天井部分に石灰岩があると、このように鍾乳管(ストロー)ができます。
鍾乳石化した地下壕はあちこち見てきましたが、ここが一番美しいです。
地下壕の岩盤に石灰岩が含まれていると、染み出る水の影響で、石灰岩が溶かされていわゆる鍾乳石化するのです。
一般に鍾乳洞ができるには100年単位の長い時間が必要だと思うのですが、戦後80年足らずでこんな風になるのですね。驚きです。
地下壕は、水が染み出やすいため、
このように両側(片側だけもある)に溝を造ることが多いです。
岩肌が褐色な部分は石灰岩です。
石灰岩が多いと鍾乳洞のようになります。
因みに、此処は地下工場です。
小部屋が規則的に続く整然とした地下壕。ここまで丁寧に整形されているのは地質がよいのは勿論ですが、
掘削に従事した海兵たちの心意気でしょうか。
洞窟陣地内に造られた階段。これは狙撃口へ通じる階段です。
一般的に狙撃口は高い場所に設けられるため、このような地下階段が造られるのです。
階段途中の右手に見られる開口部は、弾薬庫又は兵員棲息部への入口です。