光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

軽井沢そして東北,アート巡り #5 酒田市 本間美術館

2018年06月14日 | アート 建築・庭園

酒田市の本間美術館に来ました。

昔、聞き習った”本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に”の

日本一 の大地主・本間家が作った美術館です。   本間家が酒田

あったのも初めて知りました。

三井、三菱などの財閥が、コレクションした美術品・庭園を広く公開

しているのと同じ文脈ですが、政治・文化の中心地には敢えて進出せ

ず、地方都市・酒田に根を下ろし続けた本間家の気概を感じました。

この日展示されていた企画展のフライヤーです。

 

 

展示品の撮影は禁止でしたが、下の美術館パンフレットにある庭園と

別邸《清遠閣》を撮ったので紹介します。 

 

 

 

 

 

 鶴舞園です。 程よい大きさで、いい庭園だと思いました。

 

 

庭園と清遠閣の見取り図です。(本間美術館のWebサイトより)

 

 

 

 清遠閣の1階から

 

 

 

 庭の展望が、美しい襖絵のようです。

 一階にも、陶磁器類の展示がありました。(撮影禁止) 日頃、東京国立博物館でみる陶磁器類と遜色ない、いいものが多かった。

 

 

 

階段上り口の天井や欄干彫刻に、繊細な仕事を感じます。

 

本間美術館のWebサイトを見ると、丸窓の襖?が見えるのですが、今は外しているのかな?

 

 

 

 

 二階です。木造建築の良さを感じます。

 

 

 

 二階から見る庭園。 多羅葉樹が傍に植わっています。 

 

 

 

案内してくれた係の方が、多羅葉に書いた文字を見せてくれました。

尖ったもので、この葉の裏面を傷つけると、その部分が黒くなる性質を利用したものだとか。

 

 

 

 

庭園を目一杯に収めました。 晴れていれば、鳥海山が見えるそうだ。

 

 

 

 

 二階の御座所と控えの間。 壁の色や雲のようなデザインが、とてもいい。

 

 

 

 

酒田の迎賓館として使われてきたんだ。

 

 

 

内部の造りの繊細さに唸ります。

 

 

 

 

一枚板のドア。

 

 

 

最後にもう一度庭を。

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「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」展 プレス内覧会

2017年04月28日 | アート 建築・庭園

4月7日(金)、「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」展 プレス内覧会に行ってきました。

フライヤーです。  写真も面白い。


 

フライヤー裏

  

なお、プレス内覧会でしたが、ブロガーも招待ということで、写真撮影の特別許可をいただいています。

 

本展を企画した4人のフランス人の挨拶光景です。

展覧会は、3部構成で、後ろの壁のパネルが、第1章「昨日の家」の展示。

 

 

「昨日の家」では、14件の展示がありましたが、その中から旧吉屋信子邸をピックアップします。

 

 

この居間がいい感じです。 天井の交差模様、円いライト、柱や障子の直線が心地よいハーモニーを奏でる。

 

 

 

 もう一つ 

 

 

第2章は「東京の家」なのですが、展示順序は第3章「今の家」だったので「今の家」からピックアップして紹介します。

まずは”鉄の家”

有名な隈研吾の設計。  注文主は隈氏とは、大学の同級生の間柄とかで、鉄道ファンの大学教授です。

 

パネル右のキャプションを拡大。 住み手と建築家の思いなどがよくわかります。

 

 

写真部分を少し拡大。  

 デザインと生活しやすさが両立した素晴らしい住宅。

 

 

 

 

 カタ邸  加茂紀和子+マニュエル・タルディッツ

 建物内部は、コンクリート打ちっぱなし、エアコンなしで生活! 

 

写真を見ると旦那さんは外人の方だなと会場では、それしか考えませんでしたが、この記事の編集で住み手・建築家の名前をよく見ると、

本展の企画者の一人、タルディッツさんでした。

 

 

 

第2章 東京の家

36点の家の写真があり、建物だけではなく、周囲の情景も映っていて、面白く見れました。

 

 

幾つかをピックアップ。

 

 

 

 潜水艦の艦橋のような形。  反対側が気になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 ”梅林の家”   妹島和世さん設計の家です。 妹島さんは、この作品でベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞しています。

また、建築界のノーベル賞に相当するプリツカー賞も受賞している、日本を代表する女性建築家。

 

さて、写真では、屋上の緑ぐらいしかパッとしないので、Webから家の内部がわかるイラストを転載します。

新建築「住宅特集」2009年5月号   「過激、ではありません」という表題のついた記事のイラスト部分です。

 ※ このイラストは展覧会場にはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 強度設計はOKなのでしょうが、見るからに不安を感じる建物には入りたくない。

 

 

 

 

 

 

最後に、ゲストアーティストの絵画作品を  この距離ではわからない、絵の緻密さです。

 

 

 

 

左端の部分の拡大です。  ウーン

 

 

 

 美術館では珍しい建築・住まい関係の展示でした。 

最初の館長のあいさつで、年4回の企画展のうち1回は、リビングに関したものにしているとのこと。

そういえば、過去に「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展、「二川幸夫・建築写真の原点

日本の民家 1955年」展を見ましたが、そういう流れだったのですね。

(この汐留ミュージアムのあるビルは、パナソニックのリビング事業の拠点の一つです。)

面白い展示会でした。

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鎌倉近代美術館 最後の展覧会

2016年08月20日 | アート 建築・庭園

 今年(2016年)1月23日に行った鎌倉近代美術館の、かなり遅いアップです。
正式名称は神奈川県立近代美術館 鎌倉館(略称 カマキン)といい、行った日の1週間後、閉館と
なりました。

 入口に掲げられたパネル写真、1951年の開館当時のもの。
1951年といえば、私の生まれた年だ。

 当時の建築としては、モダンだった。

 

 

 展覧会看板は、古賀春江と松本俊介の作品がメインヴィジュアル

 

 

 

 鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮境内に建つ鎌倉館は、日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館。

設計は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエの愛弟子、坂倉準三(1901-1969)によるもの。

師のル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館が、このほど世界遺産に決定、そういえば、両方の

美術館には共通するものを感じます。

調べると、「無限発展の美術館」という師が打ち出したコンセプトにもとづいて、両美術館は設計さ

れていました。

 

 

 

築後、65年となり鶴岡八幡宮との土地賃借契約満了で、閉館となったもの。
当初は、契約通り、更地にして返還する予定だったらしいが、各方面からの
要望で、耐震補強をして保存することが決まったとのこと。

 

 

 展示を見終えて、2階から庭園を撮影。

 

 

 

 

 

 

 1階から、別棟方向を撮影。 八幡宮の鳥居なども見えます。

 

 

桂離宮のような、建物と庭園との関係を研究した成果が反映されています。

  

 

 

展示のほうは、松本俊介の《立てる像》が素晴らしかった。 館内は撮影禁止でしたので公式Webサイトから


 

 

 

 

 

 

 

 

松本俊介 《立てる像》  1942年 油彩、キャンバス

  

 

 

 

 

 


 

古賀春江 《窓外の化粧》 1930年 油彩、カンヴァス

 

 

 

 

 

 

村山知義 《美しき少女等に捧ぐ》 1923年頃 油彩、布、カンヴァス

 

 

 

 

 

 

300㎥ほど離れた場所にある鎌倉別館は工芸と現代美術を展示。

 

 

 1984年に開館

 

 

 住宅地のなかにあり、庭には彫刻が置かれています。

 

 

展示作品は撮影禁止だったので、Webサイトから 

岡崎和郎 《三種の心器》 2004年
岩田藤七 《ガラス鉢・長崎を偲ぶ》 1971年 ガラス
吉村弘 《トイピアノ》 1973年頃 ミクストメディア 
川上邦世 《三味線弾き》 1920年頃 木 
八木一夫 《作品》 1963年 陶土 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月日の経つのは早いもの、このブログも開設して3000日を過ぎました。

カマキンのように閉じられる日もくるでしょうが、刻んだ美しい思い出を少しでも残したいものです。

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トーハクの秋

2015年12月06日 | アート 建築・庭園

東京国立博物館に12月5日(土)行ってきました。

秋の庭園開放の終了前日で、さすがに紅葉が見事。  午後1時15分撮影。 以下順番に

 

 

鴨と池面の反射が面白い。

 

 

 

 

 

 

 

グリコのポーズを思い出す。

 

 

灯篭も由緒あるものだと思いますが、調べていません。

 

 

紅葉と緑と白い壁面,トーハクの秋の庭園の美しさ。

 

 

 

観光地の絵ハガキのようで、気が引けるところがあるのですが. 無修正の写真。  午後1時24分

 

 

 

ススキも線香花火のようで美しい。

 

 

 

 

 

午後1時28分

 

 

 

 

上の写真のあと、本館で作品鑑賞、途中、バルコニーで撮ったもの。  午後2時56分

 

 

 

その後、東洋館で鑑賞し東洋館を出たところで。   午後4時5分。

 

 

この間までBVLGARI展をやっていた表慶館と空。

 

 

 

トーハクの門前から撮影。  目に鮮やかな秋の一日。  午後4時8分。

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博物館でお花見(2015.4.4)

2015年04月05日 | アート 建築・庭園

定番の桜のもう一つ、東京国立博物館へお花見です。

今年も、庭園のバルコニー横の桜が見事でした。 葉っぱの緑がフレッシュな気持ちにさせます。

 

 

左のバルコニーとはこんな位置関係になります。  

 

 

バルコニーの中は、朝方の雨のため、入れませんでしたが、バルコニー階段を上って、撮影しました。 

 

 

池の向こうの庵では茶席が開かれていました。

 

 

右手のピンクの桜は満開。 でも庭園の池の緑には、青葉を伴ったこの桜が似合います。

 

 

多くの人が撮影しています。

 

 

外国人の方も目立ったですね。

 

 

少し、ハイキーに仕上げました。

 

 

さて、茶席のほうは、どの庵もフルに使われていました。  「春草蘆」にて

 

 

転合庵かな

 

 

六窓庵

 

 

九条館

 

 

こちらは、東博の帰りに上野公園の噴水前広場で開かれていたイベントの一つ、ハクビ京都着物学院のデモ。 たまたま通りがかりで撮影。

 

 

こちらの方が着物が似合う顔立ちでしたので、アップで撮影。 

 

テント小屋が並んで、名産品が並んでいました。  そうそう、上野公園の花見客目当ての企画ですね。

東京芸大もテント小屋を出して、手作りアクセサリーなどを販売、アートも儲けなければやっていけないのは事実ですが。

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「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展

2014年09月22日 | アート 建築・庭園

9月17日(水)「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展のブロガーナイトに行ってきました。

それまで、展示会は知っていましたが、建物は展示できないのに、どうするのだろうという程度の薄い

関心しかありませんでした。

(場所:パナソニック汐留ミュージアム、写真撮影は特別に許可を得て撮ったものです。)

 

まず、ピエール・シャローの略歴。

 

 

シャローは、家具やインテリアデのザイナーとして出発しています。

 

 

最初に家具のコーナがあります。 中央のフロアスタンドは、国立近代美術館 工芸館で見たもので懐かしい。 その時は、シャローの名前は

知らなかったのですが、デザインは面白いと思いました。

 

 

シャローがスケッチした家具。  扇形で開閉する構造が好みだった。

 

 

 

化粧台とスツール。 アールデコ風の洗練されたデザインですが、女性からみた使い勝手はどうなんだろう?

 

 

今のPCデスク風の机。  90年前は、前衛的なデザインだったでしょう。

 

 

 一本足で底に鉄球が付いていて、動かしやすい構造。

 

 

 展示会場

 

 

 

 シャローが有名になったのは、アール・デコ博から。 日本でアール・デコを体現したような旧朝香宮邸の紹介記事で触れています。

 

 

 シャローが担当した「フランスの大使の館」より

 

 

 執務室の写真を見て、旧朝香宮邸の殿下書斎が似ていることに気づきました。  

旧朝香宮邸は昭和8年(1933)に竣工しています。 朝香宮夫妻もアール・デコ博を見て、アール・デコ風の自邸を

つくられた・・・・シャローのデザインの影響力を感じました。  そういえば、今日のニュースで旧朝香宮邸(現東京都

庭園美術館)が、創建当時の内装にリニューアルされて、11月22日にオープンするとか。 必見ですね。

 

 

 外壁のデザインにもユニークさがでています。

 

 

 

 シャローの自宅サロン。  当時としては前衛的なアートが飾られています。

 

 

 

 シャローを建築家として後世に名前を刻んだのが、このガラスの家。

 

 

 

スライドショーでガラスの家を紹介していたので撮りました。  日本の障子のイメージがあったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上、規模は比較的に小さいのですが、担当学芸員が、懸命に集めた作品は楽しめるものでした。 

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東京国立博物館 法隆寺宝物館

2014年09月06日 | アート 建築・庭園

東京国立博物館 法隆寺宝物館については、以前にも建物や内部の展示紹介をしていますが

全体としての雰囲気を伝えたいと思っていて、今年(2014年)トーハクに行った際、意識

して撮っていました。  遅くなりましたが、改めて紹介したいと思います。

2014年4月6日、桜は散った頃になります。  11時過ぎに正面左から。

 

 

同じアングルで2014年1月11日、16時頃。

 

正面、庇に映る池の反射。

 

 

入口を入ったところ(3階から)

 

 

1階、前室には国宝の灌頂幡

 

 

階段の吹き抜け部に、灌頂幡のレプリカが吊り下げられています。

 

 

1階の48体仏は、展示は美しいのですが、中の仏像のアート度合はいまいちです。 部屋が暗くて厳かな感じがします。

 

 

回りの展示ケースの仏具等。

 

 

左手、中央のショウケースに国宝が並んでいます。

 

 

その一つ、国宝 「竜首水瓶」

 

 

奥のフロアでは伎楽面の展示。

 

 

このフロアは展示替えがよく行われており、下の写真は、2014年1月11日に撮った、重要文化財 聖徳太子絵伝(写真右側)

 

 

 

この宝物館の建築の特徴は格子。 モダンななかに和の雰囲気を感じる所以。 4月6日、11時半、3階から表慶館を見たもの。

 

 

同じ場所から、2014年1月11日、16時頃

 

 

3階から、中2階の資料室を眺めた写真。

 

 

 

 

 

資料室奥から

 

 

空間をたっぷりとった資料室です。

 

 

資料室ラウンジからみた外景

 

 

資料室から1階に降りると、ホテルオークラ直営のレストランがあります。

 

 

お値段はそれなりにするのですが、雰囲気良く食べられます。

 

以上、展示はもう観ることはないと思いますが、建物の雰囲気や食事目的で、また訪れることでしょう。

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彦根城 表御殿 喫茶店内

2013年08月07日 | アート 建築・庭園

彦根城の表御殿の紹介です。

藩政の庁舎としての表向き(現在は博物館)と、藩主が日常生活を行う奥向きの二つで構成されている。

 

写真(再掲)は、中央の建物が表向きとなり現在は、博物館や奥向きの玄関。

 

 

なお、表御殿で、当時の建物が残っているのは能舞台だけで、ほかはすべて復元再建されたもの。

能舞台も、明治になって一旦、寺に移築され、その後、こちらに戻ってきている。 

 

 江戸城本丸の御殿にも能舞台があり、武家の生活に、能が深く入り込んでいたのがわかります。

 

舞台の屋根越しに見えるのは、本丸の石垣です。

 

 

御殿の半分を占める奥向きです。  トルコのトプカピ宮殿も、政庁とハーレムが続いていました。

下の説明文の右端が切れてすみません。

 

藩主の茶室にあたる天光室。

 

 

御座之御間

 

御座之御間の縁側から見た天光室と庭。

 

寝室

 

 

階段を上る高御廊下(たかおんろうか)。  この先は、奥座敷になります。

 

 

 藩主のくつろぎの間「御亭(おちん)」

 

 

  

 

 

西円寺壁と庭。

 

  

玄関に戻る途中に展示がありました。

 

 

 井伊直弼の書状

  

 

 

 

彦根城を見終えると、昼過ぎになっており 、城近くの蕎麦屋「鶴亀庵」でざるをいただき、その2階にある喫茶「虎徹」へ。  鶴亀庵で食事をすると飲み物が半額になる

のと、グレゴリオ聖歌が響く喫茶という宣伝文句に魅かれて。 

 

窓の外は彦根城の南側の石垣。     

 

グレゴリオ聖歌の音量は小さかったのですが、厳かで透き通った雰囲気を醸し出していました。   スピーカは天井と壁に。  懐かしいヤマハのスピーカーだった。

 

コーヒーと一緒にいただいたのは、リンゴアイス。  

 

喫茶店をでると、強い雨に変わっていました。   天守閣を遠望しながら、タクシーに乗り、母の墓参へ急ぎました。

 

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東京国立博物館 春の庭園開放

2013年03月10日 | アート 建築・庭園

3月9日(土)トーハクに行ってきました。  今年に入って四回目になります。

ちょうど、春の庭園開放の初日で、ミュージアムシアターの開始待ち時間の間に散策してきました。

本館右の庭園入口に紅白の梅が満開。    (今回はカメラのイラスト風フィルタ処理を多用しています。)

 

茶室「転合庵」の庭から本館を。   天気は4月中旬の暖かさでしたが、さすがに桜はまだです。

 

「転合庵」です。  3年前の4月に訪れた時は桜は満開でした。

 

隣の六窓庵に行く途中で

 

朝、10時半頃、入園者もちチラリホラリです。

 

六窓庵です。   緑の苔と竹垣がいい感じです。

 

 

こちらの建物は水屋、寄付、腰掛になり、明治14年に増築されたものです。

 

 

 

手水鉢の雰囲気もいい。

 

 

六窓庵のトーハク公式サイトの説明を以下に引用します。

慶安年間(17世紀中頃)に奈良の興福寺慈眼院(じげんいん)に建てられた金森宗和(かなもりそうわ 1584~1656)好みの茶室。もとは興福寺大乗院 内にあり現在奈良国立博物館に移された八窓庵、東大寺塔頭四聖房の隠岐録(おきろく)とともに大和の三茶室といわれました。明治8年(1875)に博物館 が購入、解体輸送中に伊豆で船が難破しましたが、幸い材は流失をまぬがれて明治10年に当館に移築されました。その後、第二次大戦中再び解体され疎開しま したが、昭和22年(1947)9月、数寄屋の名工木村清兵衛により現在の位置に再建されたものです。水屋、寄付、腰掛などは明治14年に古筆了仲(こひ つりょうちゅう)によって設計、増築されたものです。にじり口にある手水鉢(ちょうずばち)は四方仏水盤といわれる形式のもので、延長3年(925)関白 藤原忠平が建立した山城国法性寺の石塔のひとつでした。その後、銀閣寺を経て所有者がいく人か変わり、明治18年に博物館の所有になりました。

 

池を巡って本館横に。   コーヒー軽食の移動販売車とお客。  飲みたかったのですが我慢して、ミュージアムシアターに向かいます。

 

庭園入口に戻ってきました。  最初に紹介した梅が左に見えます。

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国立科学博物館 上野本館の建物

2013年02月06日 | アート 建築・庭園

昨年12月6日にチョコレート展などを見た折に撮った、日本館のドーム天井や階段付近です。

この建物の由来などを国立科学博物館の公式サイトから以下に引用します。

「日本館(旧本館)は、昭和5(1930)年に文部省の設計により、ネオ・ルネサンス様式を基調として建設された重厚な建物で、平成20年には国の重要文化財として指定されました。

・建物を上空から見ると、当時最先端の科学技術の象徴であった飛行機の形をしています。
・平成16年から耐震補強、展示改修を行い、平成19年4月にリニューアルオープンしました。
・展示のテーマは「日本列島の自然と私たち」で、日本列島の自然と生い立ち、そこに暮らす生き物たちの進化、日本人の形成過程、そして私たちと自然のかかわりの歴史が展示されています。」
 
ステンドグラスと吊りランプが雰囲気を醸し出します。

 

3階の廊下からみた天井

 

あちこちにステンドガラスがあります。  右側のパイプ柱は耐震補強の産物でしょうか。

 

階段と展示室

 

階段の踊り場のステンドグラス。

 

階段の手すり越しに見た博物館のシロナガスクジラの像の一部。

 

1階のラウンジから見た天井。   東京駅のドーム天井に比べると、クールで、均整のとれたデザイン。 展示もいいけど建物も面白い博物館です。

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東京国立博物館  本館のインテリア

2012年09月01日 | アート 建築・庭園

トーハクの本館インテリアを紹介します。
洒落たインテリアが見られるのは、本館1階の休憩コーナです。

天井の灯が、シックでいいですね。

 

壁の模様がまたいい。  この記事をまとめていて気がついたのですが、左と中央の2箇所にある雪の結晶のようなマーク、あちこちで出てきます。
本館の統一シンボルマークとして使っているような気がします。

 

壁と照明を撮ったものが、2011.1.9のブログ記事にありました。(ブログの説明は2階と書いていますが1階の間違いです)

 

反対の窓側を撮ったもの。  この写真は2012.4.9に撮ったもので、外の光景に露出を合わせたため、補正をかけて壁の模様を明るくしました。

 

この写真も2011.1.9に紹介したもので、2階の休憩コーナ。(ブログの説明では1階となっていますが間違いでした)

1階とは違うインテリアになっています。  ドア中央部には例のデザインが。

 

替わって、5月19日に撮影した貴賓室の写真です。  往時は帝室博物館として、皇室の付属博物館だったため、このような部屋が用意されているのでしょう。

 
天井灯はガラスのレリーフ

 

玄関ホールの階段。 踊り場の時計に例のデザイン

 

 玄関脇の元入場券売り場でしょうか

 

 玄関中央の柱に例のデザインの飾り板?

もっとさがせば、いろんなインテリアが見つかるかもしれませんが今回はここまで。

 

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六義園 ラスト

2012年07月01日 | アート 建築・庭園

 内庭大門近くの雪見灯篭。   傘の大きい雪見型の灯篭は、池面を照らす灯篭として水際に置かれるものが多い。
 

 

大門近くに、茶室が二つあります。   その一つ、「心泉亭」。  灯りがついていて、茶会でもしているのでしょうか。

 

心泉亭から池に戻ります。  玉藻磯が見えてきました。

 

妹山・背山の正面となります。

 

 

柳沢吉保が晩年を過ごした六義園の館が近くに建っていたようだ。    吉保が実際に和歌の浦に行ったことがあるのか不明ですが、幕府の実力者がつくった自作の庭園、楽しい日々を送ったことでしょう。  

 

少し歩くと、池の中央に蓬莱島。  向こうには舟屋も

 

石灯篭の少し先は、指南岡(しるべのおか)。  石柱には当て字で「志るへの岡」と書かれています。  こんもりとした1mほどの高さの盛り土です。

 

滝の茶屋に向かう途中は木立に覆われて薄暗い。  そのなかにアジサイが目立ちます。

 

 

 

滝の茶屋。   スクリーンをみるような感じで撮りました。

 

凝った石組です。  滝ははっきりとはわかりません。

 

下流方向。

 

石樋が使われています。  橋は千鳥橋。

 

水分石などの説明板があるのですが、よくわかりませんでした。

 

 

滝を越して、山景色の道に入ると、道の分岐点に「尋芳径」などと、書かれています。   いろいろと見立てるものです。

 

「尋芳径」を1,2分歩くと、吟花亭跡に。

 

基礎部分しか残っていません。

 

 

花も今の時期はアジサイだけです。

 

さらに進むと、「水香江」と「芙蓉橋」の説明板。  昔の方は、香りにこだわりがありますね。

 

水香江と思われる、ちょっとした窪み。  土で埋まっています。

 

下に見える「芙蓉橋」も橋の下が埋まっています。

 

下流側。  池面が少し見えます。

 

芙蓉橋から少し上ると「つつじ茶屋」があります。

 

風情はあるのですが、今にも倒れそうな感じ。

 

 

下から眺めた茶屋。  紅葉シーズンも良さそうです。

 

 

白鶴橋が見えます。  やっと一周してきました。

六義園は、五代将軍徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保が、精魂こめてつくった庭園。  将軍も何十回と訪れたようだ。

幸い、江戸時代の大火や関東大震災、空襲などの被害も受けず、当時の面影を偲ぶことができる、大都会のなかのオアシスとなっている。

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六義園 #4

2012年06月30日 | アート 建築・庭園

今日は、出汐湊の紹介から。

 

蔵の前の休憩場所から出汐湊を。  

 

湊と見立てた場所から。  妹山、背山と見立てた中ノ島

 

田鶴橋です。  木橋がいい。

 

 

 

吹上浜方向

 

字が小さくて読みづらいのですが、こうした説明板も親切です。

 

さて、蔵の後ろを通って、しだれ桜へ向かいます。

 

枝ぶりが見事なしだれ桜です。  かってこのあたりに岩崎邸があった。

 

周りにはアジサイが咲いています。

 

井戸も所々にあります。  池の水は地下水をくみ上げて供給しているとのこと。  

 

アジサイの花も大きいと、地面までしだれて 、地面に咲いているかのようです。

 

内庭大門です。 

 

 

 

門前のアジサイが雨上がりで、しっとりとしていました。

 

新脩六義園碑。  碑面には六義園八景の名称が彫られています。

 

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六義園 #3

2012年06月28日 | アート 建築・庭園

藤代峠から渡月橋、田鶴橋方面を歩きます。

 

紀ノ川に見立てた眺め。

 

渡月橋。  これは京、嵐山の渡月橋に見立てたのかな?

 

食い違いの石橋で面白い形をしています。

 

田鶴橋。  この橋は通行不可で向こうの妹山、背山がある中ノ島には渡れません。

 

 

 

橋のたもとの草花と岩肌。   渓谷で見かける景色です。

 

休憩所に行く途中で見かけた、一輪だけ、大きな花が咲いていた木。  後で調べると、タイザンボクというモクレン科の木でした。

 

休憩所の向かいにある、土蔵。  たぶん岩崎家所有のときにつくられたものでしょう。

 

土蔵の裏側です。  井戸とアジサイ。

 

この土蔵の説明はありませんでしたが、雰囲気のいい光景をつくっています。

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六義園 #2

2012年06月27日 | アート 建築・庭園

吹上に向かう途中の白鶴橋から池を見たもの


同じ場所から、右側をズームで

 

庭園全体が和歌山県の和歌の浦を、模したものなのになっていて、その地名が用いられている。


池すれすれに枝を垂れさせている。   

 

 

吹上茶屋で抹茶をいただきました。

 

対岸から茶屋を。   手前の岩は蓬莱島と名づけられています。

 

和歌の浦は行ったことはあるのですが、藤代峠は知らなかった。

 

藤代峠の上から。

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