メンバーが長野県治部坂高原にある蛇峠山にのぼった。
前回は９月３０日に中央アルプス木曽駒ヶ岳に登頂したが
千畳敷カールでのナナカマドの紅葉は今年は早い冷気に葉が落ちてしまい
紅葉は見られずに終わったが、
今回は標高１６６４mの蛇峠山に決めて登った。
高原施設の管理人から蛇峠山馬の背付近でクマ出没！、の注意を受けて
私達は鈴の音を立てながら慎重に登山を開始した。
治部坂高原駐車場に車を置いて電波塔管理道路を歩く
見事の紅葉に３人の声が上がる
トヨタのログハウスの別荘を眺めながら
別荘地を過ぎて人里から離れて山中に入る
途中で工事の人達にクマの情報を聞く、熊笹の藪漕ぎのある
登山道を避けて車道を登る。
途中数回エネルギー補給とウエアーの調整の休憩をする、
塩羊羹を食べる（これが良く効く）
枯れ落ち葉をガサガサと踏みしめて登山の基本歩行を学びながら登る
美しい紅葉を身体いっぱいに受けて歩くのは楽しい
下山者から頂上は雲の中で視界は０との情報を受けて
クマとの遭遇も恐れて頂上直下の馬の背で昼食をとる
登頂万歳！、雲間から天竜川を眺めたが皆にアルプスは見ることが
できなかった。
帰りも同じ道を下る、カーブミラーの中も紅葉がいっぱい
治部坂まで降ってきてホッと一安心である。
ススキの穂が白く光り
マツムシソウがまだ咲いて迎えてくれた。
紫式部の実が美しい、
以前に登った大川入山を見上げるが雲の中である。
レストランお土産センターで買い物に熱中のメンバー。
鈴の音を立てながらの登山で、下山する人や道路管理の人に
クマの情報を聞きながら注意を配りながらの登山であった。
１０年前には南アルプス南深部の寸又峡から奥の黒法師岳で
クマを目撃したことがあるが、ひたすら山に入らせていただく思いで
鈴を鳴らしながら、互いに存在を意識した中でそっと通り過ぎた
思い出がある。
最近のように人命に被害を及ぼす熊のいる自然と人間の関係に心を痛めている。
