竹島クラフトセンターから運動をかねて散歩に出る
芝生も刻々と秋の色に変わっている
今はもう秋誰もいない海
なんて、また歌ってしまった
もう秋なんだ
三河地棉の綿の実ももう終わり
今年の夏は異常な暑さで
綿も狂って二毛作となった不思議
海に出ると秋の日差しが海を照らし
太陽の斜光が光る
今日も夕日が赤い日になるだろう
竹島は光の影となり
紅夕日に照らされて舞台に躍り出る時を待つ
もうすぐ出番ですよ
係の声が聞こえる
もう一人の主役の藤原俊成公も海を眺め
故郷の琵琶湖の竹生島を想う
今年の竣成公の御座の市も開ける時が少なく
世の中も荒れて荒む悲しさが漂う時を過ごした
来年こそ良い年でありますように
竹島橋に佇む女が一人
それは美しい蒲郡の人
静かな波間に浮かぶ竹島橋に
悲しい別れを想い出す
橋のたもとに想いは変わる
ここは竹島
未来に渡る橋と島に希望が満ちる
光と影の向こうにあるのは 大大吉