「私はからみ織をやりたいです」
と、前もって指定があったカラミ織り(捩り織り)
の基礎段階から始めてカラミ織り技術を上げてゆく作戦となった。
糸は綿のコーマ糸を立葵を草木染めで染めた糸を使う
立葵は徳川家の家紋にもなっている植物で三河木綿としては理想的だという事で
楽しみな作業が始まった。
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Oguraさんの織機にセットされた整経台で作業は始まった
綿60/2 のコーマ糸を3本合糸した糸を使用しています。
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立葵の微妙にパープルが掛かったグレーが品の良い作品になりそう、
「光沢もあっていい感じの色だわ」
と、やる気満々の作者だから作業も早い
「何本にしようか」
「そうだな、偶数なら何でも割れる本数がいいな」
「そうね432本か288本かな」
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1時間ほどで整経も終わり、筬通しが始まり
綾棒を通して綾を守っています。
(死んでも離すなよ!)
兵隊さんの銃とは違いますがそれほど大切に!
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筬通しも始まったが流石に早い!
1時間半もしないうちにあと少しで終わりそうだ
「この糸通しやすいですよ」
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綾から一本一本抜いては筬に通す
単純な作業だが、糸が素直で作業がし易いと捗るものだ
2時間半程で筬通しも終了した
来週は綜絖通しに入るので織りに入れるかも知れない
作品はカラミ織なので経糸を交差させながら織るのだが、
いつもの織りとは違う楽しみ方ができれば嬉しい