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TAKE-LOG 竹ログ

東京から手織体験のフルコースを目指してやって来た

手織体験のフルコースの予約をしていただいたお客様が

竹島クラフトセンターにご来店です。

お話しているうちに

2年前にもやったことがある体験者で今回の旅行を竹島で手織体験をしようと

言う事で竹島クラフトセンターまでやって来て下さったのです。

だから体験者はお兄さんと妹さんが主役でスタート、

最初に登場したのがこの綿繰りの道具である

何だ?この機械と思われると思うが、

レッキとした江戸時代の道具である。

「綿の中には種があります」

「触ってみてください、硬いものがありますが。それが種です」

「硬い種があっては綿として使えないので、種を取り除く為に

昔しの人は”綿繰り機”という道具を発明したのです」

「あれ!種がこっちに、綿は向こうに別れて落ちる」

夢中になって不思議を体験する子供達

「綿をもっと作ってください」

きー!きー!と音を立てて綿繰り機が動く

「不思議だな」

そうなんです、種を潰さずに綿を得ることが出来る道具を昔の人は経験から学んだのです。

この歯車も捻り棒になっていたのは・・・、

 

次に登場したのが弓である

「弓だ!」

「何で弓でしょう」

武器の弓が綿を生産する為に使っていたんだ

弓の弦の振動不思議を与えることで綿がほぐれるんだよ

 

「私もやるわ」

「あれ!ふあふふあになって来た」

ふあふあになればなるほど綺麗な糸が出来るんだ

昔の人はよく考えたですね

「そうだね、こうすればお金を得ることが出来るからではなくて

改良したり発明したりすることで、人類は命を守り

人口を増やしてきたのですよ」

今度出て来たのが糸車である

このハンドルを回すとこの針の先がくるくると回るから

綿が捩れて糸に変わります。

「凸凹の糸ができた」

「あれ!不思議だわ」

そうなんです。綿を捻り引っ張ると糸になって出て来ます

機械は簡単ですが不思議がいっぱいです。

これは道具なんです。生産する為でなく命を守る為の道具だったのです

 

そして、出来上がった糸を使って織物を作ります。

機織り体験が始まりました。

整然とセットされた経糸を交差させて緯糸を通します

一本一本、一段一段と織り込まれていきます

この布を手に入れる為に綿という植物を植えて綿を手に入れて来たのです。

 

織ることの楽しさは織ることで得ることが多い事を人類は知っている

物を得ることが人類は幸せを感じるのは自らの命を守れることだから、

だからと言って他人の物を強奪したり戦争をしてはならない

自ら作り出す人の努力と工夫を知ってほしいと思う

 

一枚のコースターを織り上げるには沢山の人達の研究と努力を

積み重ねて作り上げて来た事を忘れてはならないと思う、

それを知って、未来に向かって新しい文化を作り上げる基礎の種を

一つ一つ植えていけたらと思うのです。

 

そして、コースターが完成しました。

長い時間緊張の連続で、昔からの技術を学んでいただき

さすがに疲れてしまったお二人でしたが作った糸も織り込まれて

見事なコースターが完成しました。

おめでとう御座います。

年末年始のお休みに竹島の手織体験フルコースに参加いただいて

ありがとうございました。


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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