私は仕事(テキスタイルデザイン)を考える時
あるく
部屋の中をうろうろと
だから妻に嫌われる
つまり、私は愚図だから
今日はコロナで休養しすぎた身体を労わるように山を歩く
山ゆりの花
白く可憐にさく山ゆり
旧天竜市の花だから思入れは一通りではない
山での苦楽など解りもしない人達に
山を委ねても解らないのも事実
私も天竜生まれだがこれで良かったのかと
常に感じる大問題
山ゆりを見ると山の奥深さを感じ
山の空気も水も清潔の中に居る
綺麗な空気と水の中にいれば疫病の問題を
忘れてしまいそうだ
しかし 綺麗だ楚々と咲く山ゆり
孤高を感じるその姿に魅入ってしまう
男性はこういう女性に弱いんだな
咲く瞬間を見たことがない
綺麗な花を見つけた
形が良い緑の中に白い花
大きな木に咲く花なのだが
名前がわからない
分からなくても良い
この一瞬が美しいのだから
シダの葉も今が一番美しい
生きるって色を感じる
北八つの苔も美しいが
天竜のシダも今が最高だ
自然はそれぞれが生きる美しさを見せている
互いに脅かすのではなく共生している
花はどこにも無いこの写真、
密はご法度の世の中だがシダの美しさは
集団の繁殖で仲間を守り合う
太古から生き残って来た植物だから密生が
存在の意味があるのだろう、
あら、キノコがある
ハナイグチ?
いや、わからんぞ毒かも知れない
アザミが咲き始めた
富士アザミは巨大で驚くが
この花は可愛く美しいが棘がある
”美しい花には棘がある”
気を付けねば
コロナの時代に野に咲く花を求めて歩く
雑草という名の植物は無いというが
写真でカットして帰ろう
いつも歩く山の道
永遠の登りは無いが
いつかは終わるこの道は私の人生と同じで
このコロナの新時代の下り坂を下っているのか登っているのか
登るのには大変な覚悟が要りそうだ
コロナでコロゲて落ちるのは嫌だから
頑張ろう!
突然ゴーゴーと流れる水の音に驚き
覗き込むと用水の暗渠から水が流れている
ここから畑を潤す大切な水だ
大都会人には水の大切さと実態が分からないことが恐ろしい
おー、花畑だ
高山植物にも負けない花たちだ
そう言えば今年は登山は難しそう
何処かの山へ行ければ幸せ
いろいろあって良い
いろいろ違って良い
それが自然なのだ
調和なのだ
同種が集団に咲く花もあれば
多種共生して咲く花もある
それぞれ生き方を選んでいる
同じ人間なのに差別が生じているのが気がかりだ。
石蕗の葉が輝いている
艶艶しさがヒズルしい?(遠州弁だろ)
金持ちはヒルズ(関係ないだろ)
広い池に出た
満水で美しい
あれ!池に鯉の大群が
私が驚き
鯉も驚く
その水音に私もびっくり
逃げゆく鯉の群れ
白い花が咲いている
今が盛りと咲く花だ
先に写した花の遠望だ
緑の道が続く
私の好きな風景が続く
この緑があればと思うのだが
人間は今、自然の脅威のコロナに怯えている
アルベール カミュの小説[ペスト]のように
絶望の時代の生き方を考えた
コロナと絶望の時代を考えながら歩いていると
こんな写真を写してしまった。
21世紀の今、感染とマスクの時代にいる
過去にこんな風景があっただろうか
人間のなせる技
これも理解しないと・・・
人のいない山中でマスクとは
都会は人間が多すぎる
原因はただそれだけだ。