「僕も織りたい」
「僕も」
二人の少年が手織体験の申し込みです。
では、好きな色を選んで下さい、
「僕はこの色がいい」
「僕はこの色」
選んだ糸を持って織機に向かう
スタッフから織り方を教わりながらスタートしました。
ワクワクした気持ちとこれから始まる未知に対する不安が
入り混じった体験が始まります。
僕の選んだカラーはイエローだ
「僕の好きな色だから」
自分が選んだ糸からどんな織物が現れるのだろう
「おー、織れて来たぞ」
お父さんも少年も真剣な表情で一本の糸を操っています
「そこはこうして通した方が良いぞ」
言葉を交わしながら一つのものを作り上げていく親子の微笑ましい姿だ
こちらはお母さんが横で見守る中で織っています
一本織るごとに織物が現れて来る
それが自信になって織機を操る行為も無駄のない動きと
落ち着いた表情に自信があふて来ました。
目の前に竹島海岸の絶景を眺めながら三河木綿を織る
広い自然の中で小さなコースターを織っているが
小さな布の中に自分の作品に自信が溢れています。
お父さんも自分で織っている様に息子さんを見守って、
両親の想いも織り込む手織体験になっています。
最後の難題の房作りも無事に終えてコースターが完成しました。
「わーい、出来たよ」
自分で織った世界で一つの自信作です。
「これ僕が織ったんだよ」
得意げな表情でカメラに収まる兄弟でした。
おめでとうございます。