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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京都庭園美術館  旧朝香宮邸

2011年07月31日 | アート 建築・庭園

東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸をそのまま美術館として使っている。
朝香宮は1920年代にパリ留学し、交通事故にあって長期間療養していた。 この間、ヨーロッパを席巻したアール・デコ様式の装飾に魅入られ、帰国後に新邸建設にとりかかり、1933年に完成した。







正面からの外観。 最初は古い病院棟のイメージで美的感興が湧きませんでしたが、窓の並びがリズミックで抑制した美を湛えているのが伝わってきました。 


獅子の彫像が、この建物の風格を顕しているようです。







庭からの外観。 広い窓、列柱のテラス、半円形の張り出し小部屋、など邸宅らしい雰囲気。  




ベンチや彫刻など、西洋風の庭


横からの外観。  うーん、やはり病院棟だ。




建物横にあるウッドデッキ。 特に感興なし。




庭への出入り口。木洩れ日の影が壁に映って面白い。




この建物の真骨頂は内装。 正面玄関奥の部屋に飾られている装飾照明台ブルーの窓明かり、壁の木の色、洒落ています。




二階から階段と踊り場を。 今の感覚ではクラシックな美しさですが、建った当時は、さぞモダンだったことでしょう。



二階は宮様のプライベートルームだったとか。 右側に暖炉があります。


2階ホール 

1階から階段を。  写っているのは、当日、招待された方(女性が7~8割)

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東京国立博物館の風景

2011年05月03日 | アート 建築・庭園

5月2日(月) 今年4回目のトーハクに行ってきました。
特別展「写楽」と「手塚治虫のブッダ展」を楽しみました。  こちらについては、別途、紹介したいと思います。
今日は、新緑の博物館風景と建物と、1月30日に行った際の風景などを。
まず、法隆寺宝物館のロビー内から前景を。 現代建築ながら和を意識していることが分かります。
(平成11年 谷口吉生設計で同年度の建築学会賞受賞作品)



矩形の人工池と丸柱が調和。  奥の門は、旧因州池田屋敷表門(黒門)※説明は最後の写真に



人工池の中道から宝物館を



宝物館と表慶館を結ぶ道から宝物館を



表慶館の裏門から。  中央部のツツジの咲いているところから宝物館の横手には、ホテルオークラのレストランがあり、緑豊かなテラスで昼食を楽しめました。



表慶館の裏口からロビーホールを撮影。



ロビーホールの天井。  以前にも撮影しましたが、何度見ても美しい造形です。



本館脇の新緑が美しい。



午後5時前、見学を終えて玄関階段から前庭を撮影。 1月は夕闇だったのに、すっかり初夏の明るさ。



表慶館は明治33年(1900)、皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、明治42年(1909)に開館した、日本ではじめての本格的な美術館。 設計は東宮御所(現在の迎賓館)なども手がけた宮廷建築家の片山東熊。
昭和53年重要文化財に指定。



表慶館と本館
本館は昭和13年(1938)に昭和天皇の即位を記念して開館した。 渡辺仁による設計で平成13年(2001)に重要文化財に指定。 旧本館は明治15年に開館したが大正12年の関東大震災で被災。



次は、今年、1月30日に訪れた時の写真で、アップが遅くなりました。 時間は午後5時頃で、上の写真と一緒です。





黒門と呼ばれる江戸時代の大名屋敷の門。

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旧岩崎邸庭園

2011年02月08日 | アート 建築・庭園

重要文化財 旧岩崎家住宅  
三菱財閥の岩崎家本邸として明治29年に完成。  昔は一万五千坪を越える敷地に二十棟以上の建物があったそうですが、現存するのは洋館、和館、撞球室のみ。 敷地も往時の三分の一ぐらい。 終戦後、GHQに接収されて以降、国有財産に。 現在は東京都の管理。 
ひきも切らず人が訪れています。



館内は撮影禁止のため、庭園に出てからの撮影です。 (トイフォト処理)
和洋折衷の庭園で、芝生の庭が大部分を占める。



和館の廊下続きに日本庭園。 江戸時代は越後高田藩、明治初期は旧舞鶴藩の屋敷であったため、大名庭園の名残が残っている。


藁囲いの花は牡丹の一種で連鶴という種類


広い庭には灯篭などが散らばって置かれ
ています。



撞球室。  スイスの山小屋風の造り。 ビリヤードをやっていたんですね。
洋館とは地下道でつながっている。

岩崎家の残した遺産は、ここと、清澄庭園殿ヶ谷戸庭園そしてまだ行っていない六義園があります。  いずれも超一級の庭園です。 廃れた大名庭園などを買い取り、財閥の本家として贅を尽くした庭園に造り直し、それが巡って一般の人も見れる公園になっているということに文化物の因果を感じます。

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東京国立博物館の庭園 九条館

2010年04月18日 | アート 建築・庭園

庭園シリーズも最後で、公家であった九条家の館です。 摂関家であった九条家ですが、それほど大きくない屋敷でした。





秋と勘違いするような光景。





説明文にあった狩野派による襖絵です。



 





暖かい日和でした。 都心の庭園ですが、来場者のいでたちはピクニック風が多く、最後の桜を楽しんでいました。

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東京国立博物館の庭園 六窓庵 

2010年04月15日 | アート 建築・庭園

三つ目の茶室は六窓庵。  どの茶室も似た感じがします。 



切妻部に「照朗」と書かれた額。  屋根もネットで覆われ、少し興ざめです。



 



 

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東京国立博物館の庭園 転合庵

2010年04月13日 | アート 建築・庭園

小堀遠州の転合庵です。 茶室としては大きい。







 





池側のつくり。



 





池の向こうに博物館と休憩場所があります。 灯篭も年代を感じさせる。



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東京国立博物館の庭園 茶室「春草蘆」 

2010年04月12日 | アート 建築・庭園

国立博物館の庭園には、5棟の茶室があり、茶会や句会に利用されている。
そのため、手入れがされているので、古めかしさはなく、少し肩透かしを食った感じです。





淀川の河川改修工事の際の休憩所が、ここ上野にあるのも不思議な縁でしょうか。
3日前の金曜、土曜には、摂津に行っていて、淀川をモノレールで渡ったばかりで、何故か親近感が。



散った桜の花で花化粧。

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国立近代美術館 工芸館

2010年03月30日 | アート 建築・庭園

国立近代美術館の工芸館を紹介します。
旧近衛師団司令部庁舎を改造したもので写真のとおり、レンガ造りのクラシックなビルです。



場所は、皇居の竹橋を渡ると、近代美術館ビル(写真では北の丸公園と表示)があり、更に西に200mほど行ったところです。



2階が展示場で、階段から2階ロビーを見たもの。



逆に2階ロビー奥の休憩コーナから階段側を見たもの。



展示場内です。 日曜日ですが、人は少ない。



1階の受付(左側)。 なお、近代美術館本館のチケットで工芸館もOKです。



入り口奥から、皇居を眺めたもの。



入り口から竹橋方向を見たもの

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ルノアール展 国立新美術館

2010年02月15日 | アート 建築・庭園

ルノアール 伝統と革新   国立新美術館





2月12日(金) 仕事帰りに六本木の国立新美術館へ。 
美術雑誌を読んで、ちょっと行きたくなったのです。

まず、ブレブレですが美術館の外観です。 (携帯電話で撮影)



左の写真は入り口。  右に進んでいくとルノアール展会場です。 エントランスホールは吹き抜け構造。



右の黒いのはエレベータ、中央の円錐の上はレストランになっていました。
 



明日は気に入った作品を紹介します。

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東京国立博物館の建物内部、外観

2009年12月15日 | アート 建築・庭園

内部の仏像コーナです。  照明も工夫しており、落ち着いた雰囲気で鑑賞できます。



1階ホールと2階鑑賞室への階段。西洋建築ですが、和の雰囲気もあり落ち着いた雰囲気です。



本館と前庭。





本館の外観は、和の様式を取り入れた西洋建築。





これは国立西洋美術館前庭にあるロダンの「カレーの市民」、少し離れたところに地獄門もあるのですが、こちらのほうが私は好きです。







東京国立博物館、長い連載になりました。 素晴らしい作品が多く、実に飽きないところです。



さらに、この本館の日本ギャラリー以外に、平成館(イベント企画もの)、東洋館(休館中)、法隆寺博物館、表慶館(アジアギャラリー)があるのです。 今はまだ無理ですが、落ち着いたらまた、上野にいかなくっちゃ。

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清澄庭園 6

2009年10月02日 | アート 建築・庭園

池をほぼ一周してきました。 

 

振り返ると、傘亭。  もう陽が傾いてきました。 

 

鯉に上目づかいで見られているようで・・・

 

兼六園のイメージと重なる雪見灯篭。

 

大磯渡りに出ました。 バックにはどうしてもビルが写ります。

 

石橋を渡って、出口へ。 子供達が楽しそうにわたっています。

 

 最初に撮ったナツメ石の手水も光が変わっています。   気になる点もありますが、いい庭園でした。

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清澄庭園 5

2009年10月01日 | アート 建築・庭園

花菖蒲田、自由広場を経て、池の南側にでました。

 

鴨が寝ています。 女房も昼寝は得意です。

 

池の西側の小山に傘亭。  その名のとおり。

 

花の名前はわからないのですが小ぶりのピンクの花が、いじらしい。

 

石灯篭と曼珠沙華の間合いがいい。

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清澄庭園 4

2009年09月30日 | アート 建築・庭園

池の南側にある石仏群。  1600年代に造られたものが多い。  バックは富士山と称する築山。

 

涼亭がこんな角度で見えます。 亀と鴨が仲良く甲羅干し。

 

青石が多い。 手前は伊予青石、奥は紀州青石

 

 

花菖蒲田のある広場。

 

黄色い曼珠沙華

 

 

 

 

水路のような池になっている菖蒲田。

 

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清澄庭園 3

2009年09月29日 | アート 建築・庭園

写真左手が涼亭。 グレーの柱の色とか、レンガの基礎とか、?も感じます。

 

池に突き出た中ノ島。

 

中ノ島への橋。    

 

中ノ島に咲いていた萩。

 

中ノ島の突端で鳥に餌をあげているオトウサン。  前に鶴島、奥に涼亭、松の植え込みが、少しうるさい感じ。

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清澄庭園

2009年09月27日 | アート 建築・庭園

新木場から北へ上がって、清澄庭園へ(地下鉄で約10分)
東京駅から真東に約2kmのところに隅田川があり、川から真東に500m行ったところが清澄庭園です。
入口をはいると、ナツメ石の手水鉢。 デザインが和の雰囲気を醸し出す。  

 

はじめに、概要説明の看板を載せます。(見づらいと思いますがご容赦を)

 

全国から、名石を集めて配置しているのも特徴で、当時の三菱財閥の力は相当だったのでしょう。

 

 

池が見えてきました。 いい雰囲気です。

 

これまた名石の「佐渡赤玉石」、佐渡の赤玉地区でしか産出されない貴重な石だとか。

 

石臼型の手水鉢

 

池の傍へやってきました。 

 

本日からテンプレートを変更しています。 ベージュの背景色が気に入りました。

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