朝の開講前からお待ちの方から順に綿繰り体験をはじめ、糸作りの手紡ぎの作業に入り
あなただけの糸を紡ぎ機織り作業に入り、柔らかな綿が細く強い糸に変わる様を見て
自然の不思議を学んでいました。
そして次の機織り作業に入ります。
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みかん染めと藍染めの糸を使って10種類のオリジナルのデザインの中から
好きな縞がセットされた織機を選んで機織りが始まります。
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竹島クラフトセンターのスタッフから織機の構造や織物の原理を教わりながら
織り進めていきました。
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初めての体験の人や以前に手織りを学んでいた人もいて、いろいろな質問が出て楽しかったです。
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慎重に織り進むうちに慣れてくると職人のように筬を打つ音が響きます
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それぞれにデザインされた糸の中に最初にご自分で紡いだ三河木綿の糸を
織り込んでいます。
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「蒲郡のみかん染めと自分で紡いだ三河木綿が織れるなんて夢のようです」
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と嬉しいお言葉をいただき嬉しかったです。
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竣成苑の芝生に座ってのランチも美味しく食べ、ピクニック気分を味わい
同じ体験をする仲間としての友情が芽生えていました。
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講座の主題であるペンケースを作る人や織り上がった布をタペストリーに
する人など様々で布作品の多様性を感じていました。
物を作るにはいろいろな制約がありますが、自由に発想して自由に作るのが
クラフトの真髄であると思っている。
三河木綿から発想する新しい織物を作る仲間が一人でも多く出来て、
共に語り合えることが私の願いでもあります。
暮らしの学校[糸から紡ごう!三河木綿の織物体験]講座を終えて、
準備等では大変でしたが これ以上楽しいことはありませんでした。
暮らしの学校のスタッフの皆さん、竹島クラフトセンターのスタッフの皆さん、
大変お世話になりました。
無事終えることができて夢が叶ってよかったです。
ありがとうございました。