外出規制で家に居る時間が長い
年老いた母が
「コロナで心細いから」
とウクレレとカメラと仕事機材を持って来た。
ところが、浜松へ来てから県境を跨ぐ規制が発せられて
蒲郡へ帰りたくても帰れない事情となり困惑だ。
庭の草も取らなければと作業は始まったが
手元に咲く5mm程の花が気になる
ついにスコップをカメラに持ち替えてしまった。
この花は1cmくらいで
よく見るが名前を知らない
こうしてみると小さいながら
生を次の世代に伝えるために一生懸命だ
これまた小さい花だ
3mm程で
雑草という名の花はないが
これも名を知らない
おー、艶やかな花
この花の色を虫たちはどんな色に見えているのか
相当魅力的な色なのだろう
菖の花だがこの色模様をよく見ると凄い!
こんな色合いを自然が作ったのだ
凄い
信じられない程のグラデーション
見ているうちに花が野獣に見えてしまった
自然の意匠にはとても勝てないな
何十万年と姿を変えつつ今に有り
また未来に変えていく事だろう
いろいろな花があり色がある
物事には原理原則があるが
花にも現存する理由があるのだ
自然のバレリーナ
素敵な衣装で踊る姿は
年に一度の舞台を飾る
私の草取りはちっとも進まない
コロナウイルスもこの花と同じ自然なのか
人間は思いあがった自然に見えてくる