今週の火曜日は蒲郡市立北部小学校で三河木綿の授業に参加しました。
蒲郡市観光商工課の職員の主導により手織場のメンバーと
竹島クラフトセンターのメンバーが共同して授業が始まりました。
三河木綿を種を植えて綿花を採集して、綿を作り、糸を紡ぎ、織物にする
という1年間を通して行う授業です。
綿織物の産地蒲郡市は江戸時代から三河木綿の生産が
盛んに行われて日本有数の綿織物の産地となりました。
歴史を辿れば西暦799年今から1200年以前に三河の海に
棉の種を持った青年が漂着して棉の作付けを教えたのが
日本の綿の歴史の始まりだとされています。
(学校の畑に植えた綿は西尾市の天竹神社由来の三河地綿を植えています)
そんな歴史のある蒲郡市に育った小学生が自分たちの町の
産業文化と歴史に触れて将来の生活の中で小学校での
この授業が役に立つことを期待しています。
綿の種の植え方から生育過程での害虫や天災に対する話を
熱心に聞いてくれました。
綿の種の生命をいただき、芽が出て綿花を採取して
自然の命を生活に取り入れる、
そして、取れた綿の種を来年に蒔けばまた芽が出て糸ができる、
自然サイクルの中で共に生きる意味を学んでいたければ幸いです。
沢山の芽が出てもいずれ一本の棉の木にする選別作業を
しなければなりません、
生命の大切さを教えながら、芽を切る時が来るのだが・・・、
「私たちの命と生活に使うため」
と教えましたがその時、子供達はどう感じるのか知りたいです。