三河湾ケーブルテレビの密着取材も雨で流れて
アトリエにこもり臥雲式紡績機の調整をした。
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今紡いでいるのは三河地綿のカラードコットンである。
ずーっと手紡ぎをしてきた私を魅了したのは、
静岡市の木工職人「木輪」 の春山さんの作ったガラ紡機であった。
昔からのガラ紡機ではなく、新しい機能を取り入れた
紡績機を注文したのだが、第一案のそのアイデアは
現実不可能となり、この新しい臥雲式紡績機を作ってもらった。
この機械は、綿から糸になる過程で微調整が可能にしてある、
綿の種類と綿の出来具合と、打綿の方法で糸の形状と、
番手と強さや軟らかさと膨らみが変るので便利な機械だが、
運転は難しく思う通りの糸が出来るようになるまで
糸の専門家でも3年間悪戦苦闘をした。
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導入して3年経ってようやく今回の全国コットンサミット蒲郡に
出品で来るまでにこぎつけた。
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竹島クラフトセンターの開発したツイーンズコットン・ミカワが
三河の綿花100%で出来るようになった。
アップランド種、伯州綿など和棉、三河地綿とそれぞれ
紡ぎ上がる糸が変わって楽しい。
明日は晴れたら棉畑でテレビ撮影だ。
寝不足がお肌に出たら困るから早く寝ることにしよう
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