竹島クラフトセンターの手織り教室では
生徒で豊川市から通ってくるYamamotoさんが
風通X織り(竹島クラフトセンターでの組織名称)の
マフラーに挑戦している。
先生からこのX織り組織の原理を教わりながらの授業である。
グラフ用紙に糸の上がり下がりを記録しながら組織を作っていく、
「組織図を暗記してもダメだ!」
「なぜこの糸が上がらなければならないか、よく考えてみろ」
「織物の組織には原理原則がある、それを理解するように、
来週までに作って来なさい」
織物設計図を書き上げてから、OKが出て織機の支度が始まる
「経通しも組織の意味を理解して通さないとミスを犯すどころか
織物が出来ないぞ」
と、激しいゲキが飛ぶ中を懸命の作業が続く
『これが完璧に出来ればドビー織機もジャガード織の意匠も企画もできる」
一つ一つの織物組織はコンピュータのプログラムにも似て
経緯のONとOFFの動きが一つをプログラミングしていくが,
新しい組織を考案できる楽しみを教え 残すのが使命であり、
新しい織物を考案し作品として発表できる人材育成が
繊維産地にある教室の存在意味として考えている。