東京国立博物館のシリーズはまだまだ続きます。 汲めども尽きぬ宝の山のトーハク。
今回は、本館1階の彫刻コーナ。
この菩薩立像、均整の取れた姿と、アクセサリー?の華やかさが眼を惹きます。
800年前の完成時は、さぞや光輝く姿だったでしょうが、私は古色溢れる今の姿の方がいい。
解説に目と唇に水晶が嵌っていると書かれていますが、よくわかりませんでした。
この如来像、以前にも紹介しましたが、写真映えするのか、ピンタレストなどに転載されていました。
今回は、照明がさらに改善されていたかな。
重要文化財 木造大日如来坐像 1躯 木造、漆箔 高93.9台座高46.7
平安時代・11~12世紀
愛染明王です。 赤い体と憤怒の表情が目立ちます。 頭上は獅子の冠。
愛染明王信仰をウィキペディアから引用します。
”愛染明王信仰は「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染=藍染」と解釈し
染物・織物職人の守護仏としても信仰されている。さらに愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の
信仰対象にもなっている。”
最後は、文殊菩薩騎獅像及び侍者立像
後ろの壁に映る影も、雰囲気にプラスしています。