光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

仏像 東京国立博物館(2020.8.10)

2020年09月05日 | アート 仏像・仏具

東京国立博物館のシリーズはまだまだ続きます。 汲めども尽きぬ宝の山のトーハク。

今回は、本館1階の彫刻コーナ。

 

この菩薩立像、均整の取れた姿と、アクセサリー?の華やかさが眼を惹きます。

800年前の完成時は、さぞや光輝く姿だったでしょうが、私は古色溢れる今の姿の方がいい。

解説に目と唇に水晶が嵌っていると書かれていますが、よくわかりませんでした。

 

 

この如来像、以前にも紹介しましたが、写真映えするのか、ピンタレストなどに転載されていました。

今回は、照明がさらに改善されていたかな。

重要文化財 木造大日如来坐像  1躯 木造、漆箔 高93.9台座高46.7 
平安時代・11~12世紀  

 

 

 

愛染明王です。 赤い体と憤怒の表情が目立ちます。 頭上は獅子の冠。

愛染明王信仰をウィキペディアから引用します。

”愛染明王信仰は「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染=藍染」と解釈し

染物・織物職人の守護仏としても信仰されている。さらに愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の

信仰対象にもなっている。”

 

 

最後は、文殊菩薩騎獅像及び侍者立像

後ろの壁に映る影も、雰囲気にプラスしています。

 

 

コメント (4)
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東京国立博物館(2012.7.28)  仏像

2012年08月03日 | アート 仏像・仏具

義父が亡くなり、昨日(8月2日)に通夜があり、今日が告別式です。

母の3回忌を終えたばかりですが、夏と冬は弔いの日々が多い年代となりました。

今日は、トーハクの仏像を紹介します。

四天王立像から




四天王の配置はこうなっています。 

 

 

壁に映ったシルエットも面白い。

 

 

 

十一面観音菩薩立像。   昨年の10月7日にも紹介しましたが、照明が異なって、印象も違ってきています。

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東京国立博物館 仏像(2011.1.9撮影)

2011年10月07日 | アート 仏像・仏具

トーハクの作品紹介です。  少し古いのですが今年の1月9日に行った時のものです。
この十一面観音菩薩立像は素晴らしい。  


解説にある面部です。 右側の荒い彫り跡が彫りなおしのあとかと思いますが、それでも全体として気品を感じます。


不動明王。  私の故郷の添田公園にも、このデザインの石造不動明王がありました。




お顔が面白いというかそれほど気高くないのがいい。


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東京国立博物館 仏像、鎮壇具(2010年11月撮影)

2011年07月02日 | アート 仏像・仏具

トーハクで昨年11月20日に撮影したものです。
日光菩薩座像。  月光菩薩とともに薬師如来の脇侍を勤める仏像。
ガンダーラの仏像にくらべ、日本人の顔になっていると思います。
参考として、下の小さな画像に月光菩薩(東京芸大保管)を載せます。 損傷がかなりありますね。


 



毘沙門天立像。 日本的な顔立ち、整ったスタイルでいい作品です。 画家・俳人の川端龍子の寄贈



奈良吉野の修験道で有名。 その本尊である蔵王権現。 銅板にレリーフされ趣があります。
トーハクでは、国宝の線刻蔵王権現像も見れ、さすが国宝と唸らせるものがありますが、残念ながら撮影禁止。



国宝 興福寺金堂鎮壇具  当時の貴重なものが納められた。



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東京国立博物館 法隆寺宝物館 経巻

2011年05月19日 | アート 仏像・仏具

法隆寺宝物館のラストです。
経巻がいくつか展示されていました。



 絵の中に「百済博士・・」は百済から渡来し、儒教や漢字を伝えた「王仁(わに)」のことだろうか?



綺麗なブルーの料紙と、落ち着いた楷書の文字が印象的でした。 



不明門(あかずのもん)は法隆寺の西門(夢殿の前)にあり、推古天皇の勅額がかかっていたとWebには書かれていましたが、写真のように額の台座だけのように見えます。
また、法隆寺の宝物は重要文化財以上に指定されていますが、この勅額はそうした指定もありません。
訳ありの一品でしょうか?

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東京国立博物館 法隆寺宝物館 海磯鏡ほか

2011年05月18日 | アート 仏像・仏具

金工細工の優品を紹介します。
国宝 「海磯鏡」 
海と四方に岩礁、釣り人、鳥など細かく線刻しています。 光明皇后が聖徳太子の命日に法隆寺に納めたもの。



 国宝 「竜首水瓶」
竜の首、胴体部には四頭のペガサス(天馬)が線刻されており、形の優美さなど、まさに名品。
なお、竜の目には緑のガラス玉が。



 国宝 「鵲尾形柄香炉」
聖徳太子の師,慧慈法師所用との寺伝。  造形的にはあまりピンときません。



 国宝「墨台・水滴・匙」
聖徳太子が法華義疏を執筆する際に用いたとの伝承を有する墨台・水滴・匙



 





 



 

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東京国立博物館 法隆寺宝物館 灌頂幡

2011年05月16日 | アート 仏像・仏具

国宝 灌頂幡(かんじょうばん)



幡(ばん)は寺院の堂の内外を飾る荘厳具(しょうごんぐ)の一つで、古代の幡の多くは染織品であった。
この灌頂幡は「法隆寺献納宝物」を代表する名品で、透彫で如来や天人、雲、唐草文などを表した金銅板(銅板に金メッキ)を組み合わせて構成されている。(東京国立博物館の案内から引用)

※灌頂とは頭に水を注ぎ、仏の弟子としてある位に昇ったことを証する儀式。灌頂幡には、灌頂を受けることと同様な功徳があると考えられたのではないか、とされている

これは模造品ですが灌頂幡の雰囲気がわかります。 階段吹き抜け部に吊られている。









本物がこちら。 天蓋部分。 さすがに、金メッキは色褪せています。



吊り下げられている部分の本物です。



左側をアップしました。天女などが透彫りされています。 

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東京国立博物館 法隆寺宝物館 四十八体仏

2011年05月14日 | アート 仏像・仏具

東京国立博物館のシリーズに戻ります。



法隆寺宝物館は明治11年に皇室に献納された約300点の宝物を展示している。 
当時、廃仏毀釈などで法隆寺は経済的に困窮しており、献納と引き換えに1万円が下付された。  寺宝が散逸するのを防ぐ効果があり、その後、曲折を経て、現在はほとんどが東京国立博物館所蔵で展示されている。
写真は今年、1月30日
5月2日に撮りました。

1階の展示場の中、宝石店と見まがうほどの美しい陳列。
四十八体仏という小金銅仏が整然と展示されています。(重要文化財)






部屋が暗いため、ぶれた写真が多かったのですが、いくつかは撮れました。
仏像としては、頭部と体のバランスが悪いものが多く、残念ながら芸術という点では見るべきところは少ない。





飛鳥時代の菩薩半跏像が多い。



この菩薩半跏像は、似たような姿態で2体あり、造形的に、優れている作品でした。


左側のものをアップで撮ったものです。

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東京国立博物館 仏像(2010年9月撮影)

2011年03月17日 | アート 仏像・仏具

昨日、計画停電で晩の6時半から9時前まで停電。
懐中電灯、ロウソク2本、ラジオで薄暗い中を過ごし、ロウソクの明かりの中、夕食をとろうとしたら、電気がつきました。
電気どころか水やガスも使えない被災地を思えば、大したことではありません。 都心も節電で、照明ダウンやエスカレータなどが止まっています。  国民全員で助け合い、乗り切って行くしかありません。  大災難ではありますが、民衆が団結し、節制や、人の温もりの大事さを再確認するいい機会にしたいものです。




さて、昨年9月5日に行った東京国立博物館の作品紹介を続けます。

不遜な表現で申し訳ないのですが、金箔が剥げてパック後の女房の顔に見えました。 



 表情が面白い。



 柔らかな印象の菩薩立像でした。



 一部の飾りなどが亡失していますが、顔の表情が活き活きとしています。





奈良県の当麻時にあった菩薩立像。 こちらも表情がユニーク。



 獅子に乗った文殊菩薩と四人の従者。 異様な雰囲気です。 実際に見た感じはもう少し暗い照明で、迫力を感じました。 トーハクの照明はなかなか素晴らしい。



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東京国立博物館 仏像の道2

2010年09月17日 | アート 仏像・仏具

目にとまった仏像をいくつか紹介します。





仏像というよりこけし人形の趣を感じましたが、素晴らしい芸術作品だと思います。 






表情がとても人間的で楽しくなります。






ふくよかですね。

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東京国立博物館 仏像の道

2010年09月16日 | アート 仏像・仏具

東京国立博物館本館1Fでは、企画展「仏像の道」が展示されています。 
インドから日本に伝わってきた流れを概観しています。  
その会場の雰囲気を撮って見ました。


会場の照明は全体に暗めで、仏像にスポット照明をあて、幻想的な雰囲気を醸し出しています。






仏像は特徴的なものが展示されており、一部、レプリカもあります。

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再び国立博物館 本館7 仏像

2010年06月03日 | アート 仏像・仏具

仏像コーナです。  感心するのは、照明が的確で作品の美しさを浮かび上がらせていることです。
展示に当たって、スタッフの方は相当に苦労していることと思います。



美しい。 ただ、本来は寺院の本尊として信仰されていたと思うが、博物館に来るまでには、さまざまな経緯があったのだろう。



解説の”この像は一体、誰だろう”と投げ出されても困るが、相当な実力者であることは間違いなさそう。
頼朝か北条家の頭領だったのではないかと、勝手に想像。



この釈迦如来の彫像もいい雰囲気を持っている。

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東京国立博物館 仏教美術 守護神 

2009年11月15日 | アート 仏像・仏具

仏を守護する諸天神の像。 三国志に出てくる英雄豪傑とイメージが重なりました。

 

 

十二神将立像。  こちらは表情が人間的です。



団十郎の睨みのような迫力。 髪型が斬新。

コメント (2)
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