今日は蒲郡市竹島で綿を栽培している蒲郡コットンプロジェクト委員会の畑に行った。
ここは繊維業者が綿花栽培しているのでTCC竹島クラフトセンターも参加している、
綿畑には三敬(株)の社員が綿畑の手入れをしていた。
今年はまだ台風の被害もなく順調に生育している。
「コットンボールに穴があいている物があるけど大丈夫でしょうか」
と、栽培責任者の柘植さんは心配する、
虫に喰われた実は綿が実りにくいがオーガニック栽培だから農薬は使わない。
畑から穴あきのコットンボールを持ち帰り調べてみた。
昔私がこの畑で洋綿を栽培した時も穴あきのコットンボールがあったが、多分カメムシの被害であろうと調べることにした。
カッターで実を切り裂いてみた、虫が喰った穴の周りは糞と思しき茶色の粉がついている。
コットンボールを4分の1に割り裂いていくと、虫がいた!
5mmに満たない虫が動いている
もう一つの穴あきの実からも虫が出てきた
綿畑でカメムシの成虫がいたので多分カメムシの被害と思われる
まだ柔らかいコットンボールの樹液を吸うために穴をあける被害である。
オーガニックコットンを栽培目的にしているので何%かの被害はあると思って
栽培していく決心が問われているのである、自然を根拠にした害虫退治を考えてみようと思った。
綿の木の密集がカメムシ繁殖につながることも考えられるが、
綿を人間が独占してしまわないで、自然との共生が理想と思えないだろうか