「この原毛を使っても良いですか?」
教室へ通うToshieさんが言ったのは、
私の友達の紡績会社で残った羊毛を倉庫にストックしてあった袋を持ち出して来た。
「アパレルで使うために作った原毛だからお好みに合えば使えるところを選んで
紡いで織ってください」
それからToshieさんは気分の入れ替え時に紡ぎ続けた。
自分好みの原毛を選んでは紡車を操作するToshieさん
その糸を使って経糸を織機に乗せて織り続けている
手紡ぎで色々の原毛をミックスさせて作った糸だけに
ナチョラル感覚満載の素敵な糸がセットされています。
4枚綜絖を使って綾織の組織で織っています。
「私も織りたいなー」
「私の分も残して置いてね」
「良い感じで出来て嬉しいです」
「これはコート生地に使ってもいい感じだね」
「ホームスパンだから最高だね」
織物談義に話が弾むコーヒータイムでした。