11月7日に亡くなった竹島クラフトセンターの手織講師であった
”鈴木昭子を偲ぶ会”を開く会議が竹島で開かれた。
竹島パルク内の空き店舗で三河木綿を市民に知ってもらい、
体験してもらい、
全国から来る観光客にも三河木綿と蒲郡の繊維産業を
市民にも観光客にも知ってもらおうと
竹島クラフトセンターを開設したのは20年前のことだった。
同時に知ってもらうだけではなくて実際に織ってもらって、
手織体験を通じて完成した作品を竹島土産にお持ち帰りを
提案して実行したのが鈴木昭子である。
今日は20年の間に育った生徒さんが鈴木の訃報を聞いて集まってくれました。
そのTCCの生徒だった人達も、ユニークで素晴らしい実力のメンバーである。
羊毛の紡ぎを習いに長野県の牧場で藁布団で寝泊まりしながら習った人も、
掛川葛布の糸作りに大井川の合宿に出かけ秘儀を学んだ人も、
織物指導者を求めて有名な先生の門を叩き教えを乞う人も、
それぞれ猛者揃いの皆さんは竹島クラフトセンターの宝であり、
鈴木昭子を偲ぶ会を開くメンバーです。
それぞれ家庭生活の中で好きな織物を続けられ、
創作してそれを表すことができる事をよろこび、
自分の作品で自分の身を飾る喜びを得ている実力者の集まりです。
それぞれの胸に生きている鈴木昭子の人間像を偲んで下さいます。
美しい竹島の海を眺めながら昔話と織物談義に花が咲き、
楽しい”偲ぶ会”が出来ることは嬉しい限りです。
いつまでもこの教室を見守っていて下さる事を願っています 合掌