдор Михайлович Достоевский,1821年11月11日〔ユリウス暦10月30日〕 - 1881年2月9日〔ユリウス暦1月28日〕)は、ロシアの小説家・思想家である。レフ・トルストイやアントン・チェーホフとともに19世紀後半のロシア文学を代表する文豪である。
その著作は、当時広まっていた理性万能主義(社会主義)思想に影響を受けた知識階級(インテリ)の暴力的な革命を否定し、キリスト教、ことに正教に基づく魂の救済を訴えているとされる。実存主義の先駆者と評されることもある。なお、姓は訳者によってドストエフスキイ、ドストエーフスキイ、ドストイェーフスキイなどと表記されることもある。


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