「ヤシャブシを染めたいので教えてください」
と生徒のItoさんが採取した矢車附子の実を持って来たので
草木染め教室となった。
ヤシャブシはハンノキ科の種類の木の実である
色は黒くなかなか可愛い実である。
染め糸は木綿だがヤシャブシはタンニンを含むので
豆汁による前処理はしないのでステンレス鍋で煮出す作業から始まった。
(ヤシャブシを染めたのは8年前のことで久しぶりの作業である)
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今日Itoさんの400gの綿糸のうち200gを鉃媒染で染めて
後日残りの糸200gをアルミ媒染で染める計画で、
織物のデザインは染め上がった糸を吟味して決める予定である
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30分も煮込むと真っ黒い染液に変わり、これから染まる糸に期待する、
3番液まで抽出して十分な染液が出来たので早速鉄媒染液に浸けると
黄味を含んだ茶色の綿糸が瞬間濃いグレーに変色する
「わー!、私の好きな色になったわ」
この作業は写真を撮っている余裕も無かったので
後日染め上げた糸をブロブでご披露出来る様に
作者のItoさんにお願いしてみます。
乞うご期待です!